2023-11-30 19:00

日向坂46潮紗理菜“卒業”SP!佐々木久美「私の中の柱が一本なくなっちゃう」

「BUBKA1月号」に登場している日向坂46佐々木久美、潮紗理菜、加藤史帆
「BUBKA1月号」に登場している日向坂46佐々木久美、潮紗理菜、加藤史帆
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潮紗理菜が日向坂46を卒業する。誰よりも人の幸せを願った彼女の門出は、絶対に「笑顔」で溢れているべきだと思う。涙を堪えて、背中を押してあげよう。新たな空へ走り出す瞬間を最愛の仲間である加藤史帆、佐々木久美と共に最大級のリスペクトと感謝を込めて、誌面に刻み込む。

──潮さん、グループ卒業まで残された時間が少なくなりましたが、いまはどんな心境ですか?

潮紗理菜 メンバーは卒業後も近くにいてくれると思うんですけど、「最後の活動」があるたびに、お世話になったスタッフさんや衣装さん、メイクさんとお別れすることが寂しくて。

──日向坂46でやれることはやりきった、という気持ちなんですよね。

潮紗理菜 はい! いろんな景色を見ることができて、やりたいことができました。こんなに幸せな感情でいっぱいになることって、人生でそうそうないと思うんです。私の中で、アイドルにはリミットがあると考えていて。だったら、「幸せ」と感じている時に次の一歩を踏み出して、アイドルでいる時間を素敵な思い出にしたいと思ったんです。それに、四期生が入ってきて新しい日向坂46の形がおぼろげながら見えてきたタイミングで、ここに居続けることがグループにとってプラスになると考えられなくて。自分にとっても、日向坂46にとっても、卒業が前に進むきっかけのひとつになってほしいです。

──加藤さんは、潮さんの卒業を実感しつつありますか?

加藤史帆 はい。一緒にいる時はたくさん笑いたいので、本気だけど、冗談っぽく「発表しただけで、本当はやめないよね」と毎日のように言ってます。

潮紗理菜 言ってくれるよね(笑)。

加藤史帆 プライベートでも会う時間を増やして。最近、この3人と佐々木美玲でハロウィンパーティーもしたんです。

潮紗理菜 それは言わなくていいから(笑)。

──どんなパーティーだったんですか?

潮紗理菜 ダメ! 言っちゃダメ!

加藤史帆 みんなで仮装して、スイカゲームをして、ずっとふざけてました(笑)。

潮紗理菜 幼い頃、ゲームに触れることを推奨しない環境だったので、テレビの前で友達とゲームをすることが夢のひとつだったんです。仮装に関しては……アイドルになって7年半、「恥ずかしい」という気持ちが消えたことは1回もありませんでした。だけど、今回は家族にも見せられない姿なのに楽しくて。「こんな自分がいたんだ!」と、25歳にして新しい自分を発見しました。新しい自分に出会えた気がします。

──どんな仮装をしたんですか?

潮紗理菜 秘密です!

加藤史帆 ピクミン風(笑)。

潮紗理菜 も~! カラフルだったね(笑)。最初は嫌々だったけど、最終的にはノリノリになって、明るい意味でおかしくなりました(笑)。

──久美さんも潮さんと最後の思い出を作っているところですか?

佐々木久美 私生活では「最後だから」と考えることはないんですけど、「HAPPY TRAIN TOUR 2023」では「なっちょとパフォーマンスするのはあと数回か……」と寂しくなって。特に福岡公演(10月14日、15日)では、ステージ上でなっちょのことを凝視してました。

潮紗理菜 嘘!?

佐々木久美 知らなかったでしょ。フフフフフ。

──「HAPPY TRAIN TOUR 2023」は、「これが最後」という気持ちでライブに臨みましたか?

潮紗理菜 そうですね。できる限り自分のタオルやグッズを見つけようと決めていたし、これまで髪型は2パターンを回していたんですけど、最後だから全公演で違う髪型にしようと思って。特にツインテールは、オンラインミート&グリートで1回やったくらいだったんですけど、ファンの方に感謝の気持ちを込めて挑戦してみました。

佐々木久美 かわいかったー。

潮紗理菜 本当に思ってる!?

