2026-05-02 18:00

日向坂46 金村美玖インタビュー|卒業していった同期、そして阿吽の呼吸で通じ合う盟友・小坂菜緒への思い

『BUBKA3月号』(2026年1月末発売)より、日向坂46 金村美玖
『BUBKA3月号』(2026年1月末発売)より、日向坂46 金村美玖
撮影/神藤剛
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5月20日(水)に17thシングル『Kind of love』のリリースを控える日向坂46。4月4日(土)・5日(日)には“聖地”横浜スタジアムで周年ライブ「7回目のひな誕祭」を開催し、大成功を収めると、8年目に向けて幸先の良いスタートを切った。しかし、グループが7年の歴史を積み重ねる中、その歩みを知る初期メンバーは残り僅かに。そんな中でも、表題曲センターの経験者であり、ライブではパフォーマンスやドラム演奏で引っ張る二期生・金村美玖の存在感はひときわ増している。今回は、彼女が卒業していった同期やグループに残り、共に後輩を見守る相棒への思いを語ったインタビューを抜粋してお届けする。【BUBKAアーカイブ:2026年3月号(1月末発売)】

2人の楽屋

――25年9月~11月に開催された「日向坂46 ARENA TOUR 2025『MONSTER GROOVE』」で披露された金村さんのドラム演奏が素晴らしかったです。

金村:最初はストロークも安定していなかったけど、改めて基礎から先生に教わったことで、お見せすることができたのかなと思います。

――正源司陽子さんのギターと平尾帆夏さんのキーボードは導入のみでしたが、金村さんは『あの娘にグイグイ』をガッツリ叩きました。

金村:ソロで自分だけに注目が集まるより、みんなと一緒に披露するほうが気楽なので、1曲演奏することは苦じゃなかったんです。メンバーがパフォーマンスする後ろで1曲叩き切ることがカッコいいんじゃないかな、という気持ちもありました。

――公演によって好不調はあったと思います。

金村:納得いかない公演もあったし、バチを飛ばしてしまったこともありました。宮城公演のMCで「60点」と答えたんですけど、その後も60点あたりをウロチョロしていました……。

――千秋楽はどうでした?

金村:その日が一番満足できました。自信作です(笑)。

――小坂菜緒さんと座長を務めましたが、いつものライブと違いはありましたか?

金村:いつも以上に「出番が多い」という感覚はありました。センターの『アディショナルタイム』からは怒涛のセットリストで、さらに東京公演の2日目と3日目は『See Through』も加わりました。任せていただいたからには成果を出したい、という一心でツアーを駆け抜けました。

――久しぶりの披露になった『See Through』はどよめきが起きていました。リリース時とは違う感情でパフォーマンスしましたか?

金村:全然違いました。リリース当時はどこかフワフワしていたというか、当時の私は菜緒ちゃんほど貢献できていなかったので、「ファンの方はどう思っているんだろう」と考えていたんです。なので、ちゃんと曲に向き合うことができていませんでした。その後、菜緒ちゃんは活動休止期間があって、その期間中に私が『ってか』でセンターを務めることになりました。今回は月日を重ねた分の新しい魅力をお魅せできたんじゃないかなと思います。

――ツアー中、小坂さんとじっくり話す機会はありましたか?

金村:全然なくて。出番直前に「よろしく~」「頑張ろうね」と言葉をかわすくらいでした。

――ネタ合わせをしないベテラン漫才師みたいな(笑)。

金村:そんな感じです(笑)。多くを語らなくても伝わると思って。最後の締め方もアドリブでした。

――千秋楽の『お願いバッハ!』が終わって抱擁したのはアドリブだったんですか?

金村:だいたい私が先導しているので、千秋楽も「ファンの方たちが観ていて、一番いい締め方はなんだろう」と考えて、気づいたら菜緒ちゃんを抱きしめていました。その場で咄嗟に動いていたんです。

――小坂さんが呼応して。

金村:そうですね。阿吽の呼吸でした。菜緒ちゃんは私がどんなボールを投げても完璧に受け取ってくれるんです。

――『お願いバッハ!』のWセンターについて、小坂さんはブログに「夢を言うならば、彼女(金村)と一緒に挑戦してみたかった場所でもあった」と書いてました。こんなことを直接言われることは……。

金村:ないですよ。ない、ない、ない(笑)。私もブログを通じてメッセージを送ることはありますけど、菜緒ちゃんに直接言うことはないんです。恥ずかしいじゃないですか(笑)。

――いつ頃から阿吽の呼吸ができるようになったと思いますか?

