日向坂46 小坂菜緒インタビュー|「託される立場」となった彼女に起きた変化とは?

撮影/神藤剛
2026年8月に加入9周年を迎える、日向坂46の二期生・小坂菜緒。加入当初からエースとしてグループを代表する機会が多かった彼女が、先輩や頼れる同期が卒業し、そして彼女の後ろに多くの後輩が集まったこのタイミングで語る思いとは━━。
親愛なる隣人
──撮影中もその合間も、本当に楽しそうに笑っている姿が印象的でした。
小坂菜緒:とても楽しかったです! 撮影の雰囲気も楽しかったですし、久しぶりに熱海に来たということもあって。
──以前の熱海には仕事で?
小坂菜緒:お仕事で来たこともあるんですけど、プライベートでも数回あります。ちょうど私が休業する前だったかな? 卒業生の渡邉美穂と来たことがあるんです。渡邉が熱海の花火が見たいって言い出して。本人が行きたかったのもそうだけど、私のことを元気づけようという気持ちでもあったと思います。
──実際に元気になれた?
小坂菜緒:なれました。もともと海に行くのが好きですし、2人で海辺に並んで波の音を聞いて、花火を見て。なかなかできない経験でしたし、鮮明に記憶に残っています。
──そんな思い出がある熱海で、花火をモチーフにした部屋で花火を描いた壁紙をバックに撮影もして。
小坂菜緒:運命だなって思いました。
──そんな小坂さんですが、今年の8月で加入9周年を迎えます。加入当初と活動に対する向き合い方は変わってきましたか?
小坂菜緒:活動に対する意識は、昔から変わってないです。一つひとつを大事にしていくというか。加入当時からグループを代表して何かをさせていただくことも多かったので、そこで自分の魅力を伝えつつ、そこから日向坂46を知ってもらいたい。そのためにも、常に100点を出したい。ずっとそういう気持ちで活動させていただいています。
──最初からプロフェッショナルというか。
小坂菜緒:自分を見てもらうことでグループの印象が決まることがあるという考えでずっと活動してきましたし、そのために最高の自分を見てもらおうという意識が続いています。
──ずっと変わらない部分がある一方、変化した面もあると思います。
小坂菜緒:二期生として加入したときは最年少組でしたし、ここでは先輩を頼ればいい、この活動は同期の年上メンバーを頼ればいいという感覚があったんです。でも、一期生の先輩が卒業して、頼れる同期も卒業していって、みんなが残していったものを託される立場にだんだんなって。そこからは、「なんでも任せてよ!」って言えるようにならなくちゃいけない、小坂に任せれば大丈夫って思ってもらえるように、強い心で居続ける。そう考えるようになったのは変化だと思います。
──そう考えるようになり、実際になれた?
小坂菜緒:自分では正直わからないんですけど、今年の『ひな誕祭』で私と金村(美玖)が引っ張っていくような演出があったり、MVの撮影で「(表現が)安定してる」という言葉をスタッフさんからいただいたりすると、グループの力になれているのかな、任せて大丈夫だって思ってもらえてるかなって、ちょっと安心できます。
──ほかにも誰かの言葉から力をもらったりしていますか?
小坂菜緒:後輩ですけど、三期生の髙橋未来虹とは「あなたじゃなきゃできないんだから!」って、いつも言ってくれます。『Love yourself!』のMV撮影中に、自分がイメージしている表現をなかなか出せなくて、自信をなくしてしまったことがあったんです。監督が言っていることは理解できているけど、それがうまく表現できなくて。そのときに、「この曲のセンターは、あなたにしかできないんだから!」って未来虹が言ってくれました。未来虹だけじゃなくて、ほかの三期生も「これはお姉さんたちにしかできないんです!」って言ってくれるんですけど、そう言われると頼りにされているんだなって思うし、期待してくれている後輩がいるんだなって実感するだけでも、先輩として頑張らなきゃなって気持ちになります。
──未来虹さんが、小坂さんのブログをスクショしている話は知ってますか?
小坂菜緒:え? ブログをスクショしてる?
──今年のBUBKA3月号に掲載されたインタビューで本人が話してくれたんですが、キャプテン就任後に小坂さんが「一緒に頑張ろうね!」とブログで書いてくれたことに感激して、スクショして残してあるという。
小坂菜緒:そうだったんだ! まったく知らなかったです(笑)。なんで言ってくれないの!
──そんな熱いエピソードを本人に伝えたら、もう自分のことをブログに書いてくれないんじゃないかと思って、小坂さんには伝えていないと話していました。
小坂菜緒:かわいいですね(笑)。
──未来虹さんがブログをスクショした話と今回のMV撮影時の話を聞くと、2人はいい影響を与え合っているというか。
小坂菜緒:後輩の前ではかっこいい先輩でいたいって思うんですけど、なんでか未来虹の前では弱い自分をさらけ出せるし、いちばん弱みを見せられる存在なんです。お互い、誰よりも涙を見せていると思います。
──いつからそういう関係性に?
小坂菜緒:ちょうど3年前ぐらいかな? 『One choice』の頃に自信を失いかけて、ネガティブになってしまう瞬間が続いていたんです。その頃に、ずっと隣にいてくれたのが未来虹だったんです。そこから先輩の卒業がどんどん続いて、任せられることが多くなって、未来虹も副キャプテンになって、キャプテンになって。そういう変化の中で、お互いに背負っているものを下ろすように本音を話すようになったと思います。
取材・文/大久保和則
━━まだまだ続くインタビューは「BUBKA7月号」をチェック!「小坂菜緒:日向坂46という存在が今の私を突き動かしている原動力です」
小坂菜緒プロフィール
こさか・なお=2002年9月7日生まれ、大阪府出身。愛称は「こさかな」。

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撮影/神藤剛

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