内山結愛(RAY)、シューゲイザーの王様・My Bloody Valentineの名盤『Loveless』徹底解剖【BUBKAアワード】

M1『Only Shallow』

イントロの「タタタタ……」は世界共通言語だと誰かが言っていた。自分たちのライブで出囃子に使ったせいか、このスネア連打で反射的に殺る気スイッチが入る。マイブラに飼われたパブロフの犬。

M2『Loomer』

轟音は正義。二曲目にして証明されてしまった。儚げな歌声を近くに感じようと、強烈なギターノイズに切り裂かれたいと、音量を上げる。

M3『Touched』

民族の儀式にゾウが紛れ込んでしまったような音が鳴っている。リバーブのかかったゾウ。言葉にすると滑稽だが、美しく幻想的。なぜ。