2026-02-02 13:00

AKB48 福岡聖菜×倉野尾成美×山内瑞葵インタビュー|「20年の歴史をつなぐことができた」という自信と、OGからの愛

写真左から、福岡聖菜、倉野尾成美、山内瑞葵
撮影/幸田昌幸
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OGも登場し話題を呼んだ『AKB48 20th Year Live Tour 2025 in 日本武道館 ~あの頃、青春でした。これから、青春です~』。武道館6公演という激動の4日間を駆け抜けたAKB48から福岡聖菜、倉野尾成美、山内瑞葵にインタビューを行い、歴史を作ってきた先輩と同じステージに立って感じたこと、もらったアドバイスについて語ってもらった。

――年明け早々に集まっていただきまして恐縮です! 正月休みは何をしていましたか?

福岡聖菜:毎年恒例なんですが、家族で箱根駅伝を観に行きました。ウチの家族は2位のチームを応援しがちで、國學院大學に声援を送っていました。

山内瑞葵:私はお家でゆっくり過ごしました。年末の寝不足を解消すべく、遅くまで寝ていて。『紅白』が終わって、ジャンプして年を明けて、みーおん(向井地美音)さんと(田口)愛佳と3人で初詣に行きました。おみくじ引いたり、屋台のごはんをシェアしたりして、解散しました。

福岡聖菜:私も髙橋彩音ちゃんとお寺に行った! たこ焼き2人で食べた。

倉野尾成美:私は『NHK紅白歌合戦』終わりに神田明神へ行ったんですが、混みすぎていて。2時間並んで参拝して、4時に帰りました。神田明神には馬がいるので、みんな来るんですね。今年は多かった気がしました。屋台に人がたくさん並んでいたので、コンビニで普通におにぎり買って帰りました。悲しい。『紅白』出たのに(笑)。

――おみくじは?

倉野尾成美:大吉でした!

山内瑞葵:私も大吉!

福岡聖菜:……末吉(笑)。

倉野尾成美:元日の公演は若手主体だったので、私たちはみんな4~5日休みでしたが、地元には帰りませんでした。帰ればよかったと3日に思って。お休みを過ごしていても時間を持て余してしまうんですね。1日にまた神社行って、2日はショッピングモールをはしごして。毎日2万歩あるきました。来年は帰ります。

―― AKB48の20周年ロードは、5月の東京ガーデンシアターでのコンサートから始まりましたね。

倉野尾成美:客席で観ているたかみな(高橋みなみ)さんを私がステージにお呼びして、20周年の応援総団長をお願いしたことがスタートになりました。それ、私しか知らなかったんです。

福岡聖菜&山内瑞葵:知らなかった。

倉野尾成美:私だけバクバクしていて、オープニングから振りを間違えました(笑)。たかみなさんとはあまり接点がなかったから不安だったんです。

――みんなで土下座して頼んでいましたよね。あれはその場のノリで?

福岡聖菜:そうです。

倉野尾成美:気づいたら、みんなで膝をついていました。たかみなさんは“あの頃”のMCをされていたから、一気に“あの頃”の雰囲気に戻って。あの始まりはよかったなと思いました。

――武道館コンサートはOGに注目が集まりましたが、OGたちも参加した『根も葉もRumor』が圧巻でしたね(6日夜公演)。

倉野尾成美:たかみなさんが6月頃にマンツーマンでレッスンをやっていて、「えーーっ?」と。もうレッスンが始まっていることにも驚いたし、『根も葉も』をやることにも驚きました。「なんかいけそうだから、全員で頑張る」とおっしゃっていて。小嶋(陽菜)さんや指原(莉乃)さんがたかみなさんのセトリ作りに協力してらっしゃったんですが、そこで「現役メンバーの曲を私たちがやることに意味があるんじゃないか」となったそうです。それも嬉しかったですね。最近の代表曲をやってくださって、私たちを尊重してくれることに愛を感じました。猛練習していると報告をいただいていて、私も小嶋さんを教えに行きました。正直、先輩たちはそこまで頑張らなくてもいいじゃないですか。でも、頑張ってくださる。小嶋さんなんてパリでも練習してらしたんですよ。その姿が小嶋さんのYouTubeに映っていて。頼もしいし、カッコいいです。じゃあ、私たちも負けない!と感化されました。

AKB48の倉野尾成美
撮影/幸田昌之

――最終日の夜公演は現役のみのWアンコールがありました。セットリストを組んだたかみなさんが考えたんですか?

