2022-05-04 18:10

元ジュディマリTAKUYAがエビ中楽曲「ハイタテキ!」に込めた思い<私立恵比寿中学の音楽のすべて>

――〈惚れたっ!〉は、中山莉子史上最高のフレーズの1つですね。

TAKUYA 初披露のライブを観に行ったら、お客さんが「惚れたーーー!!」
って大声で返してて、「そこ、俺が考えたの! 俺が!」みたいな(笑)。

――詞曲は、どういった流れで?

TAKUYA 詞曲はだいたい同時進行で作っていくんですけど、確か歌詞は頭から考えていって。で、アレンジャーのIizukaKeisukeっていう後輩にシンセアレンジを頼むんですけど、「歯医者でかかってそうな、クラシックのフックをつけてくれ」って言いましたね。

――なるほど。あの冒頭の『第九』の一節は、歯医者で流れている音楽のイメージなんですね。

TAKUYA 歯医者って、何かちょっと静粛な感じというか、独特の雰囲気があるじゃん? そしたら、そいつが『第九』のフレーズをイントロにすることを考えて、彼はいい仕事したなって。

――そのイントロに、星名美怜さんの印象的な指揮者の振りがついて。

TAKUYA だから、全部がうまくいったんじゃないかな。『ハイタテキ!』の前に、おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!のプロデュースを2年間ぐらいやってて、エビ中よりもうちょっと若いぐらいの子の曲を作ってたんです。そこで、アイドルだから振りもあるし、余計な部分が必要なんだなと思った。一人で歌うんだったらこんな余計なところはいらないんだけど、フックを作ることによって振りになったり、人数が多いから要素が多くないとダメなんだなとか、そういうアイドル音楽に対する自分なりの対策というかノウハウは、おはガールの経験を活かして『ハイタテキ!』につながったかな。

――遊んでもらえる余地を残したり、用意したりするという?

TAKUYA 残すっていうより、増やすんですよね。JUDY AND MARYだったらこれは余計なんだけど、そこに踊りが入ったり、そういう余計な部分を増やすことが、アイドルの音楽には必要な要素なんだなっていうことですかね。

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING17:30更新

  1. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  2. 【コラム】2025年大躍進の=LOVE、紅白歌合戦へ出場はあるのか
  3. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#48「限界ってあると思うんです」
  4. トラックメイカー&DJ・ちばけんいちが語る楽曲制作の裏側
  5. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#47「冬がやって来ました」
  6. 日向坂46・四期生が誰よりも高く跳んだ日━━武道館3Daysで見せつけた実力と一体感、そしてハッピーオーラ!
  7. 東洋一の美少女、ユーモアと優しさ・親しみやすさにあふれている究極かつ至高のパーフェクトアイドル、=LOVE佐々木舞香ちゃんを推したくなる理由
  8. 「努力の天才」日向坂46松田好花、26歳の現在地━━今や年間テレビ出演回数100本超え、聴取率首位キープの“売れっ子”の8年間の軌跡
  9. R-指定&KennyDoesが語る、それぞれのRIP SLYME「感」
  10. 選抜の噛ませ犬じゃない!乃木坂46最新アンダーライブ極私的過剰考察「私、アンダーメンバーの味方です」
  1. 乃木坂46“魂”のアンダーライブ特集インタビュー|柴田柚菜×奥田いろは、アンダー活動を純粋に楽しめなかった過去を語る「選抜でいることが、私の中で結構大きなものだったので……」
  2. 乃木坂46“魂”のアンダーライブ特集インタビュー|伊藤理々杏×吉田綾乃クリスティー、アンダラの歴史を守ってきた3期生が語る“削りの精神”
  3. 乃木坂46“魂”のアンダーライブ特集インタビュー|岩本蓮加×冨里奈央、アンダラの熱量は不変──「超厳しかった」先輩に怒られた日々を振り返る
  4. 矢吹奈子「最高です(笑)」2026年カレンダーの仕上がりに大満足
  5. AKB48伊藤百花1stフォトブック“発売御礼”SHOWROOM配信決定
  6. 乃木坂46“魂”のアンダーライブ特集インタビュー|金川紗耶×黒見明香×佐藤璃果、4番目にしか出せないアンダラの色「曲に感情を全部ぶつけて、気持ちを伝えられる」
  7. WHITE SCORPION・ACE復活「こういう特別な日に11人でこのステージに立ちたい」キャプテン&副キャプテンも発表に
  8. 矢吹奈子「たかみなさんの掛け声ですごく気合も入る」武道館公演を振り返る
  9. 日向坂46 松田好花、ラジオの神様が微笑んだ歴史的一夜を振り返る! 4年間のパーソナリティ修行と松田父からもらったウン気で単独イベ大成功
  10. WHITE SCORPION『新Overture』を初披露!NAVI、その仕上がりに「いいよ!」と太鼓判

関連記事