2021-12-05 18:00

【BUBKA1月号】短期集中連載「DIVE INTO EBICHU MUSIC」#5 杉山勝彦

11月30日に発売された「BUBKA1月号」より注目の記事をピックアップして、その一部を紹介する。

杉山勝彦
杉山勝彦

私立恵比寿中学のあの名曲は、どのように誕生したのか? 不安定な歌唱力を自称していたエビ中は、なぜ実力派ボーカリスト集団に成長したのか? 作詞・作曲・編曲家陣に話をきくことで、その正体を言語化するために始まった当連載。『仮契約のシンデレラ』『まっすぐ』など、数々の名曲を手掛けた杉山勝彦に語ってもらった。

「『仮契約のシンデレラ』はピッチの修正をほぼしていない歌が思いっきり外れていたとしても勢いがあれば使おうと きれいにしようという概念がなく、それがすごく面白かった」

先の未来を映し出す曲

――杉山さんが最初にエビ中に楽曲を提供したのは、メジャーデビュー曲の『仮契約のシンデレラ』です。新メンバーのお披露目ライブ(’21年8月29日に横浜アリーナで開催された「@JAM」)でも歌われた彼女たちの代表曲ですが、この曲はどのような経緯で制作されていったんでしょうか?

杉山 『仮契約のシンデレラ』は、コンペの情報をいただいて参加した形です。そのコンペシートには、エビ中はももクロの妹分で、インディーズ時代の多くの楽曲はヒャダインさんが担当しているということが書いてあったと思います。そこで僕はある思い込みを勝手にして、「絶対に良い曲を書いて、このコンペを取ってやる!」という気持ちで参加したことを覚えていますね。

――どんな思い込みをしたんですか?

杉山 当時は僕も若かったので、「今まで前山田さんが書いてたんだったら、どうせまたヒャダインさんが書く。一応、コンペはするけど」っていう思い込みをしていたんです。きっと出来レースなんだろって思い込んで(笑)。だったらそれを覆してやろうって思って、『仮契約のシンデレラ』を書いたんです。そんな感じで、僕の完全な勘違いから制作がスタートしたのが、『仮契約のシンデレラ』でした。

コラムパック(電子版)のご購入はこちら

「BUBKA2022年1月号コラムパック」
「BUBKA2022年1月号コラムパック」

Amazon

Twitterでシェア

関連記事

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING17:30更新

  1. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#13「プロにおまかせしてきました」
  2. 選抜の噛ませ犬じゃない!乃木坂46最新アンダーライブ極私的過剰考察「私、アンダーメンバーの味方です」
  3. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  4. 吉田豪「what’s 豪ing on」Vol.4 澤部渡、「呪い」をどう楽しむかと思ってた
  5. 【吉田豪インタビュー】渡辺俊美、頑張らないこそ築けたキャリア
  6. 日向坂46・四期生が誰よりも高く跳んだ日━━武道館3Daysで見せつけた実力と一体感、そしてハッピーオーラ!
  7. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#23「足跡、はじめました」
  8. 乃木坂46星野みなみ「違う人生を選んでいたらどうなっていたんだろうって気にはなるけど、乃木坂46に入って良かった」
  9. 【吉田豪インタビュー】井上富雄、過去のものはそんなに引っ張らないでいきたい
  10. 「ひなた坂46」が横アリ2日間で起こした奇跡!山口陽世の「ひらがな、ぶちかませ!」でこじ開けられたグループの新たな扉
  1. 乃木坂46賀喜遥香&筒井あやめダブル主演ドラマ、トレーラー映像&第1話場面カット解禁!オープニングテーマも決定
  2. 乃木坂46 6期生・瀬戸口心月、愛らしいルックスで表紙を飾る
  3. 「誰かに慰めて貰うためにアイドルになりたかった訳じゃない」乃木坂46 岡本姫奈が選抜発表で芽生えた「悔しさ」の理由
  4. ≒JOY・江角怜音、強さと美しさを表現
  5. 私立恵比寿中学・真山りか×AMEFURASSHI・愛来 対談インタビュー|独自の音楽性を追求してきた2グループが、今お互いに伝え合いたいこと
  6. 乃木坂46 賀喜遥香、39thシングル『Same numbers』のセンターに決定「全員に感謝を届けられる作品に」
  7. SKE48長谷川雅「みんなで精いっぱい頑張っていきます」若手メンバーによる新公演スタート
  8. 乃木坂46 矢田萌華インタビュー|高校の文化祭で『ガールズルール』を踊っていた少女が、オーディションに合格し、憧れのステージに立つまで
  9. STU48中村舞ら大勢のファンに感謝!映画『鬼ベラシ』“舞台あいさつツアー”無事終了
  10. 「乃木坂46の流儀」に日向坂46 松田好花が信じられないと驚嘆! 理想の先輩・久保史緒里の「グループアイドル論」