2022-03-04 18:00

プロレス・木村健悟「藤波は童顔でかわいらしい顔して、まだ身体も細かったから『絶対に俺のほうが強いだろ』と思ってたよ」

――あの時は1月3日の後楽園で木村さんが疑惑の勝利を挙げて、わずか11日後の後楽園ワンマッチでの決着戦が発表されたんですよね。

木村 そういう流れだったね。よくやったなぁと思う。

――結局、決着戦で敗れた木村さんは、出直しのためにロサンゼルスにあるベニー・ユキーデのジャットセンターに特訓に行きましたけど、あれは木村さんが希望したわけじゃないんですよね?

木村 どういう経緯で行くことになったのかは憶えてないんだけど、藤波との再戦をアピールする手段として、ああいう特訓をやるのはいいと思ったんだよね。ただ、トレーニングは死ぬ思いしたけどね。ホントにね、日に日に体重が落ちていったから。

――そこまで過酷でしたか。

木村 トレーニングも半端じゃないから。一番苦しかったのは、やっている最中、必ずマウスピースを口に入れるの。「ケンゴ、絶対に口は開けるな」って。こんだけ苦しいのに鼻で息しろって。それで酸素不足でこっちは倒れそうになるのよ。痩せるはずだって。俺はキックボクサーじゃないんだから(笑)。

――プロレスラーの修行って、東スポや雑誌のカメラマン連れていって、絵作り中心だったりすることも多いじゃないですか。でも、木村さんはそこまで本格的にやってたんですね。

木村 ユキーデはそういうの許さないから。本当に厳しかった。これ以上いたら殺されるなと思ったもん。でも、これだけ苦しいトレーニングをすれば、藤波へのリベンジのためのいいアピールになったと思ったんだけど、帰国しても藤波戦は組まれたなかったんだよね。

――インタビューの続きは、発売中の「BUBKA4月号」で!

木村健悟=きむら・けんご|1953年9月4日生まれ、愛媛県出身。1972年日本プロレスに入門。翌年1973年に新日本プロレスに移籍。1985年には藤波辰巳と組んで、アントニオ猪木&坂口征二ペアに勝利し、初代IWGPタッグ王座を獲得。1992年に越中詩郎とともに反選手会同盟を結成。2006年に新日本プロレスを退社し、その後は品川区議会議員選挙に出馬し、当選。現在も品川区議員として活躍中。

Twitterでシェア

関連記事

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING17:30更新

  1. 日向坂46、後輩たちへ受け継がれる野球愛…意外なバッティングセンスにも注目
  2. SKE48菅原茉椰、“地元”でセレモニアルピッチに挑戦
  3. SKE48荒井優希、初対戦のアジャコングに“一斗缶攻撃”も食らい完敗
  4. SKE48荒井優希、シングルで初のベルト獲得「何回もぺちゃんこになっちゃった」
  5. 天龍源一郎がレジェンドレスラーについて語る!ミスタープロレス交龍録 第41回「鈴木みのる」
  6. SKE48荒井優希、宮本もか選手とのタッグで準決勝進出「この勢いで次の試合でも頑張りたい」
  7. SKE48荒井優希、人生初の“ビンタ”に気合!!久々のシングルマッチ決定に「自分のできることを全部出せたらベスト」
  8. SKE48荒井優希、トーナメント参戦も初戦敗退「すごく力の差を感じた」
  9. イチロー「やっぱり、おいしいね」、セブン‐イレブン『こだわりおむすび』新CMに出演
  10. SKE48荒井優希&山下実優組がアジャコング&宮本もか組に勝利!!リング上ではSKE48のミニライブも
  1. 乃木坂46賀喜遥香&筒井あやめダブル主演ドラマ、トレーラー映像&第1話場面カット解禁!オープニングテーマも決定
  2. 櫻坂46あるある!? 「藤吉夏鈴が退出しました」にキャプテン・松田里奈が注意するも、本人は「記憶にございません」
  3. 私立恵比寿中学・真山りか×AMEFURASSHI・愛来 対談インタビュー|独自の音楽性を追求してきた2グループが、今お互いに伝え合いたいこと
  4. 乃木坂46 矢田萌華インタビュー|高校の文化祭で『ガールズルール』を踊っていた少女が、オーディションに合格し、憧れのステージに立つまで
  5. 乃木坂46一ノ瀬美空の猛攻に“全日本代表のサバサバ女”松尾美佑もたじたじ
  6. 私立恵比寿中学 小久保柚乃2nd写真集『こくぼづかん 2』表紙カット解禁
  7. 櫻坂46向井純葉、山﨑天“天くん”のイケメンぶりにパニック「こっち来ないでください!」
  8. 日向坂46、後輩たちへ受け継がれる野球愛…意外なバッティングセンスにも注目
  9. 日向坂46森本茉莉、ライブのMCでスベり過ぎて「親が『恥ずかしくて友達とか呼べない』って…」
  10. 乃木坂46に稲垣吾郎が加入?「メンバーの一員になったような気分でやらせてもらいました」