乃木坂46奥田いろはが感じた『秘密の花園』の音楽の力 歌唱披露で見えた新たな一面

10月17日(土)から11月1日(日)まで、東京・よみうり大手町ホールにて上演されるミュージカル『秘密の花園』の製作発表記者会見が、8月31日(月)に都内で行われ、キャストの奥田いろは(乃木坂46/エイミー&メアリー役)、島太星(NORD/チャーリー&コリン役)、彩みちる(デボラ&マーサ役)、雷太と磯野大(ビーグル&ディコン役/Wキャスト)、ならびに演出を手掛ける桑原裕子氏、作曲家のBrandon Lee氏が出席した。
本作は、不朽の名作小説『秘密の花園』を題材に、孤児院で育った若者たちが物語を通じて自らの孤独や傷と向き合い、心を通わせながら再生していく姿を描いたミュージカル作品。
製作発表記者会見では、登壇者による歌唱披露が行われた。
歌唱披露
①M6「もう少し」:雷太・磯野大

孤児院の退所を間近に控え、大人になって一人で生きていく現実の恐怖に直面したビーグルの葛藤を描くソロナンバー。仲間と過ごした温かな日々を振り返りながら、時間の早さに追いつけない焦りと孤独への不安を告白し、「まだ勇気が出ないからもう少しだけ子供のままでいさせてほしい」と切願する、登場人物のリアルな成長の痛みと絆の深さを描いた曲。
②M4「一人で立つ方法」:彩みちる/ブランドン・リー(演奏)

部屋に閉じこもるメアリー(エイミー)に対し、外の世界の豊かさや自然の中で遊ぶ歓びを教えるナンバー。一歩踏み出すよう促し、一人で過ごす時間や遊び方を学ぶことで寂しさを乗り越えられると諭しながら、メアリーの心が外の世界や周囲へひらかれていくきっかけを作っていく。
③M10「希望を持つということは」島太星

12年間里親に選ばれず傷つき続けてきたチャーリーが、「期待するほど傷つくなら希望なんて持ちたくない」と、美しい物語と過酷な現実の落差に対する激しい怒りと葛藤を吐露する楽曲。
④M5「コマドリとの一日」奥田いろは・彩みちる/ブランドン・リー(演奏)




心を閉ざしていたメアリーが、自分と同じように孤立した一羽のコマドリに親近感を抱き、初めて「好き」「友達になりたい」という温かな感情を芽生えさせるデュエットナンバー。コマドリに導かれるようにして閉ざされた花園の鍵と扉を見つけ出し、ふたりだけの秘密の存在を分け合う喜びとともに、物語が大きく動き出す。
⑤M17「本を開いて」奥田いろは・島太星・彩みちる・雷太・磯野大

物語のクライマックスからフィナーレを飾るラストナンバー。これから歩む現実に不安や孤独、生きづらさを感じたとしても、共に紡いだ物語(秘密の花園)と心の中にある庭(思い出と絆)にいつでも立ち返ればいいと互いを励まし合い、「本を開けばまた会える」という約束とともに未来へ一歩を踏み出す、希望に満ちた曲。
歌唱後の感想
奥田いろは:実は全員で合わせるのは今日が初めてだったんですけど、皆さんのすてきな歌声と、あとブランドン・リーさんが作ってくださったこのすてきな楽曲で、すごくすてきに歌わせていただけたなと思っています。あと、私が歌った曲の「コマドリとの一日」は、1曲の中で表情の変化というか、楽曲の表情がすごくコロコロ変わっていくのが歌っていてもすごく楽しくて、ほかの楽曲たちを歌うのもすごく楽しみです。

島太星:難しいです。すごくすてきなんですよ。楽譜を見ても音の工夫とかがすごくされてるし、見る分・感じる分には好き勝手できるんですが、歌ってみると、やっぱりとても難しくて。でもすてきな音楽の分、こっちも頑張って歌いこなしたい、歌い届けたいなっていう気持ちはありますね。

彩みちる:私は今日、ブランドン・リーさんの生ギター演奏に合わせて歌わせていただいて、すごく豪華な経験をさせていただいてありがたいなって思いました。私の歌う曲も、1曲の中に、すごくいろいろな物語性と、あと曲の表情もいろいろ違うので、自分1人で表情を変えていかなきゃいけない。そして、ギターと今日私も初めて合わせていただいて、リズム感もすごく変わっていくので、それはちゃんと自分でつかんでいなきゃいけないなと思いながらも、リーさんも合わせて引っ張っていってくださって、すごく楽しく歌わせていただきました。

雷太:僕と(磯野)大くんが一緒に歌った「もう少し」という楽曲ですが、実は今日だけなんですね、2人で歌うのは。本番はどちらかの役だけなので、今日は特別な瞬間で…大くんありがとうございました(笑)。初めて聞いた時からドラマがあって、すてきな楽曲で、今歌ってて思ったんですけど、これからセットとか、本番の空気感の中で、皆さんの顔を見ながら、どんな歌になっていくんだろうなっていう考えがあり、本当に今ワクワクでドキドキでございます。

磯野大:皆さんが言っていた通り、本当にすてきな曲の数々なんですけど、その分、歌うのはとても難しい部分があるので、これから本番までもっともっと詰めていかなきゃいけないなっていうところもあります。個人的な話なんですけど、こうやって制作発表みたいなところで歌わせていただくのが初めての機会だったので、歌の中にもあるビーグルが大人になっていくときの新たな環境みたいなものに対して、不安だったりとか緊張みたいのが、今の自分にもリンクする部分があって緊張するなと思いながら。でもそういう環境の中に飛び込んでいくっていうのは、人間絶対誰しもあることなので、これから本番に向けて稽古を積むにつれて、歌がどんどん、どんどん自分の役の中に落とし込めていけたらいいななんて思いながら、今回歌わせていただきました。


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