2025-06-26 07:30

今こそ劇場版『名探偵コナン』シリーズを一気見!爆発シーンや人気キャラの活躍だけじゃない、サッカーボールのとんでも活用法3選

最新作『隻眼の残像』
最新作『隻眼の残像』
(C)2025 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
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4月18日の公開後、爆発的なヒットを記録している劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』。6月22日時点で興行収入140億円を突破し、国内歴代18位(興行通信社調べ)を記録。3年連続で100億円越えを達成と、凄まじい人気を誇っている。

近年では、最新作の公開時期になると過去作が期間限定で動画配信サービスにて観ることができる。単行本で追い続け、劇場版も欠かさず観てきた筆者も、ここぞとばかりに何度もリピートしており、犯人や展開を覚えていてもつい観てしまう。

そんな筆者が劇場版シリーズで毎回楽しみにしているのが「サッカーボール」の活躍だ。幼児化する前、工藤新一の時は体力をつけるためにサッカーをやっていたが(プロ選手に勧誘されるほどの腕前)、小さくなった後は犯人を取り押さえるためにサッカーボールを蹴り込む。阿笠博士の発明品「どこでもボール射出ベルト」と「キック力増強シューズ」の組み合わせで数々の犯人を制圧してきた。

キック力増強シューズ
キック力増強シューズ
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

今回、最新作を除く歴代27作品の中から、サッカーボールが活躍するシーンを3種類に分けてみた。印象的なシーンと共に、期間限定で配信中(2024年は8月末で終了)の今、何度も観たい作品を紹介していく。

(本稿ではネタバレを含みます)

1つ目は「犯人を取り押さえる」。これは原作でもよく見られる使い方で、犯人に力で勝てない小学1年生のコナンは、キック力増強シューズで筋力を増強(電気と磁力で足のツボを刺激)し、蹴られたサッカーボールはとてつもない威力で犯人を制圧するまでがお決まりの流れとなっている。10作目『探偵たちの鎮魂歌』では拳銃を持つ犯人をこの方法で撃退(この時、軸足を怪我していたが、天井に槍を刺し、それを軸に回転して勢いをつけて蹴るという離れ技を披露)。17作目『絶海の探偵』では、イージス艦の情報を盗もうとした外国のスパイを倒し、国家の危機を救っていた。

17作目『絶海の探偵』
17作目『絶海の探偵』
(C)2013 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

2つ目は「爆発(花火)&巨大化でピンチを脱する」。コナンの劇場版と言えば、派手な爆発シーンが毎回の見どころで、第1作目『時計仕掛けの摩天楼』から続く大きな見せ場となっている。大方、コナンが犯人の仕掛けた爆弾を止めるのだが、11作目『紺碧の棺』では、コナンが鎖を蹴って岩壁に当て、その火花でメタンガスに引火させたこともあった(海底洞窟から脱出のため)。

コナンが初めて爆発(花火)を利用したのは、18作目『異次元の狙撃手』。阿笠博士がボール射出ベルトをアップデートし、花火ボールが誕生した。花火ボールはベルトから出た後、一定時間経過して爆発する仕掛けで、コナンはその間に空中に蹴り上げる。『異次元の狙撃手』では暗視ゴーグルをつけた犯人に対し、花火の閃光で目くらまし。その瞬間にFBIの狙撃手・赤井秀一(当時は沖矢昴)が撃ち抜くという連携プレーで制圧した。

18作目『異次元の狙撃手』
18作目『異次元の狙撃手』
(C)2014 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

赤井とコナンの連携では、この花火ボールが大活躍する。20作目『純黒の悪夢』では、機関銃を搭載したオスプレイのような機体をコナンが花火ボールで照らすと、その瞬間に赤井が急所を破壊することで飛行不能に。26作目『黒鉄の魚影』では潜水艦を破壊するため、コナンが海中で花火ボールを爆発させて照らして、上空にいた赤井が「米軍から借りた」ロケットランチャーで撃ち抜いていた。

20作目『純黒の悪夢』
20作目『純黒の悪夢』
(C)2016 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
26作目『黒鉄の魚影』
26作目『黒鉄の魚影』
(C)2023青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

巨大化に関しては、24作目『緋色の弾丸』では、暴走状態になった真空超電導リニアを制止するために、サッカーボールを巨大化させてクッション代わりに。14作目『天空の難破船』では、明石海峡大橋の下を通る飛行船の上部で膨らまし、橋桁との緩衝材として活用。一時的に飛行船を上向きにすることでテロリストを海に落としていた(余談だが、筆者の知り合いが明石海峡大橋の管理会社で働いており、勘弁してくれと言っていた)。そして最も大きくなったのは、25作目『ハロウィンの花嫁』。この作品で初めて「超巨大ボール射出ベルト」と派手にグレードアップされ、そのサイズは渋谷のスクランブル交差点を埋めつくすほど。渋谷のスクランブル交差点に、混ざったら爆発する化学薬品が流れ込む中、巨大化させて流れを堰き止めることに成功していた。

24作目『緋色の弾丸』
24作目『緋色の弾丸』
(C)2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
25作目『ハロウィンの花嫁』
25作目『ハロウィンの花嫁』
(C)2022 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

そして最後は「居場所や真相にたどり着くためのヒントとなる」。これまでの物理的な活用方法とは異なり、回数こそ少ないが作品の鍵を握っている。15作目『沈黙の15分』では、雪崩に巻き込まれたコナンが生死を分ける15分ギリギリで目を覚まし、居場所を知らせるためにボールを射出。6作目『ベイカー街の亡霊』はVR空間の中で事件を解決するという設定で、阿笠博士の発明品が使えない中、同ゲームを乗っ取った黒幕の正体を突き止めるヒントになる。現実世界ではサッカーで遊んでいた子供が、ゲーム内で突然サッカーボールに興味を示さなくなったことを不審に思ったコナンは、その子供がゲーム内では別人で、黒幕に乗っ取られていることを見破っていた。そして9作目の『水平線上の陰謀』では、かくれんぼで隠れていた場所に忘れ物を取りに行った毛利蘭が気絶してしまい、そのまま沈みゆく船に取り残されてしまう。探しに来たコナンは、蘭の「サッカーボール蹴ってたでしょ?」という一言から、本当はバレーボールを蹴っていたのだが、「姿は見えないがボールを蹴る音は聞こえる場所に蘭が隠れていた」と推理。発見の手がかりとしていた。

15作目『沈黙の15分』
15作目『沈黙の15分』
(C)2011 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
6作目『ベイカー街の亡霊』(左)と9作目『水平線上の陰謀』(右)
6作目『ベイカー街の亡霊』(左)と9作目『水平線上の陰謀』(右)
(C) 2002・2005 青山剛昌/小学館・読売テレビ・ユニバーサル ミュージック・小学館プロダクション・TMS

名探偵コナンの劇場版シリーズは、特別な舞台設定や爆発シーン、人気キャラクターが勢揃い。vs黒ずくめの組織、vs怪盗キッド、恋愛系など作品毎にテーマが異なるのだが、共通するのはサッカーボールが毎回活躍をするということ。コナンの代名詞であるサッカーボールは無限の可能性を秘めている。

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