2022-10-07 19:00

【追悼特別企画】アントニオ猪木は「レスラーとして、人間として計り知れない度量を持った人」天龍源一郎が語る

プロレスラーとして一時代を築いたアントニオ猪木さん
プロレスラーとして一時代を築いたアントニオ猪木さん
写真/平工幸雄

アントニオ猪木さんが、10月1日、心不全のため亡くなった。プロレスラーとして一時代を築いた猪木さん。ファンを魅了し、多くの選手に影響を与え、そして「BUBKA」コラムにも何度も“登場”してきた。今回は、特別企画と題し、アントニオ猪木さんにスポットを当てた記事を紹介する。(記事の内容は発売当時のものであり、最新のものではありません)

天龍源一郎は、その40年間の“腹いっぱいのプロレス人生”で様々な名レスラーと出会い、闘い、交流した。ジャイアント馬場とアントニオ猪木の2 人にピンフォールでの勝利を収めた唯一の日本人レスラーであり、ミスタープロレスとまで称された天龍。そんな天龍だからこそ語れるレジェンドレスラーたちとの濃厚エピソードを大公開しよう!

第28回アントニオ猪木(後編) 「BUBKA」2021年3月号より

猪木さんと戦うことになった発端は、WARの旗揚げ2連戦を終えた後(1992年7月15日、後楽園ホール)に「長州力が尊敬している人とも一度、肌を合わせてみたい」って俺が言ったことなんだけど、猪木さんが「いいよ、別に。何でそんな試合をやらなきゃいけないんだよ」って言えばそれで終わった話なんだよ。だから、よくぞ重い腰を上げて、乗っかってくれたと思う。当時の猪木さんは参議院議員になって忙しい時だったし、今さらながら「アントニオ猪木はやっぱり凄いな」っていう感覚ですよ。

あの時、猪木さんが応じてくれたことで、天龍源一郎が一歩階段を上ることができたというのはありましたよ。

猪木さんとタッグで初めて肌を合わせた時(93年5月3日、福岡ドーム=天龍&長州力vs猪木&藤波辰爾)、猪木さんの絡みつく卍固めを味わったね。スラッとしていて手足が長いから、まとわりつく感じで、ホントに気持ちよく入るよ。

卍固めはオクトパス・ホールドとも呼ばれるけど、まさにタコが獲物を掴むようにシュッと絶妙なタイミングで入る。他の選手の卍固めは、体は乗っかっていても、首をロックする足が滑って外れたりするけど、猪木さんはガチッと決まるね。猪木さんのふくらはぎがチョークになって首にガッチリ入ったからね。あんな完璧な卍固めはないよ。

タッグ対決の後の94年1月4日に東京ドームで猪木さんが「一騎打ちをやってもいいよ」って、俺をチョイスしてくれたことは、俺にとっては名誉なことですよ。でも俺は馬場さんの弟子だし、福岡ドームのタッグマッチでちょっと当たっただけで、俺がどんな性格なのか、俺がどんなことをやるかわからないんだから、今でも一騎打ちをやってくれたことは不思議なんだよね。

Twitterでシェア
Googleで優先するソースとして追加

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING17:30更新

  1. SKE48荒井優希、コロナ復帰後のタッグマッチを白星で飾る「体力が心配だった」
  2. SKE48荒井優希、人生初の“ビンタ”に気合!!久々のシングルマッチ決定に「自分のできることを全部出せたらベスト」
  3. AKB48川村結衣&花田藍衣、“ころもちゃん”コンビがきつねダンスに出演!ファイターズファンのかわゆいはファーストピッチにも挑戦
  4. すべての球団は消耗品である「#2 1988年の王巨人編」byプロ野球死亡遊戯
  5. 田村潔司「解析UWF」第14回…ファンの大きな期待と現実の厳しい闘い
  6. 佐山・前田・髙田…伝説が語る“あの時代”──『闘魂伝承座談会2』、4・21発売へ
  7. 【新連載】田村潔司がUWFを解析…レスラーたちは何を見せていたのか
  8. SKE48荒井優希、初対戦のアジャコングに“一斗缶攻撃”も食らい完敗
  9. スタン・ハンセン「『ラリアット』がプロレス技として辞書に載ったりしたら、こんなに光栄なことはないね」
  10. 田村潔司、孤高の天才が語るヤマヨシとの宿命
  1. ステージが一番好きだから――STU48・中村舞が描く“これからの私”
  2. 日向坂46、18thシングル『イチャイチャ虫』センターは正源司陽子に決定& 佐藤優羽や平岡海月など、“ひなた坂46”からの選抜入りも注目!
  3. WHITE SCORPION、完売のSUPERNOVA KAWASAKIで沸いた“着席型LIVE” 『BASE Live #16』昼公演リポート
  4. プニプニ扇風機に騒然 乃木坂46“これいくら金”延長中は今回もわちゃわちゃ全開
  5. 正源司陽子センター、日向坂46 18thシングル『イチャイチャ虫』新ビジュアル公開
  6. 佐藤優羽「先生から『進路はどうするの?』と聞かれて。『実は……』とXのトレンドで1位になっているスマホを見せました」【日向坂46『五期生LIVE』開催記念 五期生“変革”ドキュメンタリー③】
  7. 日向坂46藤嶌果歩、二十歳のサプライズバースデーに大喜び「頼られる先輩になれるように努力していきたい」
  8. 乃木坂46・池田瑛紗と中西アルノが「真冬のかき氷」騒動で火花散らす! 因縁の裏にあるのは、逆境をともに“凌”ぐ似た者同士の絆
  9. 乃木坂46五百城茉央、ルームウエアでリラックス「今回のグラビアを見て成長を感じていただけるとうれしい」
  10. 「ジョキジョキと切っていく感じ」STU48中村舞、新しい挑戦は自らの手で

関連記事