2022-07-04 20:00

なんてったってキヨハラ最終回「青春と夢の終わり」

10月31日、プロ野球コンベンションと日米野球レセプションが行われたこの日、清原は西武関係者と交渉を行い、他球団移籍の決断を伝える。「外で勝負したい。ドラフトのクジで人生を決められ、自分なりに精いっぱいやってきた。今度は自分が決めた道で勝負したい」と29歳の旅立ち。新人時代から何かと気にかけ面倒を見てきた東尾監督は「彼にとっては巨人がやっぱり初恋や夢のようなものなんだ」と理解を示し、シーズン中に「3年契約10億円、5年で20億円」の好条件で西武残留を側近に厳命と報じられた堤オーナーもその決意が固いことを知り、最後は「行かせてやりなさい」と断腸の思いで受け入れた。のちに清原がオーナーと会った際、当時の心境をこう振り返ったという。

「娘を嫁にやる父親のような気持ちだったよ」

11月4日、日米野球第4戦が行われた西武球場では、熱烈レオ党の「永遠のミスターライオンズ清原和博」「いつまでも西武の清原でいてくれ」という横断幕がスタンドで掲げられたが、キヨマーは試合後に「西武のユニフォームを着てここでやるのは最後になるでしょう」とクールにコメント。報道陣から「今度は日本シリーズで?」と声が飛ぶと、「オープン戦で来ます」なんて素っ気なく塩対応だ。11月10日、東京ドームでの日米野球最終戦では、9回に同点のきっかけとなる左中間二塁打を放ち、ゲームセット後は背番号3のユニフォームをさっと脱ぎ野茂英雄のドジャースの16番と交換した。翌11日に堤オーナーと再び会談を持つも、「今はなんとも言えんのです」とあらためて残留を否定。大リーグのロイヤルズの清原獲りも噂になるが、視線の先は当然、死にたいくらいに憧れた花の都大東京だ。他球団との交渉解禁は11月12日からだったが、この頃にはすでに中国の象牙でできた長い箸を握りジャッキー・チェン風の右肘リハビリに励む桑田真澄……じゃなくて清原と桑田の電撃トレード案から、夏に死球で左手首を骨折した落合の西武移籍プランまでが週刊誌を賑わし、どちらにせよ「キヨマー巨人入り決定的」という雰囲気である。

Twitterでシェア
Googleで優先するソースとして追加

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA

BUBKA 最新号

BUBKA RANKING11:30更新

  1. 石岡真衣のドラゴンズ勝利の女神記 第11回「今シーズンラスト観戦!どらほー目指して」
  2. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  3. AKB48 3期生、20年目の初日へ 旧overtureと涙がつないだ再会のステージ
  4. DABO「Platinum Tongue」かく語りき…Rの異常な愛情 番外編
  5. 乃木坂46与田祐希「『難しいからやらない』『あきらめる』っていうのは絶対違うなと思う できる限りは全力で挑戦したいなって思います」
  6. 【BUBKA12月号増刊】表紙はAKB48村山彩希!発売中
  7. 【BUBKA12月号】吉田豪インタビュー 証言モーヲタ~彼らが熱く狂っていた時代~vol.18 吉泉知彦(古泉智浩)
  8. 乃木坂46、10年の歴史…3択クイズで振り返る
  9. 「ZOZOマリン、まとめてかかってこい!」櫻坂46 山下瞳月の魂の叫び!5年目の勝利にBuddiesたちは態度で示せるか!?
  10. 乃木坂46齋藤飛鳥&星野みなみ「断られると思うけど飛鳥と二人旅に行きたい!」
  1. 櫻坂46 田村保乃を支えた平手友梨奈の一言──「僕は嫌だ」と叫んだあの日から、後輩を支え、グループに貢献し続けた8年間
  2. 小栗有以「メンバー一人一人も誇り」45曲ノンストップの熱量が横浜を揺らした夜 2027年春新冠番組もスタート
  3. 日向坂46正源司陽子、かつてのセンターポジション活動での後悔を吐露「11枚目、12枚目をやり直したい」
  4. AKB48新井彩永、学業および海外留学のため活動休止へ「必ずAKB48の未来に貢献できる存在になって帰ってきます」
  5. 乃木坂46 賀喜遥香が語る、グループの垣根を超えた“同期”の存在「オーディションで同じだったメンバーを見る度に、『私も負けないように頑張らなきゃ!』という風に思えた」
  6. 乃木坂46小川彩、梅澤美波からもらった名言を実践できなかったことを指摘され「頑張っちゃったら、ちょっと…」
  7. 乃木坂46井上和センター、“坂道選抜”楽曲『Audition』MV公開!「緊張感もありましたが、和気あいあいと楽しく撮影ができました」
  8. 櫻坂46 森田ひかるが語る、オーディション失敗談「すごく方向音痴で、最終審査の会場に全然たどりつかなくて……」活動の支えとなった存在も明かす。
  9. 日向坂46 上村ひなのが語る、理想の後輩像「優しさだったり、誰かに寄り添う心」「熱量の高い、しっかりと向き合ってくれる方に出会いたい」
  10. 「皆さんを迎える準備はできています!」日向坂46 大野愛実、未来の後輩に向けて力強く宣言!