2022-08-01 20:00

ソングライター・編曲家 加納エミリ「ステージにいる自分に違和感」

ソングライター、編曲家・加納エミリ
ソングライター、編曲家・加納エミリ

楽曲派という言葉が死語になる前に伝えることがある!ということで始まった当連載。今回は、セルフプロデュースのシンガーソングライターとして注目を浴びた加納エミリが登場。ニュー・ウェイブに縛られない彼女の新しい音作りについて聞くとともに、最近の作家活動への向き合い方についても語ってもらった。

ステージから降りて裏方に

――加納さんは2020年リリースの『朝になれ』あたりから特定のジャンルに寄りかからない音楽を目指すようになったと感じています。

加納エミリ 学生の頃から色んな音楽を聴くようにはしていたんですけど、好きなジャンルができたらとことんそのジャンルを聴くというモードがあって、デビューしたばかりの頃はニュー・ウェイヴを本当にたくさん聴いていたんですよね。自分のまわりの女の子や同世代の若い人でニュー・ウェイヴを聴いてる人がいなかったので、新しかったんです。だから発信したいなと思って。でも、ある時、ニュー・ウェイヴの引き出しがパンパンになって、飽きがきちゃったんですよね。もっと流行ってる音楽を聴かないと幅も広がらないなと思って、最近はトレンドと言われるような音楽を聴くようになっていったんです。それが色んなタイプの曲を作ろうという意識的な変化だったのかなと。

――1stアルバムを作り終えて以降、というか、思い起こすと作っている最中から変化の兆しはありましたよね。純粋な好奇心を持って作っていても、ニュー・ウェイヴの人として括られるとどうしても居心地が悪くなる、みたいなことってあると思うんですよ。

加納エミリ そうなんです。「加納エミリと言えば○○」と言われるのがイヤになっちゃって。別のところに行きたいという感じでしたよね。

――だからこそ近年は音楽的にもスタンス的にもニュー・ウェイヴやアイドルといった括りを越境していて、それが面白いなと思って見ています。笠原瑠斗さんをフィーチャーした『忘れないわ』はある意味で象徴的でしたよね。

加納エミリ たしかにそこから自分の音楽性も変わった気がします。笠原瑠斗くんは歌も上手で、音楽の話でも意気投合できたし、一緒にやりたいねということになって。もともとR&B、ブラックミュージックの方だから、自分もそのタイプの曲を作ってみようと思ったんです。今はR&Bをよく聴くんですけど、そういえばこういう曲を作ったことがなかったなと思って。

BUBKA(ブブカ) コラムパック 2022年9月号 [雑誌] Kindle版
Amazonで購入

BUBKA(ブブカ)コラムパック 2022年9月号
BUBKA(ブブカ)コラムパック 2022年9月号

Amazon Kindle

楽天Kobo

Apple Books

Google Play

紀伊國屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING17:30更新

  1. 日向坂46からは2人・櫻坂46からは4人…ハタチのアイドルを追ったグラビア誌 発売決定
  2. 「日向坂のメンバーとしてやり残したことはない」松田好花が自らの成長の先に辿り着いたグループの未来のための「行動力」と、残り3ヶ月にかける思い
  3. 「乃木坂46で一番 幸せなLovers」卒業直前の矢久保美緒がひたむきに愛を伝え続けた同期・遠藤さくらと念願の相思相愛!?
  4. Snow Man目黒蓮、クリスマスプレゼントに“箱で”欲しいものを告白「いくらあってもうれしいので」
  5. AKB48、6年ぶり13回目『NHK紅白歌合戦』出場決定!倉野尾成美「どう次の21年目につなげていくか」
  6. 「努力の天才」日向坂46松田好花、26歳の現在地━━今や年間テレビ出演回数100本超え、聴取率首位キープの“売れっ子”の8年間の軌跡
  7. 乃木坂46新アーティスト写真公開!アルバム収録特典映像の内容も発表
  8. 乃木坂46梅澤美波2nd写真集発売記念YouTube生配信決定「初日からほろ酔いになっちゃいました(笑)」予約特典公開に
  9. クリープハイプ尾崎世界観、「生きづらさ」ゆえに感じる「生きやすさ」…吉田豪による新連載スタート
  10. 「仲間じゃないです」乃木坂46 松尾美佑がかつて拒否したアンダーの絆━━アンダー楽曲センター、座長経験を経て立つ最後のステージ
  1. 日向坂46からは2人・櫻坂46からは4人…ハタチのアイドルを追ったグラビア誌 発売決定
  2. 「日向坂のメンバーとしてやり残したことはない」松田好花が自らの成長の先に辿り着いたグループの未来のための「行動力」と、残り3ヶ月にかける思い
  3. 「乃木坂46で一番 幸せなLovers」卒業直前の矢久保美緒がひたむきに愛を伝え続けた同期・遠藤さくらと念願の相思相愛!?
  4. Snow Man目黒蓮、クリスマスプレゼントに“箱で”欲しいものを告白「いくらあってもうれしいので」
  5. AKB48、6年ぶり13回目『NHK紅白歌合戦』出場決定!倉野尾成美「どう次の21年目につなげていくか」
  6. 「努力の天才」日向坂46松田好花、26歳の現在地━━今や年間テレビ出演回数100本超え、聴取率首位キープの“売れっ子”の8年間の軌跡
  7. 乃木坂46新アーティスト写真公開!アルバム収録特典映像の内容も発表
  8. 乃木坂46梅澤美波2nd写真集発売記念YouTube生配信決定「初日からほろ酔いになっちゃいました(笑)」予約特典公開に
  9. クリープハイプ尾崎世界観、「生きづらさ」ゆえに感じる「生きやすさ」…吉田豪による新連載スタート
  10. 「仲間じゃないです」乃木坂46 松尾美佑がかつて拒否したアンダーの絆━━アンダー楽曲センター、座長経験を経て立つ最後のステージ

関連記事