2026-06-29 23:00

日向坂46小坂菜緒「今でもプレッシャーは抜けずにいる」 “グループの顔”として歩んだ9年を振り返る

日向坂46の小坂菜緒がパーソナリティを務める『SONY SONPO QUEST FOR THE FUTURE』(J-WAVE)。6月26日の放送では、グループ加入から8月で丸9年となる小坂が、けやき坂46(現・日向坂46)加入当時の心境と、日向坂46がひとつのグループとして団結する過程で自らに課し続けたプレッシャーについて明かした。

2017年にけやき坂46に二期生として加入してから8月で丸9年になることを、リスナーからのメールをきっかけに改めて意識した小坂。当時14歳で加入し、欅坂46(現・櫻坂46)の妹グループであるけやき坂46として約2年、2019年の改名後は日向坂46のメンバーとして約7年間活動してきた彼女は、「体感5年です」と最前線で駆け抜けた日々を振り返った。

けやき坂46と日向坂46、ふたつのグループを経験した小坂は、それぞれの時期で心境が異なったと語る。けやき坂46加入当初は、「憧れの先輩と一緒に活動できる嬉しさ」「自分が憧れていたアイドルの道を叶えられた、という喜び」といったポジティブな感情が先行していた。一期生・佐々木美玲のパフォーマンスに目を奪われ、憧れを抱いた彼女にとって、けやき坂46での日々は新鮮なことばかりで、楽しさに満ちていたという。

しかし、そんなポジティブな感情は一変する。けやき坂46の1stアルバム『走り出す瞬間』のリリースを機に、「嬉しいとか喜びとかで生きていける世界ではない」と強く感じたという小坂。妹グループの枠組みを超え、ひとつのグループとして出来上がっていく過程に、「怖さ」を覚えた彼女の意識をさらに変えたのが、日向坂46への改名と、1stシングル『キュン』のセンター抜擢だった。 

日向坂46として0から再スタートを切ったことで、「意識が全て変わった」と小坂は言う。「自分が日向坂の顔にならなきゃいけない」「自分の印象で、日向坂のイメージが決まってしまうかもしれない」━━当時まだ16歳の彼女は、自らにプレッシャーをかける、という選択肢をとった。2019年の1stシングル『キュン』から最新の17thシングル『Kind of love』まで。休養を挟みながらも、最前線に立ち続けた彼女は、「今も(プレッシャーは)抜けずに残っている。抜けないでくれてありがとう」と感謝の言葉を口にしていた。自ら課した重圧こそが、現在の日向坂46・小坂菜緒を作り上げていた。

「グループの先頭に立つことが多かった」「自分の全てが日向坂に関わる、その意識を持ち続けた」。小坂の力強い言葉たちは、日向坂46の計17枚のシングルのうち、Wセンターを含む8作で、表題曲の最前列中心に立ってきた実績が、確かな説得力を与えている。後輩が増え、新たなグループ像を示す時期に、覚悟を持って、グループの黎明期から引っ張ってきた小坂がいるのは、何よりも心強いだろう。シングル活動やライブパフォーマンスだけではない。冠番組『日向坂で会いましょう』では、舞台裏で後輩と積極的にコミュニケーションを取ったことを明かし、富田鈴花や松田好花などの同期のバラエティ担当が卒業する中、無茶振りをこなす場面も増えた。5月3日放送の『坂井新奈の公式お姉ちゃんを決めましょう!!』回では、「みんなのお姉ちゃんでいます」というコメントを残すと、後輩たちからは歓声が上がっていた。

ラジオの最後に小坂は、自分の一挙手一投足が日向坂46のイメージ形成に繋がっていることに対し、「苦じゃない。(その意識のおかげで)アイドルの小坂菜緒ができている」と言い切っていた。強い覚悟を持って歩んできた小坂菜緒の足跡は、けやき坂46から日向坂46へと続く歴史の中に確かに刻まれている。

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