日向坂46 大野愛実インタビュー|「クヨクヨしていちゃいけない」五期生曲『ジャーマンアイリス』、16thシングル『クリフハンガー』で中心に立った彼女が掲げるセンター像

撮影/桑島智輝
5月5日、日向坂46五期生・大野愛実が19歳の誕生日を迎えた。16thシングル『クリフハンガー』で表題曲のセンターに抜擢。ライブや冠番組『日向坂で会いましょう』といったグループ内での活動にとどまらず、モデルやドラマ出演など日向坂46の看板を背負う機会も増えてきた。今回は、日向坂46の新たな顔となった彼女が素顔や尊敬する人、センター像について語ったインタビューを一部抜粋してお届けする。【BUBKAアーカイブ:2025年12月号(10月末発売)】
おもしれー女修行中
━━「日向坂ちゃんねる」でも配信していましたが、虫採りが好きなんですよね。
大野愛実:保育園から小学校の低学年まで、兄についていくのが好きで。虫を採ったり、魚を釣ったりしていたんです。日向坂46を好きになったきっかけも兄でした。けやき坂46時代から好きだった兄と『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)を観るようになって、「こんなに面白くてかわいい人たちがいるんだ!」と思ったんです。
━━少年心は大切にしたいですか?
大野愛実:うーん……もっと大人っぽくなりたいんです。
━━大野さんがイメージする大人は?
大野愛実:小坂菜緒さんです。後輩が悩んでいるときは必ず隣にいて、優しく包み込んでくれるんです。最近も、ツアーのリハで立ち位置が覚えられなくて、振りも覚えられなくて、「みなさんに迷惑をかけているんじゃないか」と泣いていたら、小坂さんに抱きしめてもらいました。
━━大野さんは、空海を尊敬しているそうですが、空海は大人ですか?
大野愛実:空海は神です!
━━大人超えて神。
大野愛実:両手両足と口に筆を持って詩を書いたとか、そんな衝撃的な逸話が教科書に載っているところに憧れています。私も伝説を作って、後世に大野愛実の名前を残したいです。
━━中学、高校のクラスではどんな存在でした?
大野愛実:学校生活は毎日楽しかったです。中学3年生のとき、帰国子女の子がたくさんいるクラスになったことも大きくて。海外経験のある子たちのマインドが自分に合っていたので、少しずつ自己主張できるようになっていきました。でも、頼ったり弱音を吐いたりすることが苦手で……すぐ強がっちゃうので可愛げがないなと思うこともあります。
━━そんな大野さんだからこそ、日向坂46に救われる部分があったとか。
大野愛実:私の悩みは客観視しすぎてしまうところで、「周りからこう見られているから、自分はこうでなきゃいけない」という考え方を軸に行動してしまうんです。そんなネガティブな思考を吹き飛ばしてくれたのが日向坂46でした。
━━カップリング曲が好きなんですよね。
大野愛実:特に『川は流れる』が好きで。生きること、死ぬことをテーマにした歌詞なんですけど、曲は爽快なリズムで、そのミスマッチ感が良いなと思っています。
━━ライブに行くようになって「自分みたいな人がたくさんいる」と思いましたか?
大野愛実:共鳴しました。日向坂46のライブが一番楽しかったし、いまステージに立っていても楽しいんです。
━━大野さんには物怖じしないイメージがあります。
大野愛実:そう見られているみたいですけど、実際はそんなことはなくて。ただ、最初の五期生曲の『ジャーマンアイリス』でセンターに選んでいただいたので、私がクヨクヨしていちゃいけないと覚悟を決めました。「自分はこうありたい」という自分の中のセンター像に沿うように行動しています。
━━『ジャーマンアイリス』は難しかったと思います。
大野愛実:音源を聴いたとき、ビックリしました。乃木坂46の6期生さんの『タイムリミット片想い』がフレッシュな曲だったので、そんな曲を想像していたんです。「恋愛をしたことがない人間が恋の後悔を歌う」というテーマはすごく難しくて、振付師さんやメンバーとも話して、曲の解釈をすり合わせました。
取材・文/大貫真之介
大野愛実プロフィール
おおの・まなみ=2007年5月5日生まれ、東京都出身。

撮影/桑島智輝

撮影/桑島智輝

撮影/桑島智輝










