坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#48「限界ってあると思うんです」

こんにちは! 坂元誉梨(さかもと より)です! 私のことを知ってくれている人には「よりぴ」と呼んでいただいています。好きなことはバイクに乗ること、愛車はHONDAの『CL250』です。免許を取って4年、愛車に乗り始めて約2年のまだまだ初心者バイク女子です。私のビギナーならではの奮闘日記をつづっていきます。ライダーさんからの「こんなことあったなぁ~」や、バイクに乗らない、またはこれから乗り始めようとしているライダーの卵さんから「こんなことがあるんだなぁ~」と、温かく見守っていただきたいと思います!
私、ツーリングコースを決めたり、行き先そのものを決めるのがとっても苦手なんです。
『ツーリング 関東 日帰り』でインターネット検索をかけたり、YouTubeを探したり。けど、人が投稿しているツーリングコースを回ると、仕事柄「○○さんが行ってた」「みんな行くところ」なんて言われたり…それだけ人気スポットってことだし、悪いことではないと思うのですが、いいような言い回しで言われることはあまりないので…。
なので、今回はSNS質問箱より、フォロワーさんにこの時期おすすめスポットを聞いて行ってきました!
そして、今回の行き先は伊豆! 日帰りとはいえ、できるだけたくさんのスポット巡りをしたいので、苦手な早起きを頑張って、ちゃんと陽が昇りきっていない朝から行動開始しました!
最初の行き先を設定して、ナビ開始。早起きができた安心感からか、ここでとある大失敗をしてしまったのです。関東にお住まいの方は想像しやすいかと思いますが、東京から静岡方面に向かうときは大半の場合は中央道か、東名高速を使うかと思います。
ここで私がした大失敗、それはナビ設定時の一番時間が短いルートで【中央道】を選択してしまったことです。中央道は、東名高速に比べて標高が高いところを通るので、この時期に通るには気温が寒すぎるのです。そしてこの日は早朝から走行開始していたので、気温がまだ低い時間帯の山道の通過。
そう、つまり地獄。
私は相模湖辺りまでしか中央道は通ったことがなく、下調べにどうも抜けがあるんですよね(というか、典型的な経験から学ぶタイプなので通ったことのない場所の地理や標高に関してが把握するのが苦手です…)。
途中、談合坂SAを通過する頃は「あれ?寒いかも」くらいでしたが、通過した辺りから「手が痛くなってきた(冷たさで)」に変わってきたんですよね。そしてどんどん高くなる標高。痛さと寒さがキツいというより、操作はできているものの、レバーを満足する力で握れなくなってきたのが怖くなってきました。
次のSAに到着した頃には手の感覚がだいぶ鈍く、指先がビリビリと痺れるような感覚が少し残るくらいでした。
冬用インナーグローブに、冬用グローブ着用で万全かと思ったのですが、ここまでの限界冷気は初めての経験でした。正直ここまで冷たくなることがなかったので、きちんと考えたことがなかったのですが、冬用グローブは2年くらい前のものなので、もしかしたら中身がヘタっていたかもしれませんね…。
そして到着した「谷村PA」。すごく長い道のりに感じました。寒いから暖を取りたいというよりも、指先を温めて感覚を戻したい。カイロやホットドリンクがあれば…と飛び込んだPAでしたが、なんとここで大誤算。めったに経験できることではないと思いますが、
「只今停電中」
と書かれた貼り紙。
ええええええーっ!? まじかよ!!
この言葉に尽きます。お店に入れないだけでなく、自動販売機の停止、トイレも入れない。つまり指先を温める手段が何もない状況。そしてこの谷村PA、なんと富士山に一番近いPAだそうです。つまり、とっても寒いPA。温めるツールを何も手に入れられないのなら、長居するよりも先に進みたいところですが、なにせ手の状態がとっても悪い。このまま運転に戻るのは危険なので、手の感覚が戻るまで時間をつぶそうと、まるでマッチ売りの少女かのように、その場で手をサスサスして過ごしました。
…過ごすこと、約45分。
電気は復旧しましたが、自動販売機の中はまだ冷たい状態…。もうしばらくいようと、結局1時間ちょっとくらいいたかなあ…。手の感覚が戻って、温まって、再度出発!
ここで写真を残せてたらいいんですけど、本当に手が動かなかったんです! 手の感覚が戻った頃には貼り紙なくなってたし! せっかく早朝から動けたのに、大きなロスタイム。ただ痛くて寒かっただけ!
寒い日の早朝の中央道は今後行けないと、むしろ冬の中央道(特に神奈川よりも西側)は避けようと学ぶことができたある朝の出来事でした。
経験から学ぶタイプで、むしろ経験しないと学ぶのが苦手なタイプ。けど一度経験したことは忘れないタイプ。って、堂々と言えることではないかもしれませんが、、、
あー寒かった! 手の凍傷って、しばらくの間指先が浮腫むんですね! 冬用グローブ新調しようっと!
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坂元誉梨プロフィール
坂元誉梨=さかもと より|7月23日生まれ、宮城県出身。女優、タレント、モデル、グラビアアイドル。芸能活動以外に美容業、内装業等もこなし、多面性を持つ。内装業時代に「ガテン系グラドル」としてグラビア界デビュー。
■坂元誉梨公式X
https://x.com/yorisakamoto
■坂元誉梨公式Instagram
https://www.instagram.com/sakamotoyori/
■坂元誉梨公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@YORI_CL
坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』
【#47】「冬がやって来ました」
【#46】「今しか見られない景色を見てきました」
【#45】「前から?うしろから?」
【#44】「尖ったやつがやってきました」
【#43】「展示会に行ってきました」
【#42】「話題の海外メーカー、試乗してきました」
【#41】「“ご先祖様”を見ました」
【#40】「県道という名の険道」
【#39】「定期チェックの日」
【#38】「季節モノはお早めに」
【#37】「衣替えをしました」
【#36】「帰省1日目②」
【#35】「帰省1日目」
【#34】「ガス欠…!?」
【#33】「よりちゃんの夏休み」
【#32】「真夏の海、山ツー③」
【#31】「真夏の海、山ツー②」
【#30】「真夏の海、山ツー①」
【#29】「CL250っていいバイクなんですよ」
【#28】「“アシ”として」
【#27】「タイヤを替えたら、雨に降られた話」
【#26】「初めてのお別れ」」
【#25】「バイクは運動ですか?」
【#24】「計画を立ててみました」
【#23】「足跡、はじめました」
【#22】「メンテナンス、自分でやりますか?」
【#21】「メッシュ始めました」
【#20】「夏に向けて」
【#19】「お腹が空きません」
【#18】「都内ツーリング」
【#17】「ちょっとそこまで」
【#16】「西日本編」
【#15】「初めての西日本ツーリング」
【#14】「動画を撮り始めました」
【#13】「プロにおまかせしてきました」
【#12】「東京モーターサイクルショー」
【#11】「スーパーロングヘア」
【#10】「乗車前のルーティン」
【#9】「初めての遠出」
【#8】「不幸の手紙が届いた話」
【#7】「バイクって寒いですよね」
【#6】「グラビアアイドルはじめての洗車」
【#5】「初めての洗車場探し」
【#4】「いまの愛車装備」
【#3】「納車時のカスタムって必要ですか」
【#2】「CL250との出会い」
【#1】「自己紹介」
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