2025-05-02 07:00

【高瀬愛奈卒業セレモニー】日向坂46最後の一期生・高瀬「みなさんがいてくださるからこそ、ここまで活動することができました」

「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
この記事の画像(28枚)

4月30日、5月1日の2日間にわたり、千葉・幕張イベントホールで「13th Single ひなた坂46 LIVE」が行われた。ひなた坂46は、アイドルグループ・日向坂46のシングル表題曲を歌う選抜メンバー以外で構成されたグループ。今回は13枚目シングル『卒業写真だけが知ってる』のフォーメーションを元に、座長の富田鈴花をはじめとする9名のメンバーが集った。また、2日目のライブでは、日向坂46の最後の一期生メンバーである高瀬愛奈が卒業セレモニーを行った。オフィシャルレポートでは、この2日目の模様をお届けする。

アンコールでは、高瀬の愛称である「まなふぃ」コールが発生。会場は、高瀬のサイリウムカラーであるピンクと白のサイリウムで埋め尽くされた。そして高瀬の加入直後からの貴重な映像をまとめたVTRが流された後、銀色のスパンコールを散りばめたドレスを着た高瀬がステージに上がる。そして用意してきたメッセージを読み上げた。

「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介

「約9年間の思いや感謝をこのスピーチだけで伝えるのは、とっても難しいですが、少しでもみなさんに伝わっていればいいなと思います。今日もたくさんの方が会場に来てくださったり、配信で観てくださっていて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。イベントに参加してくださるだけでなく、いろんな応援の仕方で、みなさんからの声が伝わっていました。

私はもともと坂道グループが大好きでオーディションを受けました。合格するとはまったく思ってもいなかったので、合格したときは、これからの人生どうなるんだろうと、当時17歳で高校生だった私は、両親の顔を見て、わくわくと不安でいっぱいになりました。ですが、自分から何かをやりたいと強く思ったのは、このアイドルになりたいという夢が初めてだったので、最後の日まで全力で楽しもうと自分では決めていました。

最初、欅坂46の妹グループとして集められたひらがなけやき(日向坂46の前身グループである「けやき坂46」)に加入して、そのグループが日向坂46に改名し、そしてひらがなのひなた坂46の制度ができ、この歴史をすべて経験してきた数少ないメンバーのうちの一人となりました。まさか私が最後の一期生になるとは想像もしていませんでしたし、予想外の出来事でしたが、一人になってしまったこの期間も、みなさんの支えのお陰で走り抜けることができました。

この9年間、楽しいことも辛いこともたくさんありました。スタッフのみなさんやメンバー、周りの環境が変わったり、出会いや別れもありましたが、今回のセレモニーもいろんなスタッフのみなさんが一緒に考えてくださったお陰で、無事に開催することができました。

約9年間の時が過ぎ、右も左もわからなかったただの高校生だった私を初期の頃から近くで支えてくださっていた方は、今ではとても少なくなってしまいました。ですが、こうしてたくさんの経験をして、いろんな方と会えることで、アイドルとしても人としても成長することができたと思います。歌やダンスはもちろん、ラジオやお芝居や撮影、そして、バラエティをすることが、『ひなあい』(日向坂46の冠番組『日向坂で会いましょう』の略称)のおかげで本当に大好きになりました。関わってくださった皆様、本当に感謝しています。

そしてメンバー。今まで本当にありがとう。みんなのことが大好きすぎて、毎日一緒にいたからこそ、これからみんながいない生活が始まると思うと、なかなか想像がつかなくてさみしいけど、いつまでも味方だし、この関係性はずっと変わらないと思います。こんなに素敵なメンバーと出会えて、一緒に活動できて嬉しかったです。これからも日向坂46のことを応援しています。新しい日向坂46がどうなっていくのか、とても楽しみです。

五期生のみんな。日向坂46に入ってきてくれてありがとう。少しだったけど、みんなとお話ができて嬉しかったよ。素敵な先輩たちがたくさんいるので、安心してのびのびと活動してね。

四期生のみんな。いつもたくさん話しかけてくれて、みんなの明るさにとても元気をもらっていました。初めて先輩という立場になるけど、四期生らしく頑張ればきっと大丈夫だと思います。

