2023-03-06 20:00

櫻坂46守屋麗奈、涙の軌跡…挫折の先で追求した自分らしい表現

「BRODY4月号」(白夜書房)表紙を飾る櫻坂46
「BRODY4月号」(白夜書房)表紙を飾る櫻坂46

「櫻坂全員で5thシングルを素敵な作品にします。」そうブログで綴った守屋麗奈だが、その言葉通り、櫻坂46の第二章にふさわしい楽曲が完成したように思う。そんな楽曲で初センターに抜擢された彼女が、表現したものは何だったのか。他の誰でもない本人の言葉から紐解いていこう。

殻を破れた楽曲

――グループ加入前、守屋さんは欅坂46のMVをどんな気持ちで観ていましたか?

守屋麗奈 歌詞が深くて、カッコよくて、表現力も高くて、ただただ憧れの目で見ていました。心のどこかで「アイドルになりたい」という気持ちはあったと思うけど、「この世界の中に入ってみたい」と考えるところまでいかなかったんです。

――その後、坂道合同オーディションを受けて、研修生期間や櫻坂46への改名を経て、『Buddies』で初めてMVに参加しました。何度か話していると思いますが、後悔が残る撮影だったんですよね。

守屋麗奈 初めてのMV撮影ということで、どうしたらいいのかわからないことばかりで。「自由に踊ってください」と言われた時、「自由ってどうしたらいいんだろう」とテンパってしまい、リップしなきゃいけないのに忘れてしまったんです。

――『Buddies』の経験を糧に、次のMVからは後悔のない撮影ができましたか?

守屋麗奈 「もうあんな失敗はしない」と心に誓って『BAN』の撮影に臨んだんです。だけど、初めて表題メンバーに選んでいただいた曲で、気負っていた部分があったのか、間奏のダンスが上手く踊れませんでした。ひとりで冷静になったらできることなのに、みんなと一緒になるとステップが踏めなくなって、「できるはずなのに、なんでできないんだろう」と焦りが止まらなくなったんです。結局、『BAN』のMVでも悔し涙を流しました。小林由依さんに「失敗したところは使われないから、もっと気楽に考えていいんだよ」と声をかけていただいて、心が少しラクになったことを覚えてます。

――初期のMVは悔し涙の思い出なんですね。

守屋麗奈 そうですね(笑)。

――「自分らしい表現ができた」と手応えを感じたMVというと?

守屋麗奈 全部の作品で「頑張ろう」という気持ちがあって、毎回全力で取り組んでいるんですけど、『流れ弾』のMVで自分の殻をちょっと破ることができたのかなと思います。曲も映像もインパクトがある作品で、ぶっ飛んだ表現をすることができたんです。

――『桜月』と同じ金野恵利香監督の『僕のジレンマ』はどうでした?

守屋麗奈 金野監督が撮る映像がとにかく美しくて、メンバーとモニターを確認しながら、メンバーと「キレイだねぇ」と話してました。演じる側としては「卒業される渡邉理佐さんを送り出そう」という気持ちが一番大きかったんですけど、初めて櫻エイトに入ったことで、いままで以上に「曲の世界観やメッセージを届けたい」という想いが強くて。これまでのMV以上に集中して撮影に臨んだ記憶があります。

――『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京)で流れた「プリンセス待ち」は、『僕のジレンマ』のMVの撮影中ですよね。

守屋麗奈 そうでした(笑)。私にもよくわからなくて。シンデレラのような衣装にテンションが上がって、プリンセスになりきったんですかね(笑)。

テーマは「審美眼」

――そして、センターとして『桜月』のMV撮影に臨みますが、最初に絵コンテなどを見せてもらったんですか?

守屋麗奈 金野監督から「今回は『審美眼』というテーマで『瞳を閉じた先に見える景色』を映すようなMVを撮ろうと思います」とお聞きして。いただいた資料には「『別れ』を美しい思い出にできるのは、その人が愛を知っているから」と書いてあったので、深い作品になりそうだなと思いました。

――テーマなどを知って、自分の中でイメージを膨らませた状態で撮影に臨んだ、ということでしょうか。

守屋麗奈 そうです。

――前後にドラマがあるわけではなく、抽象的な表現でメッセージを伝えることは難しそうです。

守屋麗奈 金野監督やTAKAHIRO先生とお話しながら撮影を進めたんですけど、目の動きひとつで感情の伝わり方が変わってくるので難しかったです。下を向きたくなるようなところでも、TAKAHIRO先生が「ここはまっすぐ前を向くんだ」と言ってくださって、「伝わる表現」を追求しました。

――これまで以上に守屋さんにスポットが当たる撮影だったと思います。

守屋麗奈 いままではソロカット自体が少なかったんですけど、今回はひとりで踊るシーンも多くて。最初こそ苦戦したんですけど、メンバーが温かく応援してくれたので乗り越えることができました。撮影が終わった時には、それが安堵なのか達成感なのかわからないけど、いままで味わったことのない感情が溢れてきたんです。

――インタビューの続き、櫻坂46・守屋麗奈撮り下ろしは発売中の「BRODY4月号」で!

取材・文=大貫真之介

守屋麗奈=もりや・れな|2000年1月2日生まれ、東京都出身。愛称は「れなぁ」。

櫻坂46表紙:BRODY (ブロディ) 2023年4月号

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