2024-06-05 10:00

北野瑠華「SKE48は私を正しい道に導いてくれた」卒業を控えた心境を語る

インタビューに応じたSKE48・北野瑠華
インタビューに応じたSKE48・北野瑠華
撮影/田畑竜三郎

およそ11年間所属してきたアイドルグループ「SKE48」を、6月末に卒業する北野瑠華。今回、北野にインタビューを実施し、改めてその活動を振り返ってもらった。

――アイドルを11年やってみて、わかったことはありますか?

北野瑠華 自分には向いていなかったと思います。なりたくて入ってきたわけではないけど、いつの間にか楽しいと感じるようになって、楽しいだけでこんなに長く続けてきたんですよ。歌って踊ることは楽しくて大好きだけど、団体行動は苦手だし、ファンの方との向き合い方というか、それこそ“釣る”とかできなかったので。もちろん長くファンでいてくださる方とは信頼関係ができたけど、私はありのままの自分でいることしかできなかったから。それで悲しませてしまったこともありました。そもそも自分がこうなりたいとか、センターに立ちたいとか、前に出たいとか、そういう競争心が昔からなかったんです。SKE48だけじゃないと思うけど、アイドルでいる限り、絶対に上を目指すべきじゃないですか。だけど、その気持ちがあったらファンの方も押し上げようとしてくださるんでしょうけど……。そういう意味で、向いていなかったなって思います。

――でも、11年もやってきたわけですから。

北野瑠華 私、SKE48に入っていなかったら変な道に進んでいたと思います。岐阜の田舎で育ったから、ジャージで歩いてた可能性は高かったです(笑)。SKE48に入って、まともな人間になれました。自分に何ができそうか、見つけさせてもらえた場所でした。

――入ったのは何歳でしたっけ?

北野瑠華 中1です。その頃って、田舎育ちにはヤンキーがカッコよく見えるんですよ。「ああなりたい!」とか思って、髪の毛を長くして、ジャージで歩いてる先輩に憧れたんです。そうなりたいと思って、めっちゃ頑張ってました(笑)。そのタイミングでSKE48に入ったから、ヤンキーへの憧れがどんどん消えていったんです。危なかった~! SKE48は私を正しい道に導いてくれました。

――そういえば、卒業後、岐阜関連の仕事はどうなっちゃうんですか?

北野瑠華 一旦終わることになると思います。でも、SKE48だから出会ったご縁ですから、卒業するからさよならというのは悲しいので、別の形で何かできたらいいなと思っています。

取材・文/犬飼華

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING17:30更新

  1. 「ZOZOマリン、まとめてかかってこい!」櫻坂46 山下瞳月の魂の叫び!5年目の勝利にBuddiesたちは態度で示せるか!?
  2. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  3. 乃木坂46与田祐希「『難しいからやらない』『あきらめる』っていうのは絶対違うなと思う できる限りは全力で挑戦したいなって思います」
  4. 【コラム】2025年大躍進の=LOVE、紅白歌合戦へ出場はあるのか
  5. 吉田豪「what’s 豪ing on」Vol.4 澤部渡、「呪い」をどう楽しむかと思ってた
  6. 【BUBKA2月号】アイドルクリエイターズファイル#14 that’s all folks(作編曲家、シンガーソングライター)
  7. 齋藤樹愛羅さん、20歳の奇跡~=LOVEの“永遠の妹”が大人になる日~
  8. 乃木坂46星野みなみ&秋元真夏「こんな可愛いコにグイグイいかれたら私の出る幕がないじゃないですか!」
  9. 東洋一の美少女、ユーモアと優しさ・親しみやすさにあふれている究極かつ至高のパーフェクトアイドル、=LOVE佐々木舞香ちゃんを推したくなる理由
  10. 乃木坂46ドームツアー考察”2年連続座長”のエース・井上和の涙から感じた「乃木坂46らしさ」とは?
  1. 皆藤愛子、16年ぶり写真集発売決定「気持ちも体もそのままの自然体で撮影」ロケ地はケアンズ
  2. 「私の全部をぶつけます。見ていてください」乃木坂46 五百城茉央が初アンダーライブで叫んだ「変わりたい」という思い
  3. 「アイドルに向いていると思ったことはありません」乃木坂46卒業の松尾美佑、五百城茉央に贈った言葉がきっかけでアンダーの心が一つに
  4. 櫻坂46森田ひかると過ごす幸せ全開クリスマス!『週刊少年マガジン』表紙&巻頭を飾る
  5. 日向坂46大野愛実センター『クリフハンガー』ジャケットアートワーク公開!テーマは「光が差す方へ」
  6. 「アンダーライブを好きでいてください」乃木坂46卒業の矢久保美緒が、アイドル人生を捧げたアンダラのステージで伝えた言葉の重み
  7. 乃木坂46矢田萌華「6期生にとって大事な曲」を台北ファンの前でパフォーマンス
  8. NMB48芳賀礼、銀シャリ橋本とのシーンに爆笑「笑いをこらえるのに必死すぎて…」
  9. 乃木坂46「40thSGアンダーライブ」座長・五百城茉央「2026年の乃木坂46にも期待していてください!」
  10. 「松田のエピソードトークが聴きてぇな!」オードリー若林、日向坂46松田好花の無敵発言に「上り詰めたな!」「聞き捨てならない」と芸人のプライドを触発!

関連記事