2026-04-14 17:45

「いつかは三期生4人だけでライブを」日向坂46山口陽世が駆け抜けた6年間━━最後に夢を叶え決意した卒業という「一つの選択」

グループ卒業を発表した、日向坂46の山口陽世
グループ卒業を発表した、日向坂46の山口陽世
ⒸByakuya Shobo Co.,Ltd 2026

4月10日、日向坂46三期生・山口陽世が公式ブログを通じてグループ卒業を発表した。4月4日・5日に行われた「7回目のひな誕祭」にて、山口ら三期生4名が長年夢見ていた「三期生ライブ」の開催が発表されたばかりのタイミングだっただけに、おひさま(日向坂46ファンに総称)の間では衝撃が走った。

山口は、2018年に行われた「坂道合同オーディション」合格後、研修生期間を経て、2020年2月に日向坂46三期生として配属された。野球経験者である彼女は、日向坂46で度々話題に挙がる野球ネタを通じて存在感を放っていた。ライブ中のバッティング演出や始球式への登板、ヤクルトや巨人、そして日向坂46とゆかりのある横浜DeNAベイスターズで選手と監督を務めたアレックス・ラミレスとのコラボ企画など、アイドルファンのみならず、野球好きからも注目を集める存在に。2025年11月の「ARENA TOUR 2025『MONSTER GROOVE』」東京公演の翌日には、横浜DeNAベイスターズのファンイベントにゲスト出演したこともあった。

グループ外では野球のイメージが先行する山口だが、日向坂46ではというと、加入当初は末っ子キャラで、メンバーから赤ちゃん扱いされることが多かった。特に一期生・佐々木美玲が山口を可愛がっており、山口のほかに二期生・河田陽菜と濱岸ひよりを含む4人で、「みーぱんファミリー」というユニットを結成。全員が親元を離れた上京組で、『BUBKA12月号』(2021年10月発売)で山口は、「とくに美玲さんは、地方から上京してきたばかりの私を気遣って声をかけてくれて、メイク用品をいただいたこともありました。美玲さんの存在が支えになっていたんです」と先輩の優しさに救われていた。

山口は先輩から受け取った愛を後輩や同期、さらには先輩にも自分なりの形で返していた。佐々木への感謝を語った『BUBKA12月号』で、「私はすごい人見知りなので……」と語っていた山口は、佐々木のように表立って愛情を示すタイプではなく、プライベートでひっそりと伝えるタイプだった。それでも、その輪は気づけばグループ全体へと広がり、「山口家連れ込み隊」という軍団が誕生した。

山口が自宅へ招いたメンバーは数知れず。後輩や同期、さらには先輩にまで誘いの手が伸び、同期でも困難だという二期生・小坂菜緒の牙城も崩してみせた。その小坂からは普段のコミュニケーションから、「私のことをナメてきます!」と言われていた。イチゴミルク味のタピオカドリンクを飲んでいた小坂に、山口が「え? イチゴミルクですか~(笑)」とイジっていた、というエピソードからは「人見知り」だと語る山口が先輩へ心を開いていたことが窺える。その一方で、後輩の平岡海月と山下葉留花からは、二人きりの時にベタベタに甘えてきたことを暴露され、大慌てで口を塞ぎにいく一幕も。不器用だけど深いメンバー愛を山口は持っていた。

そんな山口には、先輩から託されたものがあった。二期生の丹生明里のセンター曲『One choice』のポジションだ。2024年12月に行われた東京ドーム公演にて、既に卒業していた丹生がサプライズ登場すると、曲中に入れ替わる形で『One choice』のセンターが山口に渡った。東京ドームに集まったおひさまの大歓声に包まれた瞬間から、山口は『One choice』のセンターとして立ち続けた。オリジナルセンターの面影は簡単には消えない。そのプレッシャーと山口は向き合い、ひたむきに笑顔で踊り続けた。そこには先輩への愛が溢れていた。

