2022-06-04 18:15

プロレスラー高阪剛、格闘技人生に幕…TKが語るリングス時代

28年間のキャリアに幕を閉じた高阪剛
28年間のキャリアに幕を閉じた高阪剛
写真提供=©RIZIN FF

“世界のTK”こと高阪剛が4・17『RIZIN.35』のリングで28年間のキャリアに幕を閉じた。ヘビー級ファイターとして世界中の猛者たちと闘ってきたTK。彼の格闘技人生はリングスの門を叩いたことから始まった。今回は、前田日明をはじめとしたリングス時代に関わった人々への恩義と当時のエピソードとともに、TK伝説の始まりを振り返る。

ゲイバーからリングス入門

――高阪さん、まずは28年間の現役生活お疲れさまでした!

高阪剛 ありがとうございます。まあ、格闘技自体はこれからも続けるし、今日も朝からトレーニングしたところなんで、基本的な生活は変わらないんですけど。試合に関してはケジメをつけさせてもらいました。

――高阪さんといえば長年、世界のヘビー級トップファイター、言わば化け物たちと闘い続けてきたわけですけど。やはりプロとしてスタートしたリングスがその礎になってるんじゃないですか?

高阪剛 そうですね。リングス自体がヘビー級というか、無差別の舞台でものすごくデカい奴がたくさんいたし。そもそもの話で言うと、自分は中学で柔道を始めて以来、階級別で試合をしたことがないんですよ。

――中学から無差別なんですか?(笑)

高阪剛 柔道には階級がありますけど、当時中学生は78キロが上限で、自分は1年生から78キロなんかとっくに超えていたんで。

――まさに怪童ですね(笑)。

高阪剛 そして高校になると上限は86キロだったんですけど、その頃にはもう100キロくらいあったから、そもそも階級別で闘うっていう概念自体が自分の中にはまったくなかったんです。そして自分の大学時代はUWFが流行っていて、その後3派に分裂しましたけど、いざ本格的に格闘家を目指すとなったときに、前田日明という存在が自分の中で大きかったんでしょうね。なのでリングスに入門しようと思ったんです。

――高阪さんは通常の合同入門テストではなく、個別の入門テストで合格したって聞きましたけど、何かツテがあったんですか?

高阪剛 ツテと言えばツテなんでしょうけど、新宿二丁目のゲイバーの紹介なんですよ(笑)。

――ゲイバーの紹介!?(笑)

高阪剛 自分ら体育会系の学生がよく飲みに行ってたゲイバーがあったんですけど、そこの店に前田さんや髙田(延彦)さんも以前よく来られていたらしくて。その店のママ……と言ってもおじさんなんですけど(笑)。そのママに、自分が「前田さんのリングスに入門したいんですけど、どうしたらいいんですかね?」って飲みながら軽く相談したら、その場で前田さんに電話し始めたんですよ(笑)。

「BUBKA7月号」コラムパック
「BUBKA7月号」コラムパック

Amazon Kindle

楽天Kobo

Apple Books(Mac または iOS デバイスのみ)

Google Play

紀伊國屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING11:30更新

  1. SKE48荒井優希&山下実優組がアジャコング&宮本もか組に勝利!!リング上ではSKE48のミニライブも
  2. SKE48荒井優希、初対戦のアジャコングに“一斗缶攻撃”も食らい完敗
  3. 横山ルリカ、5カ月ぶりに“ヒロインバトル”参戦!長身を生かしてナイスショット
  4. SKE48荒井優希&赤井沙希“令和AA砲”がプリンセスタッグ王者のベルト初防衛に成功
  5. SKE48荒井優希、シングルで初のベルト獲得「何回もぺちゃんこになっちゃった」
  6. SKE48荒井優希選手「CyberFight Festival 2022」参戦!6人タッグマッチに挑む
  7. 【工藤めぐみインタビュー】長与に憧れ、ジャガーに習い、ダンプ松本に叱られて――辛く厳しかった時代の追憶
  8. SKE48荒井優希、3度目の防衛成功「ここで満足せずにもっと高みを目指す」
  9. 【新連載】田村潔司がUWFを解析…レスラーたちは何を見せていたのか
  10. 『怪物に出会った日―』著者・森合正範氏、井上尚弥のすごさを伝えきれないもどかしさ
  1. 櫻坂46森田ひかると過ごす幸せ全開クリスマス!『週刊少年マガジン』表紙&巻頭を飾る
  2. 「アイドルに向いていると思ったことはありません」乃木坂46卒業の松尾美佑、五百城茉央に贈った言葉がきっかけでアンダーの心が一つに
  3. 日向坂46大野愛実センター『クリフハンガー』ジャケットアートワーク公開!テーマは「光が差す方へ」
  4. 「アンダーライブを好きでいてください」乃木坂46卒業の矢久保美緒が、アイドル人生を捧げたアンダラのステージで伝えた言葉の重み
  5. 「松田のエピソードトークが聴きてぇな!」オードリー若林、日向坂46松田好花の無敵発言に「上り詰めたな!」「聞き捨てならない」と芸人のプライドを触発!
  6. 乃木坂46「40thSGアンダーライブ」座長・五百城茉央「2026年の乃木坂46にも期待していてください!」
  7. 乃木坂46“魂”のアンダーライブ特集インタビュー|田村真佑×松尾美佑、ラストステージを迎える同期に伝えたかったこと
  8. 乃木坂46「40thSGアンダーライブ」松尾美佑・矢久保美緒の卒業セレモニーにクリスマス特別企画、『純粋とは何か?』を歌った日本武道館3dyasが閉幕!
  9. HKT48地頭江音々“卒業写真集”のタイトルが『ねね』に決定!表紙カットも公開に
  10. 乃木坂46“魂”のアンダーライブ特集インタビュー|林瑠奈×矢久保美緒、「過去に固執するなと言われたら、それはその通り」アンダラの変化に抗おうとした過去を語る

関連記事