「ひなたフェス」に先駆け宮崎上陸! 侍ジャパンに快勝を果たしたバファローズの強さの秘訣、オリ党筆者の一球入魂春季キャンプレポ

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球春到来。2026年は「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)の開催もあり、例年よりも野球漬けの日々の始まりが早まった。しかし、「2月1日がスタートだ!」と考えている野球好きも多いと思う。プロ野球のキャンプインが2月1日だからだ。今回は、オリックスバファローズファンの筆者が、宮崎県で行われたオリックスの春季キャンプに初めて足を運び、そこで見た光景をお伝えします。
3月2日には侍ジャパンと対戦し、勝利をおさめたオリックス。遡ること約10日、筆者は同試合で活躍した選手の練習を間近で見ることができた。それが、2月1日~2月27日に行われた宮崎キャンプだ。
2月21日、宮崎ブーゲンビリア空港に到着し、レンタカーでオリックスのキャンプ地である宮崎市清武総合運動公園へ。オリックスのキャンプの良いところとして、1・2軍が同じ場所で練習していることが挙げられる。メイン球場のすぐ隣にサブ球場があり、さらに多目的グラウンドや同時に最大10名が投げられる巨大ブルペン、屋内練習場など練習スペースが大量にあり、いたるところから選手の声が聞こえてくる。
キャンプ地に到着してメイン球場に向かおうとした矢先、その道中で何やら10名ほどの人だかりができていた。そのすぐ側にはオリックスのトレーナーらしき人が立っており、気になって近づくと、こちらに向かって4名の選手が走ってくる。どうやら投手陣のランメニューを行っているようで、その中には移籍初年度の2025年に11勝をあげ、先発投手陣の屋台骨としてシーズンを通して投げぬいた九里亜蓮選手や、最速161km/hを計測し、メジャーも注目する山下舜平大選手の姿があり、スーパースターが約2m手前にいることに興奮が止まらない。もちろん練習中に話しかけることはしないが、軽やかに、それでいて力強さが感じられる走る姿は見ていて飽きない。
メイン球場では紅白戦が行われており、開幕スタメンやレギュラー奪取のための熾烈な争いが繰り広げられている。そんなキャンプで筆者が楽しみにしていたのは“音”だ。普段の試合中ではファンの応援歌によって聞こえづらいが、キャンプ地に集まったファンは静かに見守っている。そのため、ボールがキャッチャーミットに収まって響く乾いた音や、木製バットの芯でとらえた音、たまにバットが折れた時の音など、普段は聞けない音が楽しめる。
またバッティング練習を見ていても、各選手がテーマを持って取り組んでいるのが伝わってくる。例えば、「右の大砲」として期待される4年目の内藤鵬選手は打球に角度をつけ、高い放物線を描くようなホームランを打つ。一方、2023年のドラフト1位で、レギュラー奪取の期待がかかる横山聖哉選手の打球は、ライナー勢で真っすぐに柵を越えていく。あっという間に飛んで行く白球はいつまでも追っていたくなった。
投手陣も圧巻だった。まずキャッチボールからレベルが違う。投げたボールが「シューッ!」と音を立てながら、リリースポイント(ボールを離す場所)から同じ高さで相手のグラブにおさまる。山なりのボールはなく、選手の頭より少し上を真っ直ぐに進み続ける。特に今季中継ぎから先発への再転向を狙う山岡泰輔選手のキャッチボールは、見ていて惚れる一級品で、「受けてみたい」と思った。
そして練習終わりには即席のサイン会が行われる。場所やタイミングは不定期だが、主力選手となると即座に長蛇の列が出来上がる。終了時間は決まっていないため、並んでも確実にもらえるかは不明だが、選手は帰りのバスが発車するまで、時間の許す限り書いてくれる。筆者も並んで、九里選手やルイス・ペルドモ選手、渡部遼人選手からサインを頂くことができた。
公園内を歩いていると、すぐ横にプロ野球選手がいる。そんなことは普段の球場では滅多にありえない。また、オリックスのキャンプ地には宮崎グルメの出店があり、フードメニューも万全。野球好きにとってはこの上ないテーマパークだ。また、練習開始が朝9時と早く、終わりは15時~16時が多いことから、夜はゆっくりできる。朝早くから見たいから夜更かしはしない。そして、公園内を歩き回ることで運動不足解消にも繋がる。好きな選手を間近で見られて、それでいて健康的な活動ができるなんて贅沢極まりない。 その中でも、選手の仕上がりを確認しながら、今年のオリックスには若手の躍動が鍵を握ると感じた。前述の内藤選手や横山選手、対外試合で満塁ホームランを放った山中稜真選手、侍ジャパン戦で先発し、大谷翔平選手や鈴木誠也選手を抑え、2回パーフェクトの寺西成騎選手はキャンプのブルペンから仕上がっており、「これは打たれないだろう!」と期待していた。半年後の10・11月にV奪還して胴上げする光景をファンとして待ち望んでいる。
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