三期生のみんなは、いつまでもかわいい三期生っていうイメージだったけど、いつの間にかすっかり頼もしくなってくれました。どんなときもまっすぐに頑張っている三期生のみんなが大好きです。

二期生のみんなとは長い時間を一緒に過ごしてきて、苦楽をともにした仲間という意識が強かったです。たくさん支えてくれたり、時には笑わせてくれたり、みんなと一緒にグループを作り上げることができて嬉しかったです。

そして、同期の一期生は、今日も見に来てくれてたり、一緒にステージに立ちたいよって言ってくれてたり、ほんとに何度ありがとうと伝えても伝えきれません(涙で言葉が詰まる)。こんなにもお互いのことをわかりあえて、何でも言い合える家族のような存在になれたことに感謝です。このメンバーでなかったら、ここまで続けられていなかったと思うし、全員が集まったときの、どんな状況にでも勝てるという「最強感」が大好きでした。もうすでに約束してるけど、またすぐ集まろうね。

そして、ファンのみなさん。どんなときでも味方でいてくださり、ありがとうございました。イベントがあったら会いに来てくださったり、感想を伝えてくださったり、おうちから応援してくださっていたり、私と一緒に喜んだり、悔しがったりしてくださって、みなさんと一緒にここまで歩んできたという感覚が大きいです。想像以上に、みなさんが持っているパワーっておっきいんです。みなさんがいてくださるからこそ、ここまで活動することができました。本当に出会えたことに感謝しています。

それだけではなく、家族や友達、本当にたくさんの支えのお陰で私は今日もステージに立てています。最後に、素敵なドレスを着ることができて、セレモニーを開催させていただけたこと、改めて感謝しています。約9年間、アイドルとして過ごした日々は一生の宝ものです。この景色を一生忘れません。今まで本当にありがとうございました」

「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介

 ここから、高瀬が最後に歌いたかったという楽曲を披露。まずは、「ビジネス共演NGコンビ」という設定で仲の良さを見せていた加藤史帆のソロ曲『嘆きのDelete』を歌う。

 続く3曲は、シングル表題曲の選抜メンバーたちも登場。四期生たちと『雨が降ったって』、三期生と『青春ポップコーン』、二期生と『自販機と主体性』をパフォーマンスした。最後の一期生である高瀬の卒業セレモニーにふさわしいサプライズに、観客は一層大きなコールで応えた。

「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介

 そしてこのブロックのラストは、高瀬にとって思い入れの強いけやき坂46時代のユニット曲『夏色のミュール』を河田陽菜、森本茉莉、宮地すみれと歌った。

「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介

 MCでは、メンバーがそれぞれ高瀬との思い出を語る。河田は、昨年12月から高瀬と写真を撮ることにハマっており、ブログ等で一切公開しないプライベートな写真を貯めているという独特のエピソードを披露。森本は、高瀬のことを「ずっと見守ってくれるお母さんというか、お守りみたいな(笑)」存在だと語った。

 そして高瀬がアイドルとして最後に歌ったのは、『JOYFUL LOVE』。メンバーたちが花道に立つ中、高瀬はゴンドラに乗ってアリーナを一周し、ファンに手を振った。そのまま、メンバーひとりひとりから高瀬に花が贈呈される。多くのメンバーが涙を流しつつも、笑顔で高瀬を見送ったところに、後輩からも愛される高瀬の人柄が伝わってきた。さらに、先日卒業した同期の佐々木久美、佐々木美玲からの手紙も読み上げられた。

「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介

 高瀬がステージを降りてからは、他のひなた坂46メンバーがダブルアンコールに応えて『SUZUKA』をもう一度パフォーマンスし、ひなた坂46としてのライブを締めた。

 特技のドローン操縦や、謎に包まれたプライベートといった唯一無二のキャラクターで、グループに彩りを添えてきた高瀬。彼女の卒業で、日向坂46の一期生は全員いなくなる。だが、先日加入した10人の五期生が、5月27日に東京・国立代々木競技場第一体育館で「おもてなし会」を開催。28日、29日には、同所でグループとしての公演 BRAND NEW LIVE 2025 「OVER THE RAINBOW」を行う。髙橋未来虹キャプテンのもと、新体制となった日向坂46がどう変化するのか見届けたい。

「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介

(文/西中賢治)