倉野尾成美:どっちもです。たかみなさんもおっしゃってくださって、私も「そうさせていただけたら」と言いました。アンコールの『桜の花びらたち』で184人がステージに立って、そこで終わっていたら、本当に終わりになってしまうと感じて。その後、Wアンコールで現役メンバーだけのステージをすることで、これからのAKB48を見せる時間になると思いました。

――双眼鏡で観ていましたけど、Wアンコールは現役メンバーの顔つきが違うのがわかりました。どんな気持ちでしたか?

倉野尾成美:熱かったです。何かと闘っていました。みんなで狩りに行ってるような(笑)。

福岡聖菜:目からビームが出てた!

倉野尾成美:6公演でそこを一番大事にしないといけないと思っていました。みんなもそれは同じです。最初に先輩方と出たステージ(4日夜公演)から「先輩のファンが多いね。ヤバいね」と、楽屋で話題になって。7日は6公演分の集中を切らさずに、感情を持っていくことができたと感じていました。後ろからも迫力を感じることができて、「いいねぇ」と思いました。楽しかったですね。

山内瑞葵:私も同じ気持ちでした。いいステージだったと思いつつも、客席を見ると、帰って行くお客さんの背中が見えて。うわってなりましたが、それを跳ねのけるかのように、こっちを観てよと思いながら。いろんな感情がありました。

AKB48の山内瑞葵
撮影/幸田昌之

福岡聖菜:私たちの中でも選抜/非選抜はあるけれど、そんなことは忘れていました。普段からどの立ち位置にいてもやってやるぞという気持ちはあるけれど、それを飛び越えて、新しい扉が開きました。今まで見ていた世界がいかに小さかったかを感じて。広い大海原に飛び出して、やっていこうぜと。ただ、あの時間もやっぱりアウェイでした。始まりがアウェイだからこそ、より頑張れるなと思いました。ですが、絶対に先輩たちも見てきている景色だと思うので、ここで私たちも雑草魂を持たなければと。

――倉野尾さんはWアンコールで長いスピーチの時間がありましたが、内容は固めて臨んだんですか?

倉野尾成美:あの日だけではなく、毎日固めて臨んでいました。最終日に何を話したらいいのか、そこにすごく時間がかかりました。前日の夜からそのことばかり考えていて。一番大事なのは、7日のWアンコールで何を言うかだなと思っていたので。これからのAKB48を見たいと思うようなことを言わないといけませんし、現役メンバーの中で話をさせてもらう立場にいるということは、みんなの総意ですから。何を話すかは、ふわっとは考えていましたが、本番になったら真っ白になってしまったんです。パフォーマンスを2曲がっつりやって、「何言うんだっけ?」となってしまって(笑)。真っ白になったけれど、何か話さないといけないから話していたら、感情がにじみ出てきて、話しながら考えてきたことを思い出して、メモしていたことはちゃんと言えました。ですが、そこだけ映像を見返せなかったです。感情のままに話すのが怖いんです。一歩間違えたら、どうなるかわからないから。

――誰かに相談はしますか?

