乃木坂46 小川彩が迎えた転換点━━アンダーが紡ぐ新たな物語と、齋藤飛鳥の軌跡が示す可能性
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— 乃木坂46 (@nogizaka46) June 11, 2026
6月7日(日)放送の『乃木坂工事中』にて、乃木坂46の42ndシングル『是非に及ばず』の選抜フォーメーションが発表された。5期生・一ノ瀬美空の表題曲センター初抜擢や、6期生・大越ひなのと森平麗心の初選抜が注目を集める中、SNSを中心にひときわ反響を集めたのが、5期生・小川彩のアンダー選出だろう。7作ぶりにアンダーメンバーとして活動する彼女は今、ひとつの転換点に立っている。
2022年2月、14歳と当時のグループ内で最年少として加入した小川。29thシングル『Actually…』から31stシングル『ここにはないもの』までは期別楽曲のみの参加だったが、以降はアンダー楽曲や期別楽曲のほか、『涙の滑り台』や『命の冒涜』といったユニット曲に抜擢されて存在感を示すと、36thシングル『チートデイ』で満を持して初めて選抜入り。それもいきなり1列目という重要なポジションで、彼女が期待されていることは明らかだった。
その後は6作連続で選抜メンバーとして活動し、それに併せてユニット曲も継続して増えた結果、彼女の参加楽曲数は41stシングル『最後に階段を駆け上がったのはいつだ?』時点で34曲。この記録は5期生内では一ノ瀬と並ぶトップタイであり、ラップ調やダンスナンバーなど様々なジャンルの曲に参加してきた。
『チートデイ』での1列目から、37thシングル『歩道橋』で3列目、そして38thシングル『ネーブルオレンジ』で2列目と、全ての列を経験してきた小川に期待されていたのは、グループ全体での一番前、その真ん中で輝く姿だった。39thシングル『Same numbers』から41stシングルまでは3列目が続き、『チートデイ』で同じ1列目だった池田が41stシングルで初センターを飾る中、小川も続くことが期待されていた。しかし、迎えた42ndシングルの選抜発表で、彼女の名前は呼ばれなかった。
入れ替わりが生じやすい3列目という場所で、小川が輝きを放っていたことを多くのファンは気づいている。その証拠にファン交流イベントの「オンラインミート&グリート」では全枠完売という結果を残し続けていた。絶えず変化し続けるグループにおいて、新たな可能性を見出し、試すことは重要なことであり、42ndシングルで彼女はアンダーメンバーとして新たな可能性を探すことになった。筆者としてもアンダーは再起を誓う場所、野心溢れるステージ、自分の思いをさらけ出せる、新たな物語が始まるなど、様々な意味合いを持つ場所だと捉えており、昨年末の40thシングル『ビリヤニ』のアンダーライブでは、それまで選抜常連だった5期生・五百城茉央が初めてアンダーライブのステージに立つと、続く41stシングルでフロントメンバーに返り咲いていた。
42ndシングル期間、小川のどんな姿を見てみたいか。筆者がひとつ挙げるとしたら、彼女の新たな一面、例えば、「力強い」や「凛々しい」と言われるような姿に期待したい。6期生の加入まで最年少だった彼女を、メンバーやファンが「可愛い」と褒める光景が多かったように思える。もちろん、中学生で乃木坂46に加入し、この春高校を卒業したばかりの彼女の振る舞いが可愛く見えるのは当然であり、それも彼女の強みだ。しかし、加入から5年目を迎えた中、新たな魅力として「強さ」あふれる彼女の姿を見てみたい。
また、このタイミングで重なってくるのが、1期生・齋藤飛鳥の軌跡だ。小川の加入時から2人は「似てる」と言われ、齋藤自身も卒業時に「お披露目の時から『飛鳥に似てる』って、けっこう言われてたみたいで」と語っていた。小川自身も齋藤に憧れてドラムを始めており(齋藤の腕前は気志團・綾小路翔から「お世辞抜きで上手かった」と称えられるほどだった)、またダンスへの強みも含めて、2人の輪郭はどこか重なるように思える。
齋藤もまた、選抜とアンダーの両方を行き来したメンバーであり、15thシングル『裸足でSummer』で初めて表題曲センターに立って以降、グループの最前線に立ち続けた。ユニット曲への参加も多く、齋藤がオリジナルメンバーの楽曲は90曲を数え(90曲超えは齋藤を含めて、生田絵梨花、松村沙友理の3人のみ)、幅広い楽曲に参加したのも彼女の特徴だ。アンダーライブを経験してから表題曲センター、グループの中心として羽ばたいた唯一のメンバーでもある。
42ndシングルのアンダー楽曲のフォーメーションはまだ発表されていない。もし小川がアンダーセンターに立ち、これまでと違う新たな一面を見せたとき、それは彼女の新しい物語の幕開けとなるはずだ。もちろん、彼女ひとりのために楽曲があるわけではない。しかし時代や環境の変化が訪れたとき、新たなストーリーが紡がれ始める━━このことは、齋藤をはじめとした歴代メンバーが証明してきた。賛否が飛び交う選抜発表の中に、新たな革命の予感が潜んでいる。その産声を、聴き逃さないでほしい。
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