STU48中村舞「この映画は宝物です」初主演映画の初日舞台あいさつに登壇

アイドルグループ「STU48」の中村舞が主演を務める映画『鬼ベラシ』の公開初日舞台あいさつが都内の劇場で行われ、中村の他、信濃宙花、久留島優果、新井梨杏、ガールズユニット『iScream』のYUNA、HINATA、俳優の杏花、さらにアイドルグループ『my fav』川又あん奈、黒瀬梨花、園田一花、田中美帆、西村瑠香、古松華、そして波岡一喜、大森研一監督らが出席した。

昨年、鬼伝説の聖地・愛媛県鬼北町(きほくちょう)でロケが行われた本作は、“鬼”を軸に大森監督が書き下ろしたオリジナル作品。

中村は「半年前に撮影した映画なんですけど、今日、久しぶりにこうしてつなぎを着て、撮影時を思い出しているんですけど、こうやって無事公開日を迎えることができて本当にうれしいです」と、大勢の観客を前に、率直な思いを明かした。

“鬼メイク”を振り返る

女性陣からは、改めて“鬼メイク”をした感想が語られた。中村は「自分がこの世のものではないものだと思ったんですけど(笑)、リアルに皺とかも描いて、髪も逆立てて、荒ぶった感じの鬼だったので自分でもびっくりしました」。

信濃は「人によってツノの長さが違ったり、顔もみんな赤なんですけど、その中でもちょっと青がかったりというのがあって。私は初めてカラコンをして、赤色のカラコンを本当に入れたんですけど、意外と思ったよりもいい感じに映ってて(笑)。スクリーンで見た時に、意外と“鬼女”として生きるのもアリだなって思いました(笑)。STU48は今回4人出演させていただいていて、1人だけ鬼になれず終わっちゃった子がいて…ちょっと挙手してもらっていいですか？」と投げ掛けた。

すると久留島が「は～い…(笑)」と苦笑しながら名乗り出た。久留島は「鬼になれずに…。鬼のメイクを見ていると、そばで見てもリアルだし、映画の中で見てもすごくリアルにできていました。私自身も、血だらけになる経験はなかなかないのでいい経験になったなと思いました」と、残念がりながらも撮影を楽しんだ。

またYUNAは“鬼メイク”について「意外と盛れたなと(笑)。私も赤いカラコンを入れた時に、目がボンって前に出る感じがして(笑)、そこで『自分、今から鬼になるんだな』ってメイクしてもらいました。私と宙花ちゃんは、結構“ノーマル”だったんですけど、舞ちゃんとHINATAはめちゃくちゃ迫力のある鬼メイクだったので、宙花ちゃんと『うらやましいねぇ～』ってメイクをしていました」と、当時を回想した。

当のHINATAは「現場入りした初日、入ってすぐに鬼メイク開始だったので、かなり驚きと、されるがままにメイクをされていた感じでした。監督の鬼メイクへのこだわりが本当にすごくて。私の目の前に監督の顔があって、『もう、少しこうしてほしい』『もう少し青くしてほしい』『黒くしてほしいです』っていうのを監督がディレクションしていたので、鬼メイクへのこだわりを感じてドキドキしながら、ここからどんな撮影が始まるんだろうなっていう気持ちでメイクをしていたのを覚えています」と、その時の心境を明かした。

杏花は「鬼メイクをした瞬間に、自分の中でもちょっとスイッチが入った感じがして、すごく楽しかったです。牙をつけていたんですけど、それがすごく取れやすくて、お芝居してるうちにちょっと取れてきちゃったりとかっていうのが大変でした」と、細部にまでこだわった故の苦労も報告した。

新井は「座ってパパっと鬼メイクをしてくださったんですけど、気付いたら鬼になっていて(笑)、鏡を見た瞬間に『あ～鬼だ!!』って(笑)。メイクさんが全然時間かからず、私を鬼にしてくださったのでびっくりしました」と、貴重な体験を味わったという。

「この映画は宝物です」

最後に改めて登壇者からメッセージが送られた。新井は「たくさんの方に見ていただけたらなって思いました。注目ポイントいっぱいあるので、たくさん見てください。よろしくお願いします」。

久留島は「こういうアイドルがたくさん出ている映画ってすごく珍しいなと思うので、新しい雰囲気の映画だし、初日から応援してくれている方が見ていただけたことが本当にうれしいので、これからもたくさん見てくださったらうれしいです。よろしくお願いします」。

杏花は「劇中では、私は髪がボブで眼鏡をかけているんですけど、少し時間が空いて髪も伸び、あの眼鏡を取ったら誰だろう…みたいな感じで、しかも今日この衣装を着てすごく恥ずかしい気持ちになったんですけど、でもまたこうしてみんなで集まれたこともすごくうれしいなって思いますし、こうして無事初日を迎えられてすごくうれしい気持ちでいっぱいです。ぜひこれから映画が広がればいいなと思ってます」。

HINATAは「私もトレードマークの前髪がなくなり、誰だろう…という感じなんですけど(笑)、監督も含めスタッフの皆さんと一緒に作り上げた映画になっていますし、ついに公開日が来てすごくうれしく思っていますし、凶暴なキャラクターに演じるに当たって、意識したこと、役作りっていうものが皆さんに届けられたことをうれしく思います。これからたくさんの人にこの映画を見ていただければなと思います。この若い世代だったり、(舞台あいさつでは)ふわふわした空気なんですけど、劇中ではみんなバトルしてたりとか、本当にギャップを感じられる作品になっていると思うので、何回でも見ていただければなと思います」。

YUNAは「ずっと前から、めちゃくちゃ楽しみにこの日を待っていたので、やっと皆さんに公開をお知らせすることができてすごくうれしく思います。この映画は、すごくそれぞれのキャラが濃く出て、めちゃくちゃいろんな魅力が詰まっている映画になっていると思いますので、ぜひここから盛り上げていければすごくうれしいなって思います。皆さんの力もお借りできたらすごくうれしいです。ぜひこの後も、何回か見てください(笑)」。

信濃は「皆さまに見ていただけたことがうれしくて、今までプレミア上映だったり、舞台あいさつは何度かさせていただいたんですけど、公開日・初日ということで、たくさんの方が本当に来てくださっていることがうれしいです。主題歌が私たちSTU48の『雨のノック』という楽曲なんですけど、出演している4人にソロパートがあって、楽曲もとてもすてきなので、おうちに帰るまでの電車だったり車だったり、そして普段からもたくさん聴いていただき、楽曲と映画、両方同時に愛されたらいいなと思います」。

中村は「私自身、初の映画で、そして地元の愛媛県で撮影しました。それに主演を務めさせていただけて、本当にこの映画は宝物です。結構バトルシーンだったり、鬼の姿だったり、殺伐としたシーンが多いんですけど、愛媛県鬼北町ののどかで自然がたくさんあって、そういうところにも注目して見ていただけたらうれしいです。そして、愛媛と大好きになってくださったらうれしいです。私はまだ大きいスクリーンで見ていないので、私も早くスクリーンで見たいと思います。本日はありがとうございました」と、それぞれ熱いコメントを寄せ、初日舞台あいさつが終了した。