2022-02-15 17:00

船木誠勝「ガチンコでやれば八百長って言われなくなる 単純にそう思ってましたね」【UWF】

プロレスラー・船木誠勝
プロレスラー・船木誠勝

船木誠勝にインタビューを実施――。UWFが旗揚げされた時から、近くで団体の存在を感じ、そして第2次UWFではリングに上がった船木誠勝。プロレスラーが真剣勝負に挑み、故に苦悩することもあった。虚実が混同する歴史の転換点で男は何を見てきたのか?

UWFとの奇妙な縁

――第1次UWFができたのは、船木さんが新日本プロレスに入門してすぐですよね?

船木 すぐというか、当日ですね。自分が新日本の合宿所に入寮した84年の4月11日が、ちょうどUWFの旗揚げだったんですよ。

――そうだったんですか!

船木 その日、大宮スケートセンターでのUWF旗揚げ戦に出場した髙田(延彦)さんが、夜中に合宿所に帰ってきたのを覚えてますから。

――髙田さんは、新日本からの貸し出しというかたちで、UWFの旗揚げシリーズに出てたんですよね。

船木 あと、自分は新日本に入団前、UWFに入る話もあったんです。東北のプロモーターを通じて、新日本の入門テストを受けさせてもらったんですけど、「もし新日本がダメでも、今度できるUWFという団体なら入れるから」とも言われてたので。ただ、当時はUWFなんて聞いたこともなかったし、「そんな団体には行きたくないな」と思ってましたけどね(笑)。

――では、新弟子時代からUWFとは奇妙な因縁があったんですね。

船木 そして同年6月に藤原(喜明)さんがUWFに移籍するとき、自分と(素顔時代の)ライガーさんは「一緒に行かないか?」と誘われたんですよ。「新しい団体では、関節技とキックとスープレックスの試合をやる」って説明されたんですけど、自分はまったくイメージがつかなくて。「それってプロレスなのかな?」とも思って。でも、藤原さんは自分の先生だったので、先輩のライガーさんが行くなら自分もついていこうと思ったんですよ。でも、ライガーさんは残り、結局、新日本からは髙田さんだけが、藤原さんについていきましたね。

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING5:30更新

  1. 「ZOZOマリン、まとめてかかってこい!」櫻坂46 山下瞳月の魂の叫び!5年目の勝利にBuddiesたちは態度で示せるか!?
  2. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  3. RHYMESTER宇多丸のマブ論、2022年度 楽曲ベスト20&アルバムベスト10!
  4. 東洋一の美少女、ユーモアと優しさ・親しみやすさにあふれている究極かつ至高のパーフェクトアイドル、=LOVE佐々木舞香ちゃんを推したくなる理由
  5. 吉田豪「what’s 豪ing on」Vol.4 澤部渡、「呪い」をどう楽しむかと思ってた
  6. 【コラム】2025年大躍進の=LOVE、紅白歌合戦へ出場はあるのか
  7. 【BUBKA2月号】アイドルクリエイターズファイル#14 that’s all folks(作編曲家、シンガーソングライター)
  8. 吉田豪インタビュー、中村一義…いつも『最後の聖戦』の気持ちで
  9. 日向坂46・四期生が誰よりも高く跳んだ日━━武道館3Daysで見せつけた実力と一体感、そしてハッピーオーラ!
  10. 乃木坂46矢久保美緒さん、黄色のサイリウムカラーに込めた思い
  1. 皆藤愛子、16年ぶり写真集発売決定「気持ちも体もそのままの自然体で撮影」ロケ地はケアンズ
  2. 「私の全部をぶつけます。見ていてください」乃木坂46 五百城茉央が初アンダーライブで叫んだ「変わりたい」という思い
  3. 「アイドルに向いていると思ったことはありません」乃木坂46卒業の松尾美佑、五百城茉央に贈った言葉がきっかけでアンダーの心が一つに
  4. 櫻坂46森田ひかると過ごす幸せ全開クリスマス!『週刊少年マガジン』表紙&巻頭を飾る
  5. 日向坂46大野愛実センター『クリフハンガー』ジャケットアートワーク公開!テーマは「光が差す方へ」
  6. 「アンダーライブを好きでいてください」乃木坂46卒業の矢久保美緒が、アイドル人生を捧げたアンダラのステージで伝えた言葉の重み
  7. 乃木坂46「40thSGアンダーライブ」座長・五百城茉央「2026年の乃木坂46にも期待していてください!」
  8. 「松田のエピソードトークが聴きてぇな!」オードリー若林、日向坂46松田好花の無敵発言に「上り詰めたな!」「聞き捨てならない」と芸人のプライドを触発!
  9. 【卒業セレモニー】櫻坂46 井上梨名「“チーム櫻坂”ならどのメンバーも輝ける、そんなグループになっています。それは私が証明していると思います」
  10. HKT48地頭江音々“卒業写真集”のタイトルが『ねね』に決定!表紙カットも公開に

関連記事