2022-05-01 11:00

SKE48 Team S「私たちが『オリジナル公演』にこだわる理由」~新公演『愛を君に、愛を僕に』表題曲MV密着ドキュメント

SKE48チームSオリジナル新公演『愛を君に、愛を僕に』は5月28日(土)スタート
SKE48チームSオリジナル新公演『愛を君に、愛を僕に』は5月28日(土)スタート
撮影/成田智広 

昨年秋、チームSの新公演製作が発表された。他の姉妹グループの公演をする、所謂「おさがり公演」ではなく、完全オリジナルの公演である。さらに、音楽を総合プロデューサーの秋元康氏以外が手がけるのは48グループ史上初。AKB48初の姉妹グループとして誕生したSKE48の革命の第一歩に密着する。

オリジナルの意義

チームSのオリジナル新公演が始まろうとしている。初日は5月28日。プロデューサーは小室哲哉氏、振り付けは牧野アンナ氏が担当する。

こんな日がやって来るのをずっと心待ちにしていた。若いメンバーが、自分自身がオリジナルであると思える何かに出会ってほしかったからだ。衣装にも立ち位置表にも自分の名前が書かれる。ファンはそのユニット曲を本家として見る。アイドルとして、その快感は筆舌に尽くしがたい。オリジナル公演から10年以上も遠ざかっていたのだから、その快感は何倍増しにもなる。

結成当初のダンスを見返してみると、かなり粗削りなダンスをしていた。お世辞にも上手いとは言えない。しかしながら、ほとばしるものがステージからこぼれ落ちていた。それはSKE48の魅力とイコールだった。

あれから時間が経った。物事は移ろいゆく。SKE48のダンスは粗削りではなくなった。誰もがスマートに踊るようになった。同時にほとばしるものは感じられなくなった。これまでそのことには触れないようにしてきた。変化することは必然だし、メンバーに罪を押しつけるのは違うと感じていたからだ。けれど、エンターテインメントとしての本質的な部分―ステージを観て、心が揺さぶられるかどうか―に対して、いつかSKE48はグループとしてメスを入れなければいけないのではないか。そう考えていた。楽曲が魅力的であること。その曲を表現するダンスもまた魅力的であること。その2点をアイドルである以上、譲ってはいけない。

たとえば、昨年12月の新世代コンサート。8期生から10期生までが参加したが、振り付けはよく揃っていた。練習の成果が出ていたと思う。メンバーも真面目に取り組んでいた。それは双眼鏡越しの表情でわかった。しかし、「揃っていた」以上の感想をどうしても持てなかった。それはなぜか? 見慣れてしまったからか? それとも別の理由が横たわっているのか? そのことばかり考えながら観戦していた。
 
SKE48が結成されて13年以上が経ち、様々なグループが生まれては消えていった。継続しているグループはダンスが上達している。もはやそれぞれに差はないように見える。振り付け自体に個性をさほど感じられない。フェスを観れば、一目瞭然だ。それはSKE48とて例外ではない。新世代コンサートではそんなことを感じてしまった。

48グループは公演が生命線だ。専用劇場を持つグループは数えるほどしかない。劇場で腕を磨ける環境がある。もしSKE48が生まれ変わりたいのならば、オリジナルの公演でその姿を表現すればいい。チームSは千載一遇のチャンスを迎えている。この新公演は、グループに必要な改造手術でもある。
 
SKE48は本気なのかどうか。その答えは5月28日に出る。

BUBKA(ブブカ)2022年6月号電子書籍限定版「SKE48 ver.」
BUBKA(ブブカ)2022年6月号電子書籍限定版「SKE48 ver.」

Amazon Kindle

楽天Kobo

Apple Books(Mac または iOS デバイスのみ)

Google Play

紀伊國屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING5:30更新

  1. 乃木坂46 6期生・増田三莉音「水道から出てきてほしい」あまりのおいしさに感動
  2. 櫻坂46『13th Single BACKS LIVE!!』閉幕━━大沼晶保が叫んだ、魂の煽り「足りねえよ、勝つ気あんの?」
  3. 日向坂46 松田好花、ラジオの神様が微笑んだ歴史的一夜を振り返る! 4年間のパーソナリティ修行と松田父からもらったウン気で単独イベ大成功
  4. 櫻坂46『13th Single BACKS LIVE!!』 座長・谷口愛季「私たちを推して損はさせません。これからもついてきてください」
  5. AKB48“次期センター”伊藤百花、大きめサイズの赤いストライプシャツをラフに着こなす「いつもの私とは全然違う大人っぽい私です!」
  6. 乃木坂46梅澤美波、タンクトップにヘッドホン…ラフなスタイルの新カット解禁「いつものリアルな感じ」
  7. 乃木坂46矢田萌華、紫色のノースリーブニットのグラビアショット
  8. 「早く辞めちゃったな」長濱ねるが卒業後に気づいたアイドル時代の本音━━けやき坂46と欅坂46を兼任した同期に影山優佳「ねるちゃん返せ!って言えばよかった(笑)」
  9. AKB48伊藤百花、“目標の一つ”でもあったフォトブック発売!お気に入りはパジャマ姿
  10. 日向坂46『クリフハンガー』センター・大野愛実の恍惚と不安「今、目の前に壁がある」と語った生粋の“おひさま”メンバーに託す未来
  1. 乃木坂46梅澤美波、至近距離での水着姿を披露「柄もポップで明るく」
  2. 現役看護師グラドル、極上スタイルと官能ボイスで誘う至福の時間
  3. くりえみ、鏡に映った後ろ姿に妄想が止まらない…大人の色香漂うランジェリーカットに「素晴らしい肉体」「スタイルがステキ」
  4. 現役看護師グラドル、キュートな女子高生役も夜になれば「2人だけの秘密だよ」
  5. えなこ、気温10℃のビーチで爽やかなビキニ姿と引き締まった肉体を披露「スタイルが二次元」「プロ意識がすごい」
  6. トレーナー&グラドルの二刀流、ジムで鍛えた美スタイルに磨き…2年ぶりの限界ギリギリ最新作
  7. 現役看護師グラドル、“密会”をテーマにした1st DVDから衝撃フルスロットル
  8. “令和の美脚クイーン”波崎天結2nd写真集発売決定「初めての海外撮影でドキドキ」
  9. 歯科助手からグラビアのステージへ…元アイドルが魅せた“彼女になる”瞬間
  10. たわわな美ボディーと大人の魅力は健在…2年ぶりの復帰作で際どいポーズを連発

関連記事