金村:ここ1、2年だと思います。二期生の卒業が続いたタイミングで関係性が変わったような気がします。

――小坂さんも同じように感じているんでしょうか。

金村:そこはわからないんですが、わからなくてもいいんです。

――2月末をもって松田好花さんが卒業するので、二期生が金村さんと小坂さんの2人になります。そんな話はしないですか?

金村:まだ話していないので、2人でご飯に行って話さなきゃいけないな、と思ってます。ただ、菜緒ちゃんと2人でご飯に行ったことがないんです。そう考えると緊張しちゃいそう(笑)。

――今後は、“2人だけの楽屋”というケースも出てくるかもしれません。

金村:お互い「いまはひとりでいたい時なんだろうな」と察することができるので、いい距離感を保ちながら過ごせると思います。

固い決意と日向愛

――二期生で残るのがこの2人になることは想像していましたか?

金村:まったく想像していませんでした。正直、(河田)陽菜ちゃんはもっと長くいるのかなと思っていたけど、意外とわからないものですね。

――松田さんは信頼できるマネージャーさんに卒業を相談していたんですよね。

金村:このちゃんに関しては、もっと前に卒業してもおかしくないと思ってました。彼女自身はラジオに関しても「日向坂46という名前があるからオファーしてもらえた」と考えているみたいですが、あくまでグループを軸にこのちゃんが活動してきたからこそのオファーだったと思います。

――松田さんの卒業は、全体の発表より前に聞いていたんですか?

金村:初めて全体より前に聞きました(笑)。陽菜ちゃんからもすずちゃん(富田鈴花)からも丹生(明里)さんからも事前に聞いてなくて、そのたびに「言ってほしかった」と怒っていたんです! このちゃんはミート&グリートの途中に伝えに来てくれて、内心「おうおう、初めて言われたぞ」と思っていました。

――覚悟はしていましたか?

金村:このちゃんはたくさんグループに貢献してくれたので、「やめないで」と引き止める勇気はなくて。むしろ卒業後の活躍が楽しみです。卒業してからは、友達として仲良くできたらいいなと思います。

――松田さんとは、丹生さんの卒業後からグッと距離が縮まったそうですが。

金村:四期生や五期生は期別の活動が多いけど、二期生は9人全員で活動する機会が少なくて、加入初期から一期生さんと一緒に活動することが多かったんです。仲はいいけど、“個”としての感覚もあったのかなと思います。でも、段々と人数が減っていくなかで“二期生”としての絆がより深まって、このちゃんとの距離も縮まりました。

――松田さんについて、「自分にないものを持っている」と感じたことはありますか?

金村:たくさんあります。このちゃんはいつでも準備を完璧にしてくるし、一つひとつが丁寧だから、周りを安心させてくれるんです。かといって堅苦しいわけじゃなく、ところどころファニーを織り交ぜてくるんです。このちゃんを尊敬しているからこそ、グループを卒業することに心細さは感じています。

取材・文/大貫真之介

――まだまだ続くインタビューは『BUBKA3月号』をチェック!……「(大野)愛実ちゃんにはセンターになるべくして生まれてきたような表現力があるから、『どこまでいくんだろう』って楽しみにしています」

金村美玖プロフィール

かねむら・みく=2002年9月生まれ、埼玉県出身。愛称は「おすし」

『BUBKA3月号』(2026年1月末発売)より、日向坂46 金村美玖
『BUBKA3月号』(2026年1月末発売)より、日向坂46 金村美玖
撮影/神藤剛
『BUBKA3月号』(2026年1月末発売)より、日向坂46 金村美玖
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撮影/神藤剛
『BUBKA3月号』(2026年1月末発売)より、日向坂46 金村美玖
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撮影/神藤剛
『BUBKA3月号』付録、日向坂46金村美玖 特大ポスターカット
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