2022-01-05 17:30

【BUBKA2月号】栗栖正伸、イス大王が語る遅咲きヒールとしての苦節50年

――もともとアメリカで“拾ってもらった”ような感じだったんですよね?

栗栖 そう。アメリカでレスラーになろうと思って、言葉もまったくしゃべれんのにロサンゼルスに行ってね。とりあえず向こうのジムで練習しながら、日本食レストランで働いてたのよ。そしたら、その店のオーナーが、昔から猪木さんをかわいがってる人でね。猪木さんがロスに来たとき、オーナーは俺がレスラーを目指してるの知ってたから、「栗栖、今度猪木さんが新しい団体を作るから、そこで世話になれ」って言ってさ。猪木さんにも「こいつを連れていってやってくれ」って言ってくれて、それでできたばかりの新日本に入ったのよ。そっからは、ヤクザの親分・子分といっしょ。

――そこで猪木さんに出会わなければ、ぜんぜん違った人生だったでしょうね。

栗栖 ずっとアメリカにいたかもしれないし、わかんないね。でも、日本に帰ってきて正解だったんじゃない。あれがあって、今があるんだからさ。だから帰国後は、猪木さんに一生懸命尽くすのは当たり前だし、俺は義理を果たす行動をしたつもり。

――恩人なわけですもんね。

栗栖 俺は猪木さんのそばでいろんな勉強をさせてもらえたんだから、幸せよ。もし時代が違って、インディーで育ってたら惨めだよ。この前、W★INGの本をもらって読んだのよ。

――元・週プロ記者の小島和宏さんが書いた『W★ING流れ星伝説』ですか?

栗栖 そう。このまえ小島くんが俺んところにFMW時代の話を聞きにきたから、その時にもらってね。読んでびっくりしたよ。みんなカネももわらずにやっててさ。あの茨城(清志=元W★ING代表)って奴、鼻くそだよ!

――鼻くそですか(笑)。

栗栖 俺はそういう団体に入らなくて、ホントに良かったよ。

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING17:30更新

  1. 選抜の噛ませ犬じゃない!乃木坂46最新アンダーライブ極私的過剰考察「私、アンダーメンバーの味方です」
  2. 乃木坂46矢久保美緒さん、黄色のサイリウムカラーに込めた思い
  3. 乃木坂46星野みなみ&秋元真夏「こんな可愛いコにグイグイいかれたら私の出る幕がないじゃないですか!」
  4. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  5. R-指定(Creepy Nuts)が語るスチャダラパーの時代
  6. 乃木坂46与田祐希「『難しいからやらない』『あきらめる』っていうのは絶対違うなと思う できる限りは全力で挑戦したいなって思います」
  7. 吉田豪「What’s 豪ing on」Vol.6 堂島孝平、いい曲を書くことが自分を励ます唯一の方法
  8. 【追悼】酸欠少女さユりが私たちに残したもの
  9. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#40「県道という名の険道」
  10. 乃木坂46弓木奈於、B級ニュースで話題の“ナカジマさん”「ナカジマさんっていう名前じゃなかった」
  1. 元乃木坂46与田祐希のインスタに初代&3代目キャプテンが登場「エモすぎる」「尊い関係性」の声
  2. 櫻坂46村井優『週チャン』初登場で表紙&巻頭を飾る
  3. 坂道シリーズ奇跡の従姉妹がラジオ初共演! 乃木坂46 五百城茉央と日向坂46 正源司陽子、幼少期から一緒だった2人がアイドルを目指した『きっかけ』
  4. AKB48徳永羚海、“サプライズ”で『とっとりふるさと大使』に就任「台本にも入ってなかったのですごく驚いています」
  5. 乃木坂46松尾美佑が卒業&芸能界引退を発表「新たな場所へ向かって、これからも自分の人生を進めます」
  6. 日向坂46松田好花、スラリ美脚際立つ秋コーデに「大人っぽい」「ベレー帽も似合ってる」の声
  7. 櫻坂46的野美青、秋コーデ姿と和装コスプレのギャップに「メロい」「無限大の可能性」憧れの先輩とのツーショットも
  8. 「西野七瀬には絶対になれない」━━それでも乃木坂46 池田瑛紗が更新し続ける唯一無二のアイドル道と、為末大の競技哲学が共鳴
  9. WHITE SCORPION『Corner of my heart』MV解禁、池田一真監督「彼女たちがどう成長したかが分かる映像になっています」
  10. WHITE SCORPION、2ndミニアルバム『Corner of my heart』リリイベ開催!HANNA「2年前からまた進化したパフォーマンスを」

関連記事