2024-11-29 17:00

黒沢薫「この番組のセッションはハードルが高い」、乃木坂46・中西アルノに“期待すること”

『Spicy Sessions』より番組MCの黒沢 薫と中西アルノ
『Spicy Sessions』より番組MCの黒沢 薫と中西アルノ
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刺激的な音楽番組『Spicy Sessions(スパイシーセッションズ)』が、毎月1回のペースでCS放送TBSチャンネル1にて放送中。先日行われた11月・12月放送回の収録を、ゴスペラーズをデビュー当時からよく知り、数々のアーティストのオフィシャルライターを務める音楽ライター・伊藤亜希氏が取材。このたび、MCへのオフィシャルインタビューが公開された。

11月の収録でちょうど12回、来月には放送開始から1年を迎える。毎回ゲストとともに、多彩なジャンルのセッションを繰り広げてきた『Spicy Sessions』。第11回 (11月放送分)、第12回(12月放送分)収録後のMC2人のインタビューをお届けする。

黒沢薫&中西アルノオフィシャルインタビュー

――黒沢さんが、ダニエル・シーザー& H.E.R.の「Best Part」を紹介する際、これまでの中で「最もセッションらしい1曲」と仰っていたんですよ。12回収録を重ねてきた今、改めて“セッション”の楽しさを伺えますか?

黒沢薫:この番組でよく登場する“むちゃぶり”っていうのは、セッションとしては、実はユニークなスタイルなんですよ。なんとなく決めて、それで始まるのがセッションですから。だから例えば「Best Part」みたいに、あんまりコード進行の展開がなくて、メロディーががっちり決まってない曲の方が、セッションはしやすい。

――メロディーががっつり決まってない分、自由度が高いってことでしょうか?

黒沢薫:もちろん、それもありますね。これまで『Spicy Sessions』でやってきたJ-POP、今回の収録ではJ-ROCKもセッションしたけど、両方ともメロディーがしっかりある。だから、それだけで縛りが強いんです。縛りが強い上に、普通にやると、ただツラッと歌えて「良かったですね」になりがちなんですね。そうならないようにやっているのが『Spicy Sessions』って番組なので。だから本来のセッションよりも、この番組のセッションはハードルが高い。それをバンドもゲストも含めて全員で完成させていく。そこをしっかり見せていきたいと思っているんですよね。聴いた方が“セッションするんだ、うまいじゃん”って思うだけじゃなく、そこを越えていくものを考えたいし、考えないといけない。だから僕の中ではプロデュースワークに近いところもあるかな。将来的にはアルノさんが「私ここ歌います!」って言ってくれるといいなぁ、と。

中西アルノ:えっ!(笑)。

――来ましたね、ハードル上げ。

中西アルノ:はい(笑)。でも収録を重ねていく中で分かったのは(黒沢さんにいろいろリクエストされて)“どうしよう……”って思っても、やらなきゃいけないわけで。だったら、考えるよりも走り出しちゃった方が早いし、“いっちゃえ!”って飛び出したものが良かったりすることが、セッションではすごく多かった。とりあえず飛び出してみるかって、そういう気持ちが持てるようになったのは、自分の中でも大きいですね。

黒沢薫:そう。どうにでもなる。それがセッションだから。

中西アルノ:そうですよね!

――リテイク(再度演奏すること)も放送するのが『Spicy Sessions』ですが、今日はいつもよりも、リテイクする曲が多かったですね。でも、テイクを重ねる度に、前のテイクとはまったく違う音像になっていって。正直、ちょっと、ビビりました。

黒沢薫:そうなんですよ、あれがセッションなんです。テイクを重ねても同じ演奏、同じ歌ではない。少しずつフレーズが変わったり、ニュアンスが変わったりするんです。今回の収録は2本ともリテイクがあったから、すごく分かりやすかったかもしれないですね。

――ではアルノさんに伺います。セッションした「愛にできることはまだあるかい」、ソロで歌った「Silly」。両曲とも静と動のコントラストがある、ストーリー性のある曲だと思うのですが、アルノさんの中での表現の違いは?

中西アルノ:「Silly」の方は自分の感情が高ぶって、その波に乗っかっていった感じで。「愛にできることはまだあるかい」は、バンドに乗っかっている感覚。ピアノもギターもすごく盛り上がっているところに、自然に私が声で乗っかっていくような感覚で歌っていましたね。

黒沢薫:そうだよね。「Silly」は自分自身が引っ張っていた。

中西アルノ:そうですね。

黒沢薫:「愛にできることはまだあるかい」は、ボーカルが3人いてのセッションだから。バンドの音も含めて、3人がお互い反応し合っていくっていう感じだったよね。

中西アルノ:そうです!まさに!

――今のやりとりで、2人の感覚がばっちり合っているのが分かりましたね。

黒沢薫:そうだね。今、アルノさんの言葉にすごく納得できました。

――1周年を迎える『Spicy Sessions』。今後の抱負を教えてください。

黒沢薫:今回のTani Yuukiくんみたいに、僕も初めまして……ってゲストにも声をかけていきたいなと思っています。(自分と)仲がいいアーティストとのセッションも、やってる中で新しい発見がありますし、初めて会うアーティストと音楽を通して会話をして仲良くなっていく……この両方とも素晴らしいことだと思うんです。音楽を通して分かり合える瞬間を見せていくことも『Spicy Sessions』には絶対に必要だと思いますから。だから今後は(自分の)人脈と初対面、その両方でやっていけたらベストかなと思っています。

放送概要<放送日時>

『Spicy Sessions with かれん&miyou(Little Glee Monster)』
2024年11月30日(土)午後11時30分〜深夜0時30分

『Spicy Sessions with Tani Yuuki』
2024年12月28日(土)午後11時30分〜深夜0時30分

『Spicy Sessions』より、その場で歌割りをメモしていく3人
『Spicy Sessions』より、その場で歌割りをメモしていく3人
『Spicy Sessions』より、かれん&miyou「Come Alive」
『Spicy Sessions』より、かれん&miyou「Come Alive」
『Spicy Sessions』より、Tani×黒沢×中西「愛にできることはまだあるかい」
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『Spicy Sessions』より、Tani Yuuki×黒沢 薫「W/X/Y」
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