2021-12-04 11:00

【BUBKA1月号】侍戦士と振り返る、80、90年代の豪快プロレス黄金時代…越中詩郎

熊本旅館破壊事件

――新日本とUWFの合同宴会で大変なことになった熊本の旅館ぶっ壊し事件(87年1月23日、熊本県水俣市)は、今になってあらためて検証されたりしてますけど、やっぱりすごいことになってましたか?

越中 俺はあの時、何人かの命を救ってるからね。

――そうなんですか!?(笑)

越中 (ドン)荒川さんと藤原(喜明)さんが、旅館の7階くらいで二人で言い合って、ここから飛び降りる、飛び降りないってやってるわけですよ。もうベロベロだから。藤原さんが「なんだ、飛び降りる勇気がないのか」とか言ったら、荒川さんも意地になって「いいよ。飛び降りてやるよ」とか言って、手すりを乗り越えようとしてるから、「何やってるんですか! ダメですよ!」って、俺が荒川さんの体にしがみついて止めたりしてね。

――大変ですねえ(笑)。

越中 かと思えば、後藤(達俊)は宴会場で三面鏡をぶん投げて、旅館に飾ってあった模擬刀を振り回しながら、「猪木はいねーのか! 猪木出てこい!」って叫んでて。そしたらたまたま猪木さんと坂口(征二)さんが広間の隅っこで飲んでて、猪木さんが「なんだ後藤。俺はここにいるよ」って言ったら、後藤が直立不動で「どうも! おつかれさまです!」って言って。「おまえ、酔っ払ってねえな、この野郎!」って、ぶん殴られたりね。

――各地で同時多発的に修羅場が現出してたわけですね(笑)。

越中 そうですよ。飲んでたら三面鏡が飛んでくるし、トイレのドアは引けば開くのに「開かねえぞ!」って押してぶっ壊したり。挙句の果てには、トイレのパイプを引っこ抜いて、水は吹き出してるしね。それを黙々と掃除してたのが藤波さんなんだから。

――さすがドラゴン(笑)。

越中 そんなめちゃくちゃな状況だからさ、最初に旅館に着いたときは女将さんとかみんながお出迎えしてくれたんですけど、帰りは泣いてましたよ。「旅館が壊れちゃった」って。

Twitterでシェア
Googleで優先するソースとして追加

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING11:30更新

  1. 吉田豪インタビュー、TOSHI-LOW 90年代、あの刹那の先にある今
  2. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  3. 乃木坂46林瑠奈さんからあふれ出る知識と音楽愛
  4. 乃木坂46与田祐希「『難しいからやらない』『あきらめる』っていうのは絶対違うなと思う できる限りは全力で挑戦したいなって思います」
  5. 船木誠勝「ガチンコでやれば八百長って言われなくなる 単純にそう思ってましたね」【UWF】
  6. 石岡真衣のドラゴンズ勝利の女神記 第2回「母の日のバンテリンドーム」
  7. 田原総一朗『堂々と老いる』疲れたっていいんですよ好きなことをしているんだから
  8. 乃木坂46ドームツアー考察”2年連続座長”のエース・井上和の涙から感じた「乃木坂46らしさ」とは?
  9. 佐久間宣行Pが今のアイドル業界であえて火中の栗を拾ったワケ~吉田豪インタビュー
  10. R-指定(Creepy Nuts)が語るスチャダラパーの時代
  1. 櫻坂46田村保乃のフィジカルの強さに一同感嘆「速っ!」「カッコいい」
  2. 日向坂46平尾帆夏が“らしくない”痛恨のミス…春日俊彰もご立腹「全部クリアにするなよ!」
  3. 乃木坂46奥田いろはのグレーな戦法に設楽統がピシャリ「それやり始めちゃうと…」
  4. 日向坂46「五期生LIVE」へ大野愛実が連れていった“先輩の魂”──松田好花の「頼んだよ」が宿る勝負服とは
  5. HKT48、現劇場での営業を終了し新劇場オープンへ…豊永阿紀「より良い“おうち”をつくっていきたい」
  6. 乃木坂46田村真佑、“滑舌かわいい説”に照れ笑い 愛宕心響の再現に共感の声
  7. 日向坂46、約4年ぶりにクリスマスを彩る「ひなくり」開催決定!
  8. 吉田豪インタビュー、TOSHI-LOW 90年代、あの刹那の先にある今
  9. 「それぞれの日向坂46」特集インタビュー|なだぎ武が語る三期生・森本&山口の魅力「アドリブを乗り越え、立ち向かう姿に神々しさすら感じた」
  10. 日向坂46渡辺莉奈、17歳の最強ピュアオーラがまぶしいグラビアショット

関連記事