倉野尾成美:普段はおんさんに相談しますが、武道館ではしていないです。ただ、正直でありたいので、今の私たちはこう思っていますということを伝えようとしました。

――『NHK紅白歌合戦』の前に、大島優子先輩がインスタライブをしていましたね。

倉野尾成美:『Mステ』の時もやっていらっしゃったれけど、時間がなくなってしまって、数人の現役メンバーを紹介するだけで終わってしまいました。それもあって、『紅白』では全メンバーを紹介してくださいました。そのためにわざわざ早く会場に入ってくださって。愛情が深いなと。それに、優子さんは私が何かしゃべる度に泣いてくださいました。

福岡聖菜:円陣の時とかね。

倉野尾成美:『紅白』の円陣でもそうでした。親目線みたいです。お子さんがいらっしゃるから母性が増していて、「しゃべる度に泣くんだよね」と(笑)。

――倉野尾さんは優子先輩に「あなたはもう大丈夫」と言われていましたね。

倉野尾成美:今回で写真を撮っていただいたのが3回目なんです。最初は2017年の「こじまつり」の日にお願いして、2回目が峯岸みなみさんの卒業コンサート(2021年)。泣きながら「好きです!」と伝えて(笑)。それまでは憧れの人で、芸能人という感じでしたが、今回は「総監督やっています」とちゃんと言えました。

――一緒に何か飲んでましたね。

倉野尾成美:クラムチャウダーを(笑)。優子さんもそうですが、前田敦子さんも今回の20周年関連のお仕事に出るかどうか悩んだとおっしゃっていたじゃないですか。自分たちが後輩のポジションを奪ってしまうわけですから。そういう思いを持ってくださっていたんだなと、さらに感謝が増しました。先輩方が卒業していって、私たちがAKB48を守ってきてよかったなと思えました。先輩方が卒業してからもAKB48をホームだと思っていただけるなら、その場所を私たちが守っていかないといけない。「みんなのおかげで、私たちはこのステージに立てているんだよ」と言ってくださったのを聞いて、AKB48の歴史をつなぐことができたんだなと思えて、そこにだけは自信を持っていいんだなという感覚になれました。泣いちゃうくらい嬉しかったです。

福岡聖菜:やってきたことは間違っていなかったんだよね。

山内瑞葵:私もその言葉を聞いた時、涙が止まらなかったです。

倉野尾成美:先輩方が今のAKB48をどう思っているかわからなかったけれど、自分たちを認めていただけた気がしました。20周年のこの機会がないとわからなかったことだから、すごく支えになる言葉をもらえました。

AKB48の福岡聖菜
撮影/幸田昌之

――優子先輩のインスタライブで、現役のメイクの話になりましたよね。あれはどう受け止めましたか?

福岡聖菜:考えますね。自分ももっと個性を出した方がいいのかなと。ただ、メイクを変えようとしても、ちょっと違うかなと思っていて。

――要は、同じに見えるっていう指摘ですよね。

倉野尾成美:そうです。まあ、メイクは流行りもあると思うから、どうしても同じ方向にはなります。優子さんが言いたいのは、自分を持った方がいいよということだと思うんです。メイクだけじゃなく、髪型もそうだし。自己プロデュースのことをメイクでおっしゃっているんだと思います。髪でいえば、愛佳は金髪です。下尾みうもそうですけど、人と違う道を歩こうという感覚が私たちの世代まではあるから、私は優子さんの言っていることがわかります。

山内瑞葵:それを後輩たちに言ったことはあるんですか?

倉野尾成美:そこに関しては言えない。神7の皆さんは髪型も他とかぶりたくなかったと思うんです。それが今は以前ほどない。かわいければいいやと思っちゃうこともあるけれど、同じ髪型にしていたら、外からは一緒に見えますよね。佐藤綺星ちゃんにだけは言いました。年末の歌番組で、「ハーフツインの子、誰?」とSNSで話題になっていたのに、『レコ大』で違う髪型にしようとしていたので止めたんです。「この期間はハーフツインでいきな」と。

福岡聖菜:思い返せば、もっといろいろなメンバーがいましたよね。ギャルもいらしたし、刈り上げていた方もいらっしゃいましたし(笑)。私たちは優等生すぎるから、常識をぶち破るくらいのことをしてもいいのかなと思います。

山内瑞葵:私もみんな同じ感じがするなと思います。若い子たちは黒髪ロングが多いから、そろそろ私は変えていいのかなと思ったので、髪を切って色も変えたんです。怖さもあったけれど、いつかは変えたいなと思っていたし、武道館がいいきっかけになりました。2026年はもっといろんな髪色をしたいです(笑)。

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