2026-05-12 18:00

「ノイミー」菅波美玲の笑顔が照らし続けたもの

グループ卒業を発表した≠ME・菅波美玲
グループ卒業を発表した≠ME・菅波美玲
ⒸByakuya Shobo Co.,Ltd 2026
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アイドルグループ「≠ME」(ノットイコールミー/通称ノイミー)の菅波美玲が、5月11日に卒業を発表した。6月12日に東京・NHKホールで行われる「≠ME 菅波美玲卒業コンサート」が最後のステージになる。今年3月より休養に入っていた矢先の発表だった。

彼女の笑顔に、これまで何度救われただろう。目を細めてふにゃっと笑う柔らかい雰囲気に、見ているこちらも思わず毒気を抜かれてしまう。ぽかぽかと周りを温かくするような笑顔は、ステージ上から観客へ、あるいは画面越しに、不思議なパワーをいつも届けてくれた。

もちろん、特徴的な可愛らしい声や、しなやかでどこかコケティッシュなダンス、人懐こくてメンバー想いで、ちょっと抜けてる性格も魅力には違いないのだが、あの笑顔にこそ彼女の全てが詰まっている……なんて、大げさだろうか。

その一方で、ダークな世界観の楽曲『チョコレートメランコリー』では笑顔を封印し、狂気の滲んだ表情や、ゾクッとさせる低音のセリフパートで見る者を惹きつける。この曲のプリプロの段階で、プロデューサーである指原莉乃が彼女の表現力に舌を巻いた話はファンの間ではよく知られている。『チョコレートメランコリー』は菅波の代名詞の一つとなり、多面的な表現力を磨き上げた。

もちろん、彼女のアイドル人生はずっと順風満帆なわけではなかった。時には強い向かい風が吹くこともあった。それでも折れずに努力を積み重ね、「ライブが楽しい!」と言いながら、あの笑顔をステージで輝かせ続けた。


≠ME(ノットイコールミー)/3rd Single『チョコレートメランコリー』from ≠ME 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT【LIVE full】

夢の場所・東京ドームにノイミーが立つ姿を想像するとき、当たり前のように12人がステージにいるものだと思っていた。“12人”という数字にこだわりすぎていたのかもしれない。巷では「誰一人欠けることのない奇跡のグループ」なんて仰々しいキャッチフレーズが叫ばれることもあった。

その理由は、メンバーの人数の変動が多いアイドルグループの中でも、結成から7年間、誰も卒業することがない稀有なグループだったから。

いや、違う。それ以上に、一人ひとりがあまりにも眩しい存在で、それらが12人合わさったときの強い絆が大きな引力となって、多くの人を惹きつけてきたからだ。

だけど、それが本人たちにとっては負担になっていた部分もあったのかもしれない。この7年の間にメンバーが休養を取り、全員がそろわない期間もたびたびあった。それでもやっぱり、誰かがいないときの寂しさ、そこから12人がそろったときの無敵感を味わってしまえば、「ノイミーは12人そろってこそ最高!」、そう思わずにはいられないのだ。

だからこそ、“12人”に対するこだわりは、不安と願望の裏返しでもあった。ずっと12人じゃいられないかもしれない。もしかしたら、いつかは――というほの暗い思いを抱えつつも、その心配を無理やりにでも打ち消したくなってしまうのだ。

それでも、卒業発表をまだ受け入れたくないと思ってしまう自分がどこかにいる。

センター曲の『マシュマロフロート』はどうなる? 『チョコレートメランコリー』や『はにかみショート』のセリフパートは? ユニット曲の『#おふしょるにっと』や『ウルトラレアキッス』、『春の恋人』は? 『す、好きじゃない!』の2Aのソロパート、『秘密インシデント』のラスサビ前の煽り……。キリがないくらい、彼女の存在はなくてはならないものなのだ。

うんとお休みを取って、いつか悲願の東京ドーム公演が発表された少し後に、「菅波美玲 復帰のお知らせ」の発表がされないだろうか。なんて、めちゃくちゃだけど。

ひとまずは、最後のその日までありったけのありがとうを。そして、彼女の未来にたくさんの幸せと笑顔があふれんことを。


≠ME(ノットイコールミー) / 6th Single c/w『マシュマロフロート』【MV full】

■菅波美玲オフィシャルX
https://x.com/suganami_mirei

■菅波美玲オフィシャルInstagram
https://www.instagram.com/suganami_mirei_

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