2021-11-03 06:00

【BUBKA12月号】TAJIRI、WWEからアジア新興団体まで世界を熱狂させた男が語る…旅とプロレスの関係性

――SWSが潰れたあとぐらいですかね?

TAJIRI もうSWSはなくなってました。僕が大学2年でメキシコに行った時は、アミーゴにはいませんでしたけど、(ザ・グレート・)サスケさんと(スペル・)デルフィンさんがエル・トレオ(闘牛場としても有名なプロレス会場)で修行していて、北斗晶さんもメキシコにいました。

――“ジャパニーズ・ルチャ”が花開く前夜って感じですね。学生時代にメキシコに行ったときのルチャとの関わりは、観戦するくらいだったんですか?

TAJIRI ルチャのジムに入門しに行ったんですよ。大学2年頃は、ミル・マスカラスが表紙の『WB/レッスルボーイ』(小社刊)っていう雑誌に触発されて。

――『レッスルボーイ』ってありましたね~。創刊第1号がライガーさん表紙で、スタイリッシュかつマニアックなプロレスムックとしてかなり売れたらしいんですけど。第2号でマスカラスを表紙にして、1冊丸ごとルチャ特集にしたら、マニアックすぎて返本の山となり休刊になってしまったという(笑)。

TAJIRI ハハハハ! でも、あれは夢が詰まってましたよ。

――いい雑誌なんですよ。上田勝次さんのドキュメンタリーが載ってたりとか(笑)。

TAJIRI そうだった(笑)。あの本で、(単身メキシコに渡りプロレスラーになった)磁雷矢の存在を知って、「俺もメキシコに行けば、ルチャのジムに入門できるな」と思って、19歳の時にメキシコに行きましたから。それでメキシコシティに着いたあと、まず『地球の歩き方』を頼りにアレナ・メヒコに行ったんですよ。『レッスルボーイ』に「毎週火曜日が給料日」だって書いてあって、着いた日がちょうど火曜日だったので。

――『レッスルボーイ』って、そんなことまで書いてあったんですね(笑)。

TAJIRI それでアレナ・メヒコに行ったらレスラーがゴロゴロいて、『地球の歩き方』に付いてる地図を見せて、「ルチャのジムの所在地に丸をつけてください」って言ったら、スペル・アストロがジムの場所を教えてくれて、そのまま入門。ビジャノ1号が先生だったんですけど、そこで40日間練習しましたね。

――インタビューの続きは発売中の「BUBKA 2021年12月号」で!

TAJIRI|1970年9月29日生まれ、熊本県出身。94年にI.W.A.JAPANでデビュー。メキシコでも修行後、覆面レスラー「アクエリアス」として大日本プロレスに参戦。渡米後はECWを経て、01年にWWEに入団。世界タイトルを通算5回獲得するなど、「プロレス版メジャーリーガー」として世界的な人気を博す。帰国後はハッスルで活躍後、SMASH、WNCを旗揚げ。現在は全日本プロレスを中心とした試合の他、執筆や鍼灸師としても活動している。

Twitterでシェア

関連記事

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING23:30更新

  1. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#13「プロにおまかせしてきました」
  2. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  3. 日向坂46・四期生が誰よりも高く跳んだ日━━武道館3Daysで見せつけた実力と一体感、そしてハッピーオーラ!
  4. 乃木坂46ドームツアー考察”2年連続座長”のエース・井上和の涙から感じた「乃木坂46らしさ」とは?
  5. 【吉田豪インタビュー】渡辺俊美、頑張らないこそ築けたキャリア
  6. 選抜の噛ませ犬じゃない!乃木坂46最新アンダーライブ極私的過剰考察「私、アンダーメンバーの味方です」
  7. Uインターの生き字引 鈴木健が語る 髙田延彦vs北尾光司戦の真実
  8. 【吉田豪インタビュー】井上富雄、過去のものはそんなに引っ張らないでいきたい
  9. 「ひなた坂46」が横アリ2日間で起こした奇跡!山口陽世の「ひらがな、ぶちかませ!」でこじ開けられたグループの新たな扉
  10. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#23「足跡、はじめました」
  1. 乃木坂46賀喜遥香&筒井あやめダブル主演ドラマ、トレーラー映像&第1話場面カット解禁!オープニングテーマも決定
  2. 私立恵比寿中学・真山りか×AMEFURASSHI・愛来 対談インタビュー|独自の音楽性を追求してきた2グループが、今お互いに伝え合いたいこと
  3. 乃木坂46 矢田萌華インタビュー|高校の文化祭で『ガールズルール』を踊っていた少女が、オーディションに合格し、憧れのステージに立つまで
  4. 「誰かに慰めて貰うためにアイドルになりたかった訳じゃない」乃木坂46 岡本姫奈が選抜発表で芽生えた「悔しさ」の理由
  5. 櫻坂46あるある!? 「藤吉夏鈴が退出しました」にキャプテン・松田里奈が注意するも、本人は「記憶にございません」
  6. 乃木坂46 賀喜遥香、39thシングル『Same numbers』のセンターに決定「全員に感謝を届けられる作品に」
  7. SKE48長谷川雅「みんなで精いっぱい頑張っていきます」若手メンバーによる新公演スタート
  8. 乃木坂46一ノ瀬美空の猛攻に“全日本代表のサバサバ女”松尾美佑もたじたじ
  9. 乃木坂46 6期生・瀬戸口心月、愛らしいルックスで表紙を飾る
  10. 日向坂46、後輩たちへ受け継がれる野球愛…意外なバッティングセンスにも注目