佐々木久美 髪型を変えることにソワソワしているなっちょがかわいいんです。

──何年やっても緊張感はあるんですね。

潮紗理菜 最後まで絶対的な自信を持つことはできなかったです。みんなが「いいよ」と褒めてくれたから、なんとかステージに立つことができたけど、メンバーがいないと何もできなかったと思います。グループに加入して、メンバーの言葉なら素直に受け止めることができるようになったんです。

互いの存在

──加藤さんは『君しか勝たん』でセンターに立った時、潮さんと久美さんに支えてもらったとか。

加藤史帆 センターはうれしかったけど、体力配分が本当に下手っぴで、この二人には特に支えてもらいました。タイムスリップして、過去の自分に「配分するんだよ~」と教えてあげたいです。

潮紗理菜 しほりんはいつだって全力だからね。表題曲のセンターになったことはないけど、私がぶつかった壁と似たようなものを感じて、「自分にもできることがあるんじゃないか」と思ったんです。少しずつ元気になって、私が好きな笑顔のしほりんが帰ってきてくれた時、自分がツラかった過去をいい経験に変えることができました。しほりんに感謝してます。

加藤史帆 うれし~。やさし~。

佐々木久美 私は人を慰めることが得意じゃないと自覚しているんです。「軽はずみに『大丈夫だよ』と言われても嫌な気持ちになるかもしれない」と思って、「行こうかな」「やめようかな」とステップを踏んでました(足を前後させながら)。

加藤史帆 久美さんは遠隔系なんです。ミーグリをお休みさせていただいた時もいち早くメッセージをくれて「ひとりじゃないんだ」と思いました。

──潮さんはキャプテンとしての久美さんをどう見ていましたか?

潮紗理菜 久美はまわりのことをよく見ていて、些細な変化にも気付くんです。家族では末っ子ということもあって、本来は先頭に立って全体をまとめる学級委員タイプではないから、ひとりで抱えることも多かったと思います。心配したけど、久美はそんな感情もプラスに変えて、グループを引っ張ってくれました。私は久美の人間性を尊敬してるし、メンバー全員が同じ気持ちでいるはず。

──キャプテンとしても、潮さんの存在は大きかったと思います。

佐々木久美 グループに変化が起きた時には、この二人とよく話しています。なっちょと帰り道が一緒になると、「同じように思っていたらいいな」ということを話してくれるんです。後輩から相談を受けることが多いなっちょとは「将来的にグループをこうしたいけど、そのためには何をしたらいいのか」と会話ができる関係で、すごく頼りにしていました。キャプテンという立場でみんなを引っ張らなきゃいけないけど、自信が持てなくなることもあって。そんな時はなっちょが励ましてくれたから、ここまで活動できました。卒業したら、私の中の柱が一本なくなっちゃう。

潮紗理菜 え~! そんな!

佐々木久美 なっちょが卒業したらどうしよう、と悩んでいるところです。

潮紗理菜 久美の家にお邪魔して深夜まで話したことがあったんですけど、「私の発言はグループの言葉になるから、言葉に責任感を持って、どこでもどんな時でもしっかりしていなきゃいけない」という言葉を忘れることができません。人間だから気持ちが沈むこともあるだろうけど、久美は気を張り続けて、私には計り知れない葛藤を抱えているんだろうな、と感じました。良くも悪くも発言を重く受け止められて、誤解されることだってあるけど、一つ一つに向き合って、グループを前に進める久美は本当にすごいと尊敬してます。

──潮さんは「メンバーとメンバーとの架け橋だったり、メンバーとおひさまの架け橋だったり、目に見えないところで貢献したい」と話していました。

潮紗理菜 表で引っ張ることはできないけど、裏で支えたい気持ちがありました。同じグループなのに、先輩だからって、年齢が上だからって、熱い想いを伝えることを躊躇してしまうのはよくないじゃないですか。いい子だからこそ我慢しているかもしれないけど、私はそんなの嫌だし、グループにとってマイナスになると思うので、気持ちを抑えているメンバーの力になりたい。みんなでひとつになって楽曲やライブを作るためにはコミュニケーションを取ることが大切で、それが私にできることじゃないかと思ったんです。

──久美さんは2ndアルバムのリード曲『君は0から1になれ』をセンターでパフォーマンスして、何を感じていますか?

佐々木久美 『君は0から1になれ』をパフォーマンスしていると楽しくなるんです。後ろでみんなが支えてくれることが大きいと思います。目を合わせて、絡むタイミングもあるので、自然と笑顔になれるんです。最初になっちょが真ん中にいることもうれしくて。センターに選ばれた直後は不安な気持ちもあったけど、「『君は0から1になれ』がいい思い出になって、なっちょに『楽しかった!』という気持ちで卒業してほしいのに、センターの私がウジウジしていたらダメだ」と思って前向きになることができたんです。

──潮さんはどうですか?

