2022-07-05 06:10

天龍源一郎がレジェンドレスラーについて語る!ミスタープロレス交龍録 第44回「ターザン後藤」

憶えているのは、知り合いが千歳烏山に『ちゃんこ天龍』という店を開いて、そのオープンの日に大熊(元司)さんとか気心の知れた選手が4~5人来てくれた中に新人の後藤がいてね。で、寿司桶に日本酒をなみなみと注いで飲ませたら、バーッと桶にもどしちゃって(笑)。未成年に酒を飲ませちゃいけないんだけど、まあまあ昭和の時代の話ということで(苦笑)。昔は巡業に出ると、ビジネスホテルじゃなくて旅館に泊まることが多かったから、試合後の食事は宴会になるでしょ。ジャイアント馬場さんは「未成年に酒を飲ませちゃいかん!」という人だったけど、馬場さんが自分の部屋に戻った後は、グレート小鹿さんとか、大熊さん、ロッキー羽田がいたから、当時の若手は大変だったと思うよ(苦笑)。

あの当時、リング上で目立っていた若手は越中(詩郎)と三沢。越中の躍動感と三沢の器用さから見たら、冬木(弘道=サムソン冬木)、後藤はモチャッとしていたから二、三歩後ろを歩いていた感じだね。あの頃の後藤は中途半端な印象だったよ。テクニシャンでもなく、かといってパワーファイター、ブルファイターとして見たらパワー不足だったね。

俺とジャンボ(鶴田)に付き人を付けるっていう話になった時にカブキ(ザ・グレート・カブキ)さんから三沢と冬木の名前が挙がって、俺が「冬木でいいですよ」って言ったから、三沢はジャンボの付き人になったんだけど、その時に後藤の名前が出なかったのは、頭数に入ってなかったからじゃないのかな。下っ端過ぎて。付き人にしたところで気の利く感じじゃないし、どっちみち足手まといになるだろうしってカブキさんは思っていたんだろうね。大人しい奴だから影が薄い存在だったよ。

Twitterでシェア

関連記事

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING23:30更新

  1. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#30「真夏の海、山ツー①」
  2. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  3. イコラブファンに聞いてみた vol.1 ~誰もが一度は読んでいる、あのブログを書いてる方は…?~
  4. 日向坂46・四期生が誰よりも高く跳んだ日━━武道館3Daysで見せつけた実力と一体感、そしてハッピーオーラ!
  5. 吉田豪「what’s 豪ing on」Vol.4 澤部渡、「呪い」をどう楽しむかと思ってた
  6. 「努力の天才」日向坂46松田好花、26歳の現在地━━今や年間テレビ出演回数100本超え、聴取率首位キープの“売れっ子”の8年間の軌跡
  7. 船木誠勝「ガチンコでやれば八百長って言われなくなる 単純にそう思ってましたね」【UWF】
  8. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#29「CL250っていいバイクなんですよ」
  9. プロレスラー秋山準、デビューから丸30年…伝説の四天王プロレスを振り返る
  10. 選抜の噛ませ犬じゃない!乃木坂46最新アンダーライブ極私的過剰考察「私、アンダーメンバーの味方です」
  1. 日向坂46藤嶌果歩、無邪気な笑顔の新カット解禁…裏表紙には宮地すみれも登場
  2. 祝『放送作家松田好花 リターンズ』放送決定!番組ディレクター・町田拓哉が語る、唯一無二のタレント性
  3. 乃木坂46岡本姫奈、ノースリーブで“さわやか”のハンバーグを食べる姿に「いっぱい食べる君が好き」「一緒に食べた気分になれる」の声
  4. 今度は55分間に何度泣く!? 敏腕テレビマンに「この番組を作れるのは松田さんしかいない」とまで言わせた『放送作家松田好花』を改めて観返してみた
  5. 『芸能人は歯が命』から30年…東幹久「あれですごく僕は認知された」
  6. 乃木坂46井上和が先輩・久保史緒里におねだり…新潟~佐渡島の旅
  7. 日向坂46五期生・坂井新奈、人生初ソロ表紙を飾る「感謝の気持ちでいっぱいです」
  8. SKE48中野愛理「写真集は自分とは無縁」驚きのオファーに「自分でいいのかな」
  9. 乃木坂46佐藤璃果、かき氷&ノースリーブの涼しげショットに「一緒に食べて暑さを忘れたい」「彼女といるみたい」の声
  10. 「帰ってきた放送作家」松田好花の無茶振りも効果なし! 日向坂46 二期生の自由すぎるノリを引き締める「ボケ収拾者」小坂菜緒の実績