24歳を迎えた小坂菜緒、“雨天中止”の空に残した“日向”の約束──「期待していてください」その言葉に滲む未来への確信

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9月7日、24歳の誕生日を迎えた日向坂46の小坂菜緒。彼女が22歳の誕生日を迎えたのは「ひなたサンマリンスタジアム宮崎」で祝われていた。「ひなたフェス2024」初日のことだった。あれから約2年。日向坂46は再び、「ひなたフェス2026」開催のために宮崎の地に降り立つ予定だったが、天候不順によりライブは中止となってしまった。メンバーがブログや会員限定のメッセージアプリで思いを伝える中、小坂は自身の持つラジオ番組で言葉を届けた。その言葉には、これまで数々の苦難を乗り越えてきたからこその説得力と安心感があった。
9月5日・6日の二日間、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で開催される予定だった「ひなたフェス2026」。中止が公式に発表されたのは2日(水)のことで、全国から多くの来場者が集まることや会場設営、交通の混乱、安全面への配慮など、様々な要因を踏まえた上での判断だった。“おひさま”(日向坂46ファンの総称)が公式発表で知った2日(水)と同じ日に、メンバーにも中止することが伝えられたようで、小坂の場合は美容院に行った後、野外ライブ用の準備を整える最中だったという。本人たちにとっても、直前まで開催を見据えて動いていた中でのタイミングだった。
中止の発表を受け、日向坂46はどう動いたのか。一番に公式ブログを更新した四期生・石塚瑶季や最上期生の二期生・金村美玖、キャプテンの三期生・髙橋未来虹、初めての「ひなたフェス」を楽しみにしていた五期生などが、それぞれの思いを伝える中、小坂は急遽、パーソナリティを務めるラジオ番組『SONY SONPO QUEST FOR THE FUTURE』の収録を行った。もともと4日(金)深夜には、「宮崎」をテーマとした回を放送する予定だったが、番組内容を変更し収録に臨んだ。生放送ではないとはいえ、“メンバーの声”を直接届ける貴重な機会だった。
そんな4日深夜の放送では、番組が設定したNGワード「すみません」「ごめんなさい」「残念」「悔しい」の4つの言葉を使ってはいけない、という条件のもと、小坂は中止を受けての思いを語った。そこで彼女は「天候はどうしようもない」「『誰が悪い』ということはない」「英断だったと思う」と言葉を紡ぎながら、「これからの日向坂46に期待していてください」という前向きな言葉を残していた。
これまでの小坂は、ラジオやライブMCなどで言葉を届ける一方で、特に自身の文章を通して、その思いを伝えてきた人だった印象が強い。その最たる例が彼女のブログだ。毎回こだわりを持って綴られた言葉は、ファンだけでなく、後輩の髙橋が「スクショして、お守りにしています」と語るほどだった。時間をかけて、ゆっくりと自身の思いを込めた言葉を残してきた彼女だったが、今回は緊急事態だったため、“ラジオ”という場でそのままの飾らない思いを届けることになった。そこで聴かれた小坂の「期待していてください」という言葉の裏には、降りかかる困難を乗り越えてきた、日向坂46メンバーとしての確かな経験があった。
日向坂46のライブイベントが中止になるのは今回が初めてではない。グループ発足当初から掲げていた「東京ドーム」でのライブ開催は、コロナウイルスの影響で2度、延期を余儀なくされた過去がある。1度目は2020年12月、2度目は翌2021年に収容人数制限により延期となる中、三度目の正直で夢の舞台に立った。小坂もラジオで「予定していたライブに中止になってしまう、という経験はしてきているので」と語っており、今回の「ひなたフェス2026」の開催中止は、その時と似た、どうすることもできない事情に阻まれた結果だった。
それでも小坂は、「前を向いて、“楽しい”を皆さんにお届けしなきゃいけないお仕事でもあるので。そんな時間があるんだったら、みんなを笑顔にできるように、元気を与えられるようにしなよ、と自分に言い聞かせる」と続けた。この言葉通り、日向坂46は6日(日)20時に公式YouTubeチャンネルで生配信を実施。「ひなたフェス2026」で披露する予定だったセットリストの一部を披露し、画面の向こうにいる“おひさま”に笑顔を届けた。その一方で配信中、小坂が必死に涙をこらえる仕草を見せた一幕もあった。フェス開催に向けて協力してくれた関係者やおひさまに見せたかった景色ではなかったことに対して、溢れる思いが止められなかったのだろう。
グループを作った一期生が全員卒業し、同期や後輩もグループを去る機会が増え、その背中を見送ってきた小坂。一番上の期生として活躍する中で、相次ぐメンバーの卒業に小坂もまた、卒業の噂を囁かれたこともあったが、『BUBKA7月号』のインタビューで彼女は、「『まだまだやりたいことがあるので、全然大丈夫です』って、何度も言ってきたんです。でも全然信じてもらえなくて(笑)。」と語っている。彼女の前向きな発言は、これまで何度も叶ってきた。「まだまだやりたいことがある」━━これからも小坂菜緒は日向坂46で輝き続けるだろう。もう一度、宮崎の地で彼女が大観衆とメンバーにお祝いされる姿を見ることこそ、おひさまの願いだ。
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