2022-06-03 17:30

シンガーソングライター吉澤嘉代子「『日記』は、(小林)歌穂ちゃんに宛てた手紙をプレゼントしようと思って書いたんです」<私立恵比寿中学の音楽のすべて>

――曲調としては、明るい未来だったり希望のある明日を想像させるようなメロディーやサウンドだと思います。

吉澤嘉代子 最初は、もっとテンポが遅かったんですよね。でも、「主題歌なので、もうちょっとテンポ上げよう」と、編曲をしてくださったカンケ(編曲家としての名義は柏崎三十郎)さんからアドバイスをいただいて、確かにそうだなと思って。それでBPMを上げて明るい感じになったと思います。もともとは、もっと切ない感じのバラードをイメージしていました。

――アレンジに関しては、どんなやり取りをされたんですか?

吉澤嘉代子 アコースティックギターの軽快な感じとか、カントリーな感じっていうのをお願いした記憶があります。

――『日記』は、小林さんの主演ドラマの主題歌ということで、彼女のソロバージョンも制作されています。小林さんの歌声には、どんな魅力を感じていますか?

吉澤嘉代子 ふんわりした、やさしい歌声じゃないですか、歌穂ちゃんって。でも、そこに切なさを孕んでいるみたいな、そういう対照的なイメージが宿っている歌声だなと思っていますね。その部分が、アルバムを重ねるごとに色濃くなっていっていると思いますね。そんな歌穂ちゃんに宛てて、歌穂ちゃんに手紙をプレゼントしようと思って、気に入ってもらえたらいいなと願いながら『日記』は書いたんですけど。

――ドラマの世界に寄り添って、いろんな登場人物の人生と交差するというお話がありましたけど、一方では小林歌穂さんへの手紙という意味もあったんですね。

吉澤嘉代子 そうですね、歌穂ちゃんに気に入ってもらえたら十分と思って書きました。

――エビ中バージョンの『日記』からは、どういうものを感じました?

吉澤嘉代子 やっぱり、歌穂ちゃんの声がすごく印象的だったのは覚えていますね。主演ということもあって、歌穂ちゃんが際立つようなパート割りだなとも思いました。歌穂ちゃんが全部歌うイメージで、彼女の声で再生されながら書いていたんですけど、みんなで歌ってくれたらみんなの個性が反映されていて、それはそれでエビ中らしくて面白いなと思いました。

――インタビューの続きは発売中の「BUBKA7月号」で!

取材・文/大久保和則

吉澤嘉代子|1990年、埼玉県川口市生まれ。鋳物工場育ち。16歳から作詞を始める。ヤマハ主催「Music Revolution」でのグランプリ・オーディエンス賞のダブル受賞をきっかけに、2014年メジャーデビュー。バカリズム作ドラマ『架空OL日記』の主題歌『月曜日戦争』を書き下ろす。2ndシングル『残ってる』がロングヒット。私立恵比寿中学の他、YUKIや中島愛、鈴木愛理にも楽曲提供している。

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