僕が見たかった青空 岩本理瑚×秋田莉杏インタビュー|器械体操7年にソフトテニスで関東個人5位×空手歴11年の黒帯コンビが語り合う、アイドルは真っ直ぐな「根性」で!

撮影/玉井美世子
僕が見たかった青空の結成から3年。さらなる飛躍を目指すグループに必要なのは、フレッシュな可愛さか待つだけの幸運か……。否。泥臭く、真っ直ぐな「根性」だ。ということで、グループ屈指の体育会系コンビ、秋田莉杏と岩本理瑚のインタビューを一部抜粋してお届け。4年目の新境地は彼女たちのスポ根魂で切り拓く!
スポーツで鍛えた心技体
――グループ屈指の身体能力を誇る“体育会系コンビ”ですが、二人の運動歴は?
岩本理瑚:私は5歳から小学校6年生まで器械体操をやっていました。3歳の頃に水泳を始めたんですけど、そのスイミングスクールに併設されていた体操教室に通ったのがきっかけです。でも、逆上がりとか側転しかやらないから、簡単で。
――朝飯前でしたか(笑)。
岩本理瑚:そしたら、幼稚園の友だちに「理瑚ちゃん運動神経いいんだから、器械体操やれば?」と言われて、バク宙の練習もするような体操クラブに入り直して本格的に始めました。
――当時はどんな種目を?
岩本理瑚:マット、跳馬、鉄棒、平均台の4種目です。将来はオリンピック選手になるのが夢で、小学生の頃はずっと「体操でオリンピックに出場する」と言っていたんですけど、結局、腰をケガして辞めてしまいました。そのとき、体操とソフトテニスを並行してやっていたので、中学校ではソフトテニス部に入ったんです。
――かなりの強豪校だったそうですね。
岩本理瑚:団体戦は東京都大会春夏4連覇、個人戦は関東大会5位でした。僕青の活動ではアクロバットにフォーカスされることが多いけど、本当はソフトテニスのほうが成績的には自慢できるかもしれないです。
秋田莉杏:経歴がすごすぎて、理瑚のあとは話しづらい(笑)。
――秋田さんの運動歴は?
秋田莉杏:4歳のときに空手を始めて、15歳で僕青に入るまで11年間続けました。糸東流という流派で寸止めなんですけど、瓦割りはやっていました。
――何枚くらい割れましたか?
秋田莉杏:めっちゃビビリだったので、1枚割った記憶があるくらい……。
岩本理瑚:えっ、そうなの?
秋田莉杏:素手で割らなきゃいけないから怖くて。
岩本理瑚:でも、雲組単独公演の差し込み映像で瓦割りやってたよね?
秋田莉杏:あのときはグローブを付けていたから怖くなくて8枚割れた。それでも痛かったけど(笑)。
――戦績はどうでしたか?
秋田莉杏:理瑚みたいに連覇とかしてないので自慢できないですけど、「形」で関西地区大会ベスト8までいきました。
岩本理瑚:いやいや、十分すごいよ!
秋田莉杏:最終的には初段を取って、黒帯を締めることができました。あと、空手と並行して野球もやっていて、小学2年生のときに少年野球チームに入ったんです。
――男子に交じってプレイしていたんですか?
秋田莉杏:はい。親戚の女の子とか私の姉も同じチームだったので、女子は5人くらいいました。ただ、めっちゃ弱くて、いつも初戦敗退! だから、地域の下位3チームのなかで優勝を決める、みたいな勝ってもそこまで誇らしくない試合に出ていました(笑)。
岩本理瑚:あはは。
秋田莉杏:野球は弱かったんですけど、チームの仲だけはめっちゃ良かったです! 親同士も親しくなって、休日はみんなで遊びに出かけたり、バーベキューをやったりして。だから、野球は楽しい習いごとみたいな感じでしたね。
――空手は厳しかったですか?
秋田莉杏:合宿のときは、朝早く起きて裸足でランニングをしたり、長時間の稽古をしたけど、普段はそこまで厳しくなかったです。師範に怒られたことも全然なかったし、いい環境でした。
岩本理瑚:私の中学校のソフトテニス部はすごく厳しかったです。もちろん体罰とかパワハラはないんですけど、ちょっと行動が遅かったりすると、顧問の先生に「もう帰っていいよ」って怒られることもありました。
――テニス部時代に身に染み付いた習慣で、いまでもテキパキ動いてしまうことはありますか?
岩本理瑚:リハーサルでメンバー全員集合して挨拶をするときは小走りです。でも、お仕事が終わって各自解散のときは、めっちゃゆっくりしちゃいます。
秋田莉杏:そうなんだ(笑)。
岩本理瑚:「メンバーとずっといたい!」と思って、帰る準備が遅くなっちゃいます(笑)。
――楽屋でダラダラ過ごしてしまう。