山口と髙橋未来虹、そして森本茉莉は、日向坂46三期生の中でも研修生期間を経て加入した、言わば後入りのメンバーだ。1stシングル『キュン』から4thシングル『ソンナコトナイヨ』まで、同期の上村ひなのの名前があっても、残る3人の名前はなかった。既にグループとして完成されつつある状況に飛び込むことに山口は、「私たちは必要とされてないんじゃないか」と自問したこともあったという。そんな日々を経て、日向坂46になくてはならない存在となった彼女に、丹生はセンターポジションを託し、二期生・松田好花も「陽世は(日向坂46)に必要だよ」と声をかけていた。

加入当初の迷いや悩みを乗り越え、日向坂46とメンバーへの愛が赴くままに駆け抜けた山口陽世の6年間の最後には、「三期生ライブ」という念願だったステージが用意された。「いつか三期生4人だけのライブもやりたいんです」━━三期生4人で表紙を飾った『BUBKA12月号』でそう語っていた山口は、目標と夢を叶えて、大好きな日向坂46を旅立つ。

【関連記事】

・「日向坂で会いました」山口陽世と平尾帆夏の同級生コンビがタカトシ&マユリカを絆で圧倒! 東京での再会に有吉弘行は「そんなことあり得んの!?」

・日向坂46、後輩たちへ受け継がれる野球愛…意外なバッティングセンスにも注目

・日向坂46山口陽世の“ぶりっ子”に若林正恭がツッコミ「スタンスがブレブレなんだよ!」

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING17:30更新

  1. 櫻坂46 森田ひかるが国立競技場で流した涙の意味━━振付師TAKAHIROに「破壊」か「再生」を迫られた『Nobody’s fault』での4年越しの答え
  2. 櫻坂46『5th YEAR ANNIVERSARY LIVE』が終幕━━1stシングルのセンター・森田ひかる「今日この景色を見た時に初めて再生を選んでよかったなと思いました」
  3. 櫻坂46「5th YEAR ANNIVERSARY LIVE」2日間で14万人動員、初の国立競技場ライブを完遂!
  4. 乃木坂46中西アルノ“振れ幅”あるグラビアショット
  5. 櫻坂46的野美青の“不用意な発言”に藤吉夏鈴がツッコミ「なんちゅうこと言うのよ…」
  6. 日向坂46小西夏菜実&森本茉莉が“かわいさ迷子”に…若林正恭「もう1回“かわいさ”を考えたほうがいい」
  7. 乃木坂46梅澤美波のイジりに日村勇紀が苦笑「『卒業するから何でも言ってやる』みたいな」
  8. 白の静寂に舞う…池田エライザが体現した“揺るがない美”
  9. AKB48 3期生、20年目の初日へ 旧overtureと涙がつないだ再会のステージ
  10. 乃木坂46川﨑桜、写真集会見恒例の質問「自己採点するなら?」に『“さく点”満点』と回答
  1. 櫻坂46 森田ひかるが国立競技場で流した涙の意味━━振付師TAKAHIROに「破壊」か「再生」を迫られた『Nobody’s fault』での4年越しの答え
  2. 櫻坂46『5th YEAR ANNIVERSARY LIVE』が終幕━━1stシングルのセンター・森田ひかる「今日この景色を見た時に初めて再生を選んでよかったなと思いました」
  3. 櫻坂46「5th YEAR ANNIVERSARY LIVE」2日間で14万人動員、初の国立競技場ライブを完遂!
  4. 乃木坂46中西アルノ“振れ幅”あるグラビアショット
  5. 櫻坂46的野美青の“不用意な発言”に藤吉夏鈴がツッコミ「なんちゅうこと言うのよ…」
  6. 日向坂46小西夏菜実&森本茉莉が“かわいさ迷子”に…若林正恭「もう1回“かわいさ”を考えたほうがいい」
  7. 乃木坂46梅澤美波のイジりに日村勇紀が苦笑「『卒業するから何でも言ってやる』みたいな」
  8. 白の静寂に舞う…池田エライザが体現した“揺るがない美”
  9. AKB48 3期生、20年目の初日へ 旧overtureと涙がつないだ再会のステージ
  10. 乃木坂46川﨑桜、写真集会見恒例の質問「自己採点するなら?」に『“さく点”満点』と回答

関連記事