2022-04-04 18:15

DABO「Platinum Tongue」かく語りき…Rの異常な愛情 番外編

『Platinum Tongue』の生みの親 DABOを直撃
『Platinum Tongue』の生みの親 DABOを直撃

昨年12月にトークショーとして行われた「Rの異常な愛情 DABO『Platinum Tongue』解読編」。その本編と前号までの3回にわたってテキストとして再構成されたイベントについて、その『Platinum Tongue』の生みの親であるDABOを直撃! トークイベントの感想や作品の裏話などを伺いました。

「Rはド変態」

――今回はよろしくお願いいたします。DABOさんにはトークショーの映像もご覧頂きました。

DABO 面白かったよ。色んな分析の7割は合ってたね。

――3割はハズしてましたか(笑)?

DABO ハズしてたとか間違っているっていうよりは、「そこまでは考えてなかった」とか「実際より想像で膨らんどるな~」みたいな。「お、実はそういう解釈だったってことにさせて頂きましょう!」って思うような分析もあった(笑)。俺を『スパイダーマン』に例えるパートとか、なるほどね~って。だからそこまで分析してもらえるのは嬉しかったし、変態でしょ、とも思った(笑)。

――ハハハ。DABOさんについて語りすぎて、3時間で『Platinum Tongue』の中盤までしか辿り着かなかったですからね。

DABO R-指定はあれだけ忙しいのに、あんなに分析して、それを人前でちゃんと解説できるだけ自分の中でも解釈してる訳だから、もうド変態ですよ(笑)。

――分析という意味では、今回、イヴェント前にDABOさんのインタビュー資料を集めて、Rくんとも共有してたんですが、そこで感じたのはDABOさん自身がご自分の作品に関して、すごく分析的に話していたり、解説されてることなんですね。

DABO でもやっぱり、今回のように7割も自分の作品に対して理解してくれるインタビューなんてほぼ無いんだよ。5割ぐらい正解なら良い方。逆にちょっと曲がって解釈されちゃったりもして、そのフラストレーションがあって、自分のブログで全曲解説をやったりも以前はしていたぐらいで。

――それはインタビュアーとしてもRくんと話していて思うことで。言い訳のようですが、インタビュアーはやはり状況や客観的な視点をもとに、なぜその作品が生まれたかを考えがちですが、Rくんと話していると、やはりプレイヤー側の視点に立って、スキルの面でも作品を分析するので、その差異はすごく大きいと感じることが多くて。

DABO なるほどね。それから俺のラップはやっぱり分かりやすくないから、プレイヤーじゃないと気づかない部分も多いと思うね。

――今回、分析的にトークしてみて、改めて『Platinum Tongue』の奥深さと仕掛けの妙に驚きました。

DABO ちなみにRっていまいくつなの?

――今年32歳ですね。

DABO 多分「リリックにどれだけ仕掛けをいっぱい込められるか」「仕掛けの多いラップを楽しめるか」っていうことに価値観がある最後の世代なのかな。その下の世代になるともっと歌詞の情報量が変わってきたじゃない?

――ネガティヴな意味ではなく、TRAP以降はリリックの構造性や意味の持ち方が大きく変わったと思うし、Rくんはその端境期の世代になると思います。

DABO ここ10年は、ボーカルとしてのラップがどんどんシンプルになっていく過程だったと思うんだ。だからケンドリック・ラマーにしろ、Jコールにしろ、ああいう入り組んだラップは珍しい方になってるし、労働力的にコスパが悪い(笑)。

――ハハハ。確かに今は連呼型のフックと1ヴァースで、2分ぐらいの曲が主流になっているし、それはめちゃくちゃコスパいいですね(笑)。

DABO もちろんそれが全面的に悪いってわけじゃない。でもそういう流行の中で、細かい仕掛けのリリックを書いてると「なんで俺はこんなことやってるんだ……?」って思ったりもするんだよね(笑)。だけど、リッチな仕掛けで、リッチな構造のラップを書いて、そこで言葉のパズルがパチっとハマったり、今回のRみたいに分析してくれる人がいると、やっぱりやり甲斐があるんだよ。

――Creepy Nutsの作品自体も、そういう仕掛けの多い作品ですからね。

DABO それも含めて「ヘッズ上がりやのう」って嬉しくなるよね。

「BUBKA5月号」コラムパック
「BUBKA5月号」コラムパック

Amazon Kindle

楽天Kobo

Apple Books(Mac または iOS デバイスのみ)

Google Play

紀伊國屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

Twitterでシェア
Googleで優先するソースとして追加

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING5:30更新

  1. 石岡真衣のドラゴンズ勝利の女神記 第8回「お家から野球観戦パーティー」
  2. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  3. なんてったってキヨハラ第20回「最後の対決」
  4. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#78「バイクの日帰り入院」
  5. すべての球団は消耗品である「#10 1981年の近藤中日編」byプロ野球死亡遊戯
  6. ヒャダイン的サ道探求記「狂い焚きサウナロード」本八幡レインボーで見えた虹の架け橋
  7. 掟ポルシェ「まさのりさんは、50歳なのに『はじめてのおつかい』に出てくる幼児を見てるみたい」
  8. 【コラム】イコラブの物語は東京ドームの後も続くのか
  9. 「ZOZOマリン、まとめてかかってこい!」櫻坂46 山下瞳月の魂の叫び!5年目の勝利にBuddiesたちは態度で示せるか!?
  10. 乃木坂46、10年の歴史…3択クイズで振り返る
  1. FRUITS ZIPPER櫻井優衣、街を歩く自然体な姿も尊い「キュンキュンしちゃった」「ゆいちゃん天使」「世界で1番愛してる」
  2. AKB48『好きish』が生んだ新しい距離感 小栗有以・佐藤綺星・八木愛月が語る“今のAKB48らしさ”とMVの裏側
  3. 日向坂46『イチャイチャ虫』ジャケットアートワーク解禁!テーマは「わたしは、わたしの主人公!」
  4. 乃木坂46池田瑛紗、見事な推理に菅原咲月驚き「どういうこと?」
  5. 日向坂46清水理央、漢気あふれる提案で最終競技を盛り上げる「1位が勝ちでいいじゃないですか」
  6. 日向坂46 大野愛実、マクドナルドCMに初登場!「シュアわせ~」と堪能する姿や、決めポーズの“ウーパールーパー”も披露⁉
  7. 櫻坂46山﨑天の“素の瞬間”が詰まった特集 無邪気も大人のまなざしも全部ハタチ 
  8. 櫻坂46増本綺良、守屋麗奈のおしゃれそうめんに独特な感想「海外のお友達がお家に遊びに来たときに…」
  9. 8月18日21時に何が起きる? 謎のCM「青葉坂46」が、『乃木坂工事中』で流れる
  10. SKE48ミミフィーユ、夏の東名阪ツアー開幕 7人が魅せた新曲と熱量のステージ

関連記事