2022-07-04 20:00

なんてったってキヨハラ最終回「青春と夢の終わり」

「BUBKA8月号」連載・なんてったってキヨハラ最終回より
「BUBKA8月号」連載・なんてったってキヨハラ最終回より

ルーズソックスの女子高生たちは、狂ったように小室ファミリーを歌い続けた。

1996(平成8)年秋、高校の文化祭の打ち上げは異様な盛り上がりだった。冬になれば受験や就職の準備でそれぞれバラバラになるだろう。祭りの終わりは、グループの垣根を越え珍しくクラスほぼ全員が揃い、カラオケボックスの大部屋へ。女子が歌う曲は安室奈美恵、華原朋美、globe、TRFとひたすら小室メドレーが続く。年間のCD売上枚数が4組合わせて2000万枚以上、安室のニューアルバムの初回出荷数は日本記録を更新する350万枚のTKバブル絶頂期。オヤジ系週刊誌では「アムラーって何だ?」「宝塚のアムラーたち」「アムラー仰天!そっくりさんの安室奈美AVデビュー」なんつって無茶苦茶な角度でぶっこみ、村上龍は女子高生の援助交際をテーマに『ラブ&ポップ トパーズⅡ』を書いた。蒸し暑い室内で空気と化した俺らも意固地になって『新世紀エヴァンゲリオン』の「残酷な天使のテーゼ」をシャウトして、モテたくて、でもモテなくて、惰性で「青いイナズマ」を口ずさみながら、青い季節が終わろうとしていた。

さよなら、キヨマー。この男もついに西武との決別を決心する。96年10月27日、背番号3は小野球団代表にFA申請書を提出。「FA宣言しました。僕も来年、30歳になる。せっかく選手会が頑張って勝ち取った制度。自分なりにどう生かすか考えた。僕がプロ入りした時、こんな状況になるとは夢にも思ってなかった」と会見で胸の内を語った。この翌日、氏家斉一郎日本テレビ社長が「親の都合で子どもの結婚を認めないというのはまずい。嫁に来たがっている者を親が反対はできないだろう」なんて読売サイドからいきなりのジャブ。同じ一塁を守るキヨマーの打撃の師・落合博満については、「放出もあるかもしれない」と日本シリーズでイチロー擁するオリックスに完敗したことでチーム再編を示唆した。

「BUBKA8月号」コラムパック
「BUBKA8月号」コラムパック

Amazon Kindle

楽天Kobo

Apple Books(Mac または iOS デバイスのみ)

Google Play

紀伊國屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING23:30更新

  1. 乃木坂46、10年の歴史…3択クイズで振り返る
  2. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  3. 船木誠勝「ガチンコでやれば八百長って言われなくなる 単純にそう思ってましたね」【UWF】
  4. 東洋一の美少女、ユーモアと優しさ・親しみやすさにあふれている究極かつ至高のパーフェクトアイドル、=LOVE佐々木舞香ちゃんを推したくなる理由
  5. イコラブファンに聞いてみた vol.1 ~誰もが一度は読んでいる、あのブログを書いてる方は…?~
  6. 【吉田豪インタビュー】井上富雄、過去のものはそんなに引っ張らないでいきたい
  7. 群雄割拠のアイドル界隈、2024年に個の力を蓄えた=LOVEがグループとしての輝きを放つ2025年のツアーに期待
  8. 石岡真衣のドラゴンズ勝利の女神記 第2回「母の日のバンテリンドーム」
  9. 乃木坂46ドームツアー考察”2年連続座長”のエース・井上和の涙から感じた「乃木坂46らしさ」とは?
  10. 「ノイミー」櫻井ももの歌から読み取る飽くなき探求心
  1. 日向坂46藤嶌果歩、17thSG発売記念『BRODY』表紙を飾る
  2. 乃木坂46菅原咲月、一ノ瀬美空が漏らした“本音”に不満「そんなこと思ってたの?」
  3. 日向坂46小坂菜緒が磨き上げたテクニックを伝授「小坂前髪講座」開講
  4. 乃木坂46田村真佑が語る弓木奈於の衝撃姿「二度見しちゃった…」B級エピソードが止まらない
  5. 乃木坂46 『是非に及ばず』収録楽曲・歌唱メンバー発表
  6. 「渡航注意が出ていたけど、タリエルの噂を聞いて『これは行かなアカンな』と……」前田日明が語る、リングス旗揚げの真実(1)【『玉袋筋太郎の闘魂伝承座談会2 闘いのワンダーランド編』イベントレポート】
  7. 森香澄、“どすっぴん”カットに反響…メイクで“盛る”独自のテクニックも
  8. “元”櫻坂46武元唯衣、新たなスタート「自分らしさを大切に、丁寧に力強く、前に進んでいけたら」
  9. 櫻坂46山下瞳月、“天性のあざとさ”に先輩&同期もメロメロ「勘違いしちゃいますよね」
  10. 後藤真希や大森元貴も出演した『乃木坂スター誕生!』シリーズの存在意義━━メンバーが課題と向き合い、“楽しみながら歌う”成長番組の大切さ