2022-08-02 06:15

R-指定(Creepy Nuts)が語るスチャダラパーの時代

R-指定(Creepy Nuts)
R-指定(Creepy Nuts)
写真/河西遼

Creepy NutsのR-指定が日本語ラップ愛を語り尽くす『Rの異常な愛情』。単行本第二弾の刊行も控えているので、アルバム制作が佳境極まる彼に今回も本編とは違う雑談を、と思いきや……。最近どハマリしているらしいスチャダラパーの話が始まったので、ゆるやかに“大ネタ”使いの新章スタートの兆しです!

「SDPとしての自意識」

R-指定 こないだちょっと体調を崩しちゃったんですけど、そのとき、めっちゃスチャダラパーを聴いてたんですよ。

――具合が悪いときにフィットする音楽だったと。

R-指定 解釈に悪意があるわ(笑)。でも、スチャの楽曲も、めちゃくちゃテクニカルなのに聴きやすくて疲れない、ビートは渋い、しかも内容も面白いっていうことに、改めて新鮮に感動しましたね。ほんとに『スチャダラ大作戦』から聴き直して。

――1990年5月リリースのインディでのデビューアルバムだね。32年前のアルバムだ……。

R-指定 メジャーデビュー作の『タワーリングナンセンス』(91年)はその翌年に出てるんですね。そして、もうその時点で自分たちが世間から思われてるイメージだったり、受け止められ方に対してかなり分析的に考えて、楽曲に落とし込んでるんですよね。

――特に“タワーリングナンセンス”は、ゾッとするぐらい自分たちへの評価に対してシニカルに分析してる。

R-指定 「スチャダラっぽく頼みますよ」「それってスチャダラっぽくなくない」みたいに言われることに対して、かなり明確にアンサーしてて。そういう発想の曲は、俺らもあの曲ほど明確ではないけど、前作『Case』や最近の作品では考えてることでもあったんで「うわっ、先やってたやん!」と同時に、「そりゃそうか……」みたいな。

――あのアルバムには、インタビューに対してずっとキレてるっていう曲があって。

R-指定 “ROCK!ロック雑誌”。

Rの異常な愛情 ─或る男の日本語ラップについての妄想─
Amazonで購入

BUBKA(ブブカ) コラムパック 2022年9月号 [雑誌] Kindle版
Amazonで購入

BUBKA(ブブカ)コラムパック 2022年9月号
BUBKA(ブブカ)コラムパック 2022年9月号

Amazon Kindle

楽天Kobo

Apple Books

Google Play

紀伊國屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING23:30更新

  1. “裏センター”の可憐なパフォーマンスにくぎづけ…完璧なゴールとアシストを決めた乃木坂46・池田瑛紗さん
  2. シンガーソングライター吉澤嘉代子「『日記』は、(小林)歌穂ちゃんに宛てた手紙をプレゼントしようと思って書いたんです」<私立恵比寿中学の音楽のすべて>
  3. 船木誠勝「ガチンコでやれば八百長って言われなくなる 単純にそう思ってましたね」【UWF】
  4. 「ひらがなけやき」から日向坂46へ、約10年のルーツが詰まった「ひな誕祭」にOG大集結!長濱ねるの「心残り」を晴らした横浜の空
  5. 選抜の噛ませ犬じゃない!乃木坂46最新アンダーライブ極私的過剰考察「私、アンダーメンバーの味方です」
  6. 乃木坂46、3期生の絆「今が一番の思い出」過去から現在そして未来へ
  7. なんてったってキヨハラ第20回「最後の対決」
  8. ヒャダイン的サ道探求記「狂い焚きサウナロード」本八幡レインボーで見えた虹の架け橋
  9. 吉田豪「What’s 豪ing on」Vol.7 ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)、届ける努力を惜しまなければきっと届く
  10. 乃木坂46ドームツアー考察”2年連続座長”のエース・井上和の涙から感じた「乃木坂46らしさ」とは?
  1. 乃木坂46池田瑛紗、色白素肌が際立つステージ衣装に「透明感がやばい」「白くて美しくて非の打ち所がないです……」の声
  2. 乃木坂46中西アルノ、情感豊かなグラビアショット!創刊10周年記念『BRODY10月号』表紙を飾る
  3. 「やっぱライブでしょ!」中西アルノのアイドル哲学むなしく赤字&倒産……乃木坂46の「血統と伝統」を背負うエース級プレイヤーもプロデュース業にはスイッチできず
  4. 日向坂46芸人のレインボー・ジャンボたかお、「伝説のOG」齊藤京子に猛アタックするも、スイッチの押し間違いで撃沈!「月」と「虹」が踊れずじまいのMidnightに
  5. 『Kohmi EXPO 2025』開催記念、広瀬香美×フィロソフィーのダンス・奥津マリリ&日向ハルインタビュー|“ロマンスの神様”のSNS投稿をきっかけに、共演するまでに至った二組による愛と尊敬の音楽トーク
  6. 人気アイドルが猛暑も吹き飛ぶ清涼感ある浴衣姿を披露「カワイ過ぎ!」「日本の宝」「似合ってます」
  7. 乃木坂46 13th YEAR BIRTHDAY LIVE、中西アルノ「今のこの乃木坂が絶対最強!」
  8. ラフ×ラフ吉村萌南、活動休止を報告「またみんなと活動できることを楽しみに頑張ってきます」
  9. 【櫻坂46・5th TOUR 2025 “Addiction”】 松田里奈「日本中のみんなが、知らない人がいないくらい大きなグループになりたいです」
  10. 櫻坂46藤吉夏鈴が提案する企画内容に一同騒然…森田ひかる「イヤですよね~(笑)」

関連記事