潮紗理菜 真ん中に自分がいる状態から始まることがまだ怖いです(笑)。久美が後ろから出てくるところが超カッコいいので、そこに注目してください。私の前に同期で同じ年齢のとしきょん(加藤史帆、齊藤京子)がいることも幸せです。性格はまったく違って、同じクラスだったら話していなかったかもしれないけど、奇跡的にけやき坂46に入って、同じ方向を向くことができて、苦楽を共にしたからこそ絆が生まれたんだと思います。

──加藤さんにとっても同じ年齢のメンバーがいることは大きかったのではないでしょうか。

加藤史帆 すごく大きいです。『君は0から1になれ』のフォーメーション発表でなっちょが「卒業します」と言い始めた時、私はありえないくらい泣いてしまったんです。同期の同じ年齢のメンバーが卒業するってこんなに寂しいんだと知りました。集まって何かすることはなかったけど、3人でいると安心感があったんです。

潮紗理菜 不思議とね。

加藤史帆 久美さんの後ろという大切なポジションを3人に任せてもらえてうれしいです。そうだ。久美さんに「同じ年齢の(井口)眞緒ちゃんが卒業した時、こんなにツラかったんだね」と言ったら、「眞緒は特殊だからねぇ」と返されました(笑)。

佐々木久美 (笑)。でも、同期で同じ年齢というのは「心の友」という感覚になるんですよね。

潮紗理菜 『君は0から1になれ』でいえば、MV撮影中にTAKAHIRO先生が私の名前を何度も呼んでくださったことに幸せを感じました。けやき坂46に入って初めていただいた曲の振付もTAKAHIRO先生で、成長を見守っていただいた存在なんです。

――まだまだ終わらないインタビュー、アザーカットは発売中の「BUBKA1月号」で!

取材・文/大貫真之介

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BUBKA (ブブカ) 2024年 1月号表紙:日向坂46佐々木久美、潮紗理菜、加藤史帆

「BUBKA2024年1月号」表紙を飾る日向坂46佐々木久美、潮紗理菜、加藤史帆
「BUBKA2024年1月号」表紙を飾る日向坂46佐々木久美、潮紗理菜、加藤史帆

「BUBKA2024年1月号」内容紹介

表紙
日向坂46 潮紗理菜・加藤史帆・佐々木久美

巻頭特集
・潮紗理菜×加藤史帆×佐々木久美(日向坂46)ロンググラビア&インタビュー
「Smile for you」

・高本彩花(日向坂46)グラビア&インタビュー
「Sugar&Spice」

・濱岸ひより(日向坂46)インタビュー
「サヨナラの笑顔を」

・松田好花(日向坂46)インタビュー
「募る思いをマイクに乗せて──」

グラビア・インタビュー特集
・インタビュー連載 23人の空模様
vol.04 工藤唯愛(僕が見たかった青空)
「道産子14歳の素顔」

・石橋颯×竹本くるみ(HKT48) インタビュー
「空も飛べるはず」

・田中美久(HKT48) インタビュー
「わがアイドル人生に悔いなし」

・正鋳真優(AKB48)グラビア&インタビュー
「She’s lovin it」

グラビア&スペシャル企画
・紀内乃秋 グラビア
「Super nova」

・石浜芽衣(虹のコンキスタドール) グラビア
「おもかげ」

・ちばひなの(少女歌劇団ミモザーヌ) グラビア
「プロローグ」

・ミスティア! インタビュー
「明日にきらめく夢の結晶」

・「GIRLS IDOL Fashion Snap」Produced byチェキチャ!

スペシャル記事
・吉田豪インタビュー「What’s 豪ing On」
第十二回 曽我部恵一
「中2の時の自分にとって誠実かどうか」

・伊賀大介×プロ野球死亡遊戯(中溝康隆)×生田登
スペシャル野球座談会「阿部慎之助監督で“盟主”復活となるのか!?」

・『Rの異常な愛情』特別インタビュー
LITTLE×R-指定
「踏みたりないふたり」前編

・田村潔司連載
「解析UWF」最終回

BUBKAレポート
・Book Return
第61回 森合正範
「怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ」

・すべての球団は消耗品であるbyプロ野球死亡遊戯
#14「1979年の広岡ヤクルト」

・アイドルクリエイターズファイル
#35 Dorian

・宇多丸のマブ論

「BUBKA2024年1月号」両面ポスター日向坂46佐々木久美、潮紗理菜、加藤史帆
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