岩本理瑚:でも、プライベートではいつでも走れるように、鞄はショルダーバッグかリュックにしてるんです。
秋田莉杏:たしかに背負っているのをよく見るかも(笑)。
岩本理瑚:手持ちタイプのバッグだと走るときに邪魔じゃないですか。バンバン体に当たるから。でも、ショルダーバッグのヒモをギュッと絞って斜めがけにしたら身体にフィットするので揺れないんですよ!
――鞄を持ったまま全力疾走することって普段ありますか?
岩本理瑚:つねにタイパを意識しているんです。歩いて10分かかるところは、走って5分で移動します。メンバーのみんなが集合場所まで歩いているところに、私が後ろからダダダダって走ってきて追いつくことがよくあるんですよ。
秋田莉杏:集合時間ギリギリでも、理瑚はダッシュして間に合わせるよね。
岩本理瑚:そうそう(笑)。
秋田莉杏:私が空手で身についた習慣といえば、やっぱり礼儀作法かな。ちゃんと挨拶をしたり、相手へ感謝の気持ちを持つことは空手を通して学んだことです。あと、気合いと根性も鍛えられました。
岩本理瑚:莉杏は忍耐力もあると思う。
秋田莉杏:本当? 涙が自然と溢れてしまうときはもちろんあるけど、たしかに人前で泣きたくないと思っているかも。
岩本理瑚:目に力をギュッと入れて我慢しちゃうよね。
秋田莉杏:わかるわかる。
岩本理瑚:私、痛みに強いんですよ。注射するときチクっと痛いじゃないですか。でも、その痛みをあんまり感じなくて。
秋田莉杏:「気合いでなんとかなる!」と思っちゃう。まさにうちの両親がそういうタイプで。風邪をひいてても「大丈夫!」って言い張るんですよ。
岩本理瑚:気合いでどうにかしちゃうんだ(笑)。
秋田莉杏:たとえば、私がお仕事のことで家族に相談すると、お母さんは「なんとかなるやろ」「マジ気合いやろ」で返してきます(笑)。
岩本理瑚:でも、そういう言葉をもらえると心強いよね。
秋田莉杏:そうそう。意外とそのひと言で助かったりする。
――辛いことやしんどいことがあったとき、二人はどうやって乗り越えますか?
岩本理瑚:「どこが辛いのか」「何が私を悩ませているのか」をわからないままにしたくなくて、あれこれ考えてしまうんです。解決しないと前に進めないと思いつつ、だからといって必要以上に考えすぎてさらに悩んでしまうこともあるので、「まぁ頑張ろう」と楽観的に考えたり、とりあえず行動してみることも大事なのかなと最近は思うようになりました。
秋田莉杏:私の場合は、答えが出ないようなことで一生悩んでいるので、理瑚とは逆で、悩みの元を考えないです。
岩本理瑚:考えないようにする?
秋田莉杏:うん。考え始めると、そこから派生してどんどん広がっちゃうから。
岩本理瑚:そうだよね! わかる、わかる。
秋田莉杏:だから、ギリギリまで追い込まれたところで「なんとかなるか」って開き直る。
岩本理瑚:その光景、何度も見たことある。本番前とかに莉杏が「あぁ〜やばい、やばい」って焦りだしてくるんですけど、その焦りを超えた瞬間に「……よし!」って叩くんですよ。手をパンッ! って。
秋田莉杏:見られてた(笑)。
――気持ちを切り替える?
秋田莉杏:そうなんです。まさに今、理瑚が言ったように、ギリギリまで焦って追い込まれているんですけど、空手の試合前みたいな感じでスイッチが入るんです。「よし行くぞ!」って。一度スイッチが入ったら、もう違う自分に変わっているので、緊張や不安は感じないです。
岩本理瑚:なんとかなる精神も大事だよね。
秋田莉杏:結局、お母さんが言うように気合いが大事なのかな(笑)。
取材・文/宮田英一郎
━━まだまだ続くインタビューは『BUBKA7月号』をチェック! 秋田莉杏:「つぎこそ絶対勝ちたい!」という気持ちになるのも、アイドルとリンクしていると思うんですよ」

撮影/玉井美世子
岩本理瑚プロフィール
いわもと・りこ 2007年11月25日生まれ、東京都出身。SASUKE本戦の出場を果たし、数々のアスリート仕事も請け負う、僕青の熱き黒虎。天賦の身体能力と部活動で鍛えられた精神性を武器にグループを常勝軍団へと導く。愛称は「りこぴん」。
秋田莉杏プロフィール
あきた・りあん 2007年7月9日生まれ、兵庫県出身。群雄割拠のアイドル世紀末を一子相伝のポジティブ精神で駆け抜ける“蒼天”のりあん。研鑽を怠らず、愛するファンたちのために拳を振り続ける。愛称は「りあん」。

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