AKB48向井地美音“卒業コンサート”に、ゆうなぁもぎおん・ノースリーブスも集結

ⒸAKB48
4月3日(金)、東京・国立代々木競技場第一体育館にて、3代目AKB48グループ総監督を務めた向井地美音のAKB48人生の集大成となる卒業コンサートが開催された。
2013年にAKB48 第15期生として加入してから約13年、グループの中核メンバーとして活躍してきた向井地美音。2014年リリースの38thシングル『希望的リフレイン』で初の選抜入りを果たし、2016年リリースの44thシングル『翼はいらない』で表題曲初センターに抜擢。
2019年には3代目AKB48グループ総監督に就任し、コロナ禍という未曾有の困難の中でもグループを牽引した。歴代総監督の中で最も長くその任を務め、2022年には総監督と兼任でチームAキャプテンにも就任。
2024年に総監督を倉野尾成美に引き継ぎ、昨年12月にグループからの卒業を発表。加入前からのファンであり、2018年に実施した「AKB48グループ センター試験」では1位を獲得するなど、自他共に認める“AKB48愛No.1”。誰よりもAKB48を愛した彼女の集大成となる卒業コンサートとなった。
オープニング映像に続き、旧overtureが流れると、ステージに現れたのは制服姿の向井地。1曲目『青春と気づかないまま』では、AKB48を夢見ていた少女時代の自分自身へと想いをはせるように、真っすぐな歌声を届ける。
続く『AKB参上!』では、パフォーマンスの途中で赤チェックの衣装に身を包み、あの頃の“少女”から“AKB48の向井地美音”へ。AKB48を好きになったきっかけと語る『大声ダイヤモンド』、初めて買ったCDだという『Everyday、カチューシャ』、初選抜入りを果たした『希望的リフレイン』と思い入れの強い楽曲でオープニングを飾り、場内の熱気を一気に押し上げる。
冒頭のMCでは「朝からあっという間で気づいたら開演してて、緊張する間もなかったんですけど、先輩方が卒コンで輝いている姿を見てきたので、私も輝いてる姿を見せたいなと思います!」と笑顔で宣言した。
続いて、これまでのAKB48人生を辿るユニットパートへ。正規メンバー昇格後に所属した峯岸チーム4楽曲『ハートの脱出ゲーム』やセンターを務めたカップリング楽曲『アクシデント中』『Position』、劇場公演でユニットを担当していた『天使のしっぽ』『残念少女』、2015年に結成した派生ユニット「でんでんむChu!」の楽曲『カフカとでんでんむChu !』を後輩メンバーと披露。
『僕の桜』は同期の福岡聖菜とともにしっとりと歌唱し、研究生時代に初めてもらった15期生オリジナル楽曲『君の瞳はプラネタリウム』では同期メンバーが顔をそろえる。
2024年12月に開幕した「ここからだ」公演の楽曲『振り向きざまのキッス』では、オリジナルメンバーの村山彩希が登場。『君はメロディー』では、長年共にAKB48を支えてきた柏木由紀・2代目総監督の横山由依の2人もサプライズでステージに駆けつけ、心を込めた歌声を届ける。
コロナ禍を振り返る向井地のインタビュー映像を挟み、サプライズで登場した岡田奈々とデュエットで『遠距離ポスター』、下口ひななが加わった8人で『僕の太陽』、現役メンバー16人で『劇場へ ようこそ!』を披露。
そして、総監督当時の各チームキャプテンである岡部 麟・岩立沙穂・込山榛香・村山彩希を中心に、全メンバーで『流れ星に何を願えばいいのだろう』を熱唱。コロナ禍での“ソーシャルディスタンス公演”(2人公演)や人数を制限された“8人公演”を経て、再び全員でステージに立てるようになるまでの歩みを象徴する印象的な一幕となった。
続くMCでは、柏木が「みーおんが総監督の時に卒業できたら心残りないって思ってて。私の卒コンの日に(向井地が)総監督最後の日を迎えて、今のAKB48をつないでくれて守ってくれたと思います」と愛情いっぱいに労う。
中盤には、盟友・茂木 忍とデュエットで『おしべとめしべと夜の蝶々』を披露。曲の最後にはキスを交わすという大胆な演出に会場からは黄色い悲鳴が。さらに、岡田奈々・村山彩希もステージに加わり、ファン待望の“ゆうなぁもぎおん”が集結。『涙の表面張力』『涙は後回し』を息の合ったパフォーマンスで魅せた。
続くパートでは、高橋みなみ・向井地・倉野尾の歴代総監督3人が「AKB~!」の掛け声を響かせ『RIVER』を力強くパフォーマンス。『だらしない愛し方』では峯岸みなみ、『背中から抱きしめて』では小嶋陽菜が登場し、“ノースリーブス”の3人が勢ぞろい。
夢の共演に向井地は「これは大成功オタクと言っていいですか?(笑)」と満面の笑みを浮かべつつ「私にはもう一つ大きな夢がありまして…。それはノースリーブスに入ること!」と切り出すと、3人が改めてステージへ。
高橋が「それではみーおんの夢かなえますか!」と呼びかけ、『Answer』『タネ』『ペディキュア day』のノースリーブス楽曲を一夜限りの“ノースリーおん”で披露した。
パフォーマンスを振り返り、小嶋は「私の卒コンでやっていた曲(『背中から抱きしめて』)を今のAKB48のエースと呼ばれるメンバー(伊藤・佐藤綺星・八木愛月・小栗有以・山内瑞葵)とやらせていただきました」と笑顔。高橋が「私は『RIVER』を…」と言いかけると、すかさず2人から「名物!」「“AKB~!”だけで全国営業まわれるよ」「会社の忘年会来てほしい」とにぎやかなツッコミが入り、会場は笑いに包まれる。
終盤には、最後の参加シングルとなる『名残り桜』やキャプテンを務めたチームAの公演楽曲『重力シンパシー』でラストスパート。『久しぶりのリップグロス』では柏木らオリジナルメンバーも加わり、華やかなステージを繰り広げる。
本編ラストの『ヘビーローテーション』では、かつて大島優子からセンターを指名された向井地が、新たに20期研究生・近藤沙樹を後継者に指名。AKB48最年少・14歳の近藤は『ヘビーローテーション』が発売された2010年にはまだ生まれていなかった世代。そんな彼女と向井地による元気いっぱいの「ワン・ツー・スリー・フォー!」をきっかけに、未来へとつながる圧巻のパフォーマンスを届け、本編を締めくくった。
アンコールでは、軌跡映像に続き、ピンクチェックの卒業ドレスに身を包んだ向井地が登場。卒業ソング『向かい風』を仲間たちと目を合わせながら大切に歌い上げる。
感動的なムードに包まれる中、卒業コンサートもついにクライマックスへ。『君は僕の風』『翼はいらない』と自身のAKB48人生を代表する楽曲を届けると、最後に選んだ曲は「私がAKB48オタクとして、コンサートでこれが一番最後だったら最高だなと思っている曲です!」と語った『君と虹と太陽と』。総監督時代の全国ツアーでアンコールに披露していた思い出の楽曲で大フィナーレを飾った。
「5月からは1人のAKB48オタクに戻ります!みんな一緒にAKB48を応援しようねー!」と最後の瞬間までAKB48への愛を叫び、13年間の青春とAKB48への愛情を余すことなく詰め込んだ本公演は、深い余韻を残しながら終幕を迎えた。なお、向井地美音の卒業公演は4月30日(木)AKB48劇場にて開催を予定している。

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