13th Single ひなた坂46 LIVE at 幕張イベントホール セットリスト

2025.5.1(THU)

  1. Overture
  2. あの娘にグイグイ
  3. 雪は降る 心の世界に
  4. 孤独たちよ
  5. 君はハニーデュー
  6. この夏をジャムにしよう
  7. 43年待ちのコロッケ
  8. どうする?どうする?どうする?
  9. どこまでが道なんだ?
  10. シーラカンス
  11. 膨大な夢に押し潰されて
  12. アディショナルタイム
  13. 永遠のソフィア
  14. 君を覚えてない
  15. 錆つかない剣を持て!
  16. SUZUKA
  17. 知らないうちに愛されていた

<アンコール> ※高瀬愛奈卒業セレモニー
EN1. 嘆きのDelete
EN2. 雨が降ったって
EN3. 青春ポップコーン
EN4. 自販機と主体性
EN5. 夏色のミュール
EN6. JOYFUL LOVE

<Wアンコール>
W-EN. SUZUKA

「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
「13th Single ひなた坂46 LIVE」より
撮影=上山陽介

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING5:30更新

  1. 私立恵比寿中学・安本彩花×柏木ひなた対談インタビュー|かつて同じグループだった戦友同士がたどり着いた新境地
  2. 乃木坂46 岡本姫奈、韓国ヘアメイクで美しい素肌を披露「圧倒的ビジュ」「違った一面もいい!」
  3. 櫻坂46谷口愛季、貴重な前髪あり姿を披露で「天使」「可愛いの渋滞」日向坂46山口陽世も登場
  4. 「西野七瀬には絶対になれない」━━それでも乃木坂46 池田瑛紗が更新し続ける唯一無二のアイドル道と、為末大の競技哲学が共鳴
  5. 松田好花のラジオ初単独イベントが日向坂46の聖地・横浜で開催決定! 「12.8を押さえろ!」とリトルヤホス深夜の有給取得が続出か
  6. 乃木坂46長嶋凛桜&矢田萌華『真夏の全国ツアー2025』福岡公演の会場設営をお手伝い
  7. AKB48小栗有以、初めてのフォト&スタイルブック発売決定!浴衣姿や温泉を堪能する姿も
  8. 櫻坂46谷口愛季「オフショルのワンピースがとてもかわいくてお気に入り」
  9. 日向坂46松田好花のインスタグラムにツインテール小坂菜緒が登場で「天に召されそう」「甘えてる菜緒ちゃんも可愛い」と反響続々
  10. 卒業後は球団広報も視野に入れていた乃木坂46 久保史緒里は選手会でも有名人! 楽天スター選手からの三者連続ラブコールで有頂天ラジオに
  1. 私立恵比寿中学・安本彩花×柏木ひなた対談インタビュー|かつて同じグループだった戦友同士がたどり着いた新境地
  2. 乃木坂46 岡本姫奈、韓国ヘアメイクで美しい素肌を披露「圧倒的ビジュ」「違った一面もいい!」
  3. 櫻坂46谷口愛季、貴重な前髪あり姿を披露で「天使」「可愛いの渋滞」日向坂46山口陽世も登場
  4. 「西野七瀬には絶対になれない」━━それでも乃木坂46 池田瑛紗が更新し続ける唯一無二のアイドル道と、為末大の競技哲学が共鳴
  5. 松田好花のラジオ初単独イベントが日向坂46の聖地・横浜で開催決定! 「12.8を押さえろ!」とリトルヤホス深夜の有給取得が続出か
  6. 乃木坂46長嶋凛桜&矢田萌華『真夏の全国ツアー2025』福岡公演の会場設営をお手伝い
  7. AKB48小栗有以、初めてのフォト&スタイルブック発売決定!浴衣姿や温泉を堪能する姿も
  8. 櫻坂46谷口愛季「オフショルのワンピースがとてもかわいくてお気に入り」
  9. 日向坂46松田好花のインスタグラムにツインテール小坂菜緒が登場で「天に召されそう」「甘えてる菜緒ちゃんも可愛い」と反響続々
  10. 卒業後は球団広報も視野に入れていた乃木坂46 久保史緒里は選手会でも有名人! 楽天スター選手からの三者連続ラブコールで有頂天ラジオに

関連記事