2022-02-26 17:00

乃木坂46秋元真夏「不安よりも『いまはまだ卒業できない』という状況になったことのほうが私にはうれしくて アイドルでなくなることが一番困ることなんです」

――すでに日本でこれだけ大きな成果を上げているわけですから、次のステップとして海外に目を向けていくのはごく自然な流れに思えますけどね。

秋元 でも、私としてはまだ階段を昇ってる途中で海外進出が始まったような感じなんです。個人的には日本を完全に極めたい。もうやることがなにもない、日本のどこに行っても誰もが乃木坂46のことを知っている、そのぐらいの状況になってはじめて本格的に海外のことを考えるぐらいでいいんじゃないかなって。まあ、そんなことも言ってられないんですけど(笑)。

――そうですね。もう海外にも皆さんのことを待っているファンが大勢いますから。

秋元 ただ、上海のライブは2日間やってソールドアウトにはならなかったんですよ。それがまさに2015年の全国ツアーの大阪城ホールを思い出すような状況で。1~2期生はこういうことも経験しているけど3~4期生は初めてだから、あまり気にしないようにってあらかじめスタッフさんが先に情報を入れてくれたんですけど、やっぱりステージに立ったときには悔しいと思って。このままでアジアを終わりにはできないから、次回は必ず同じ会場で2日間ソールドアウトにしたいですね。でも、これも3~4期生にとっては逆に良い経験になったんじゃないかなって。いまの日本のこの状況が当たり前だとは思ってほしくないというか。

――齋藤飛鳥さんが「アジアの空気に触れると初心に帰れる」みたいなことを話していましたが、それはそういうニュアンスも含んでいるのかもしれませんね。

秋元 そうなんですよ。やっぱり海外に行くと昔のことを思い出すし、悔しい気持ちを持っていないとこういう活動をするにあたって上に昇ることはできないので。だから今回の上海のような経験ができることはありがたいというか、初心に立ち返ることができる絶好の機会だと思っています。そういう意味では海外進出もすごく意義のあることなんですよね。悔しさはいま足りてない部分だと思うし、悔しさがあるからこそ強くなれると思うので。

――これからさらに海外進出が本格化していくと、3~4期生は1期生も足を踏み入れていない未知の領域に挑むことになるわけで。もしかしたら、その経験がどのアイドルグループもこれまで超えられなかった「1期生の壁」を打破する鍵になるかもしれませんね。

秋元 そうですね。自分の強みみたいなものをアジアで作ることもできると思うんですよ。それで気がついたらとんでもないレベルにいっちゃった、みたいなこともこれからぜんぜん起こり得ると思っています。

秋元真夏=あきもと・まなつ|1993年8月20日生まれ、埼玉県出身。バラエティーで結果を残すアベレージヒッターで、墨谷二中の歴代主将で言うと完全に丸井タイプの2代目キャプテン。天敵・黒石さんとは誕生日ケーキの大きさを競って毎年揉める。愛称は「まなったん」。

過去に発売された「BUBKA」より、注目の記事を紹介する<BUBKAアーカイブ>。今回は、2020年2月号より乃木坂46・秋元真夏をピックアップしました。(※記事の情報は発売当時のもので最新のものではありません)

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING11:30更新

  1. 乃木坂46 副キャプテン・菅原咲月は1人で100馬力!?齋藤飛鳥も予言していたキャプテンシー
  2. 乃木坂46星野みなみ「こっちもスッキリしたし飛鳥が言ってくれて良かった」
  3. 日向坂46・四期生が誰よりも高く跳んだ日━━武道館3Daysで見せつけた実力と一体感、そしてハッピーオーラ!
  4. 【BUBKA12月号】横山由依卒業記念・杉作J太郎特別インタビュー
  5. 乃木坂46ドームツアー考察”2年連続座長”のエース・井上和の涙から感じた「乃木坂46らしさ」とは?
  6. 【コラム】2025年大躍進の=LOVE、紅白歌合戦へ出場はあるのか
  7. なんてったってキヨハラ第20回「最後の対決」
  8. プロ野球・俺たちが忘れられない助っ人外国人たち…伊賀大介×中溝康隆が語る
  9. 音楽プロデューサー・石田ショーキチ「合唱ってすごく胸を打つんですよ。それで、合唱をやらせるしかないなと(笑)」
  10. ヒャダイン的サ道探求記「狂い焚きサウナロード」本八幡レインボーで見えた虹の架け橋
  1. 日向坂46松田好花の大人過ぎる休日に一同爆笑、若林正恭「師匠じゃない?」
  2. 乃木坂46 菅原咲月が副キャプテン就任1周年に━━後輩からの“絡まれ役”遠藤さくらと筒井あやめが語る菅原のコミュニケーション術
  3. 乃木坂46“魂”のアンダーライブ特集インタビュー|岩本蓮加×冨里奈央、アンダラの熱量は不変──「超厳しかった」先輩に怒られた日々を振り返る
  4. 櫻坂46田村保乃の“男装姿”にスタジオ騒然、山﨑天「めっちゃいい…!」
  5. 日向坂46五期生、先輩も立った『そっくり館キサラ』のステージで新境地を開拓
  6. 乃木坂46梅澤美波、“お菓子対決”からのまさかの展開に「もうないです…」
  7. 乃木坂46“魂”のアンダーライブ特集インタビュー|柴田柚菜×奥田いろは、アンダー活動を純粋に楽しめなかった過去を語る「選抜でいることが、私の中で結構大きなものだったので……」
  8. 乃木坂46“魂”のアンダーライブ特集インタビュー|金川紗耶×黒見明香×佐藤璃果、4番目にしか出せないアンダラの色「曲に感情を全部ぶつけて、気持ちを伝えられる」
  9. 乃木坂46“魂”のアンダーライブ特集インタビュー|伊藤理々杏×吉田綾乃クリスティー、アンダラの歴史を守ってきた3期生が語る“削りの精神”
  10. 「今日も」から「いつまでも」へ━━日向坂46 河田陽菜が伝え続けた「応援してます」の思いが結実した8年間の集大成

関連記事