乃木坂46アンダーライブが5年ぶりの日本武道館!新たな定番曲と歌い継がれる「魂の楽曲」が共鳴するとき

12月19日~21日の3日間、乃木坂46が日本武道館にて「40thSGアンダーライブ」を開催する。
乃木坂46が日本武道館でライブを開催するのは、2020年12月18日~20日に行われた「アンダーライブ2020」以来5年ぶり。当時、4期生は既に加入していたが、アンダー活動には未参加で、現役メンバーの中で日本武道館でのアンダーライブを経験しているのは、3期生の伊藤理々杏と吉田綾乃クリスティーの2人だけとなる。
「アンダーライブ2020」では1・2期生メンバーを中心に、3期生の阪口珠美が座長を務め、26thシングル『僕は僕を好きになる』収録のアンダー楽曲『口ほどにもないKISS』が、ライブ本編を締めくくった。あれから5年、アンダーライブを作ってきたメンバーが卒業する中、その背中を見てきた後輩メンバーがアンダラの火を灯し続けてきた。
『BUBKA』では「魂のアンダーライブ特集」と題して、「40thSGアンダーライブ」の参加メンバー14名にインタビューを実施。「これまでの歴史に恥じないように頑張らないといけないという気持ちです」(五百城茉央)、「アンダーライブならではのメラメラを味わっていただけたらなと思っています」(岩本蓮加)、「今は違うよさを出そうとしているのかなって思います。初期から変化するのは当たり前のことだし、いいことだと思います」(矢久保美緒)など、それぞれが抱えるアンダーライブへの思いを語った。
そんなインタビューの中でも、4期生の林瑠奈が語った「私たちのこの4年でアンダーライブは変わっていった気がするんです」「1期生さん、2期生さんの時代から、私たちの時代でアンダーライブの定義がすごく幅広いものになったと思うんです」という言葉が印象的だった。
アンダーライブはどう変わったのか。変化という点ではセットリストを見ても明らかだった。会場にいる全員でこぶしを突き上げる『錆びたコンパス』、齋藤飛鳥や久保史緒里などの過去にアンダーを経験したメンバーが参加して制作された『Hard to say』、アンダーでいることの葛藤を歌った『Under’s love』など、この5年間でアンダーライブには新たな定番曲が生まれた。中心メンバーが1・2期生から3~5期生に移ったことで、佐藤楓の『届かなくたって…』、伊藤&林のWセンター曲『さざ波は戻らない』、松尾美佑の『踏んでしまった』、冨里奈央の『それまでの猶予』と、センターを務めるメンバーがシングルごとに変わり、セットリストに並んだ。アンダーライブは座長を務めるメンバーの色が反映されやすい。期別曲がアンダーライブ本編の最後を飾ることもあった。
そして、「39thSGアンダーライブ」では大きな変化があった。アンダーを象徴する一曲である『日常』が披露されなかったのだ。グループ全体で見ても一、二を争うほどの大きな歓声がイントロで湧き、コールが響き渡る。「アンダラ」=『日常』というイメージを持っていたファンも多いだろう。アンダーの“魂”が宿る一曲が披露されなかったことに筆者は、林が語った「アンダーライブは変わっていった」という言葉が当てはまるように思える。
他にも、『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』『ここにいる理由』『狼に口笛を』など、アンダーライブの定番/鉄板曲が存在する。どれもオリジナルセンターは1期生たち先輩メンバーであり、後輩メンバーが歌い継いできた。積み重なった歴史から、こぼれてしまった楽曲もある。しかし、アンダーライブで歌われてきた楽曲には、アンダーとして活動することへの葛藤を言葉にしてきたメンバーの“魂”が宿っている。
39thシングルから40thシングルの期間で、アンダーから選抜入りしたメンバーはいなかった。この結果にはファンだけでなく、メンバーも思うことがあった。選抜からアンダー、そしてすぐに選抜という事例もある。アンダー活動をきっかけに、輝き方を掴んだメンバーはこれまでの歴史で存在する。今のアンダーにはもう一度、かつての“魂”を燃やしていた時の熱さに期待したい。その“魂”がこもった一曲が、これからのアンダーライブで歌い継がれる曲になるだろう。
2014年、1期生の星野みなみがライブ中に「じゃあ目標は高く、武道館!」と掲げた。当時はまだ1000人規模の会場でしかアンダーライブを行っていなかった。その後、2015年には「アンダーライブat日本武道館」公演が開催された。アンダーライブの歴史が変わった瞬間だった。日本武道館のステージが再び、乃木坂46「アンダーライブ」の転換点となることを願ってやまない。
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