2021-11-04 11:00

【BUBKA12月号】短期集中連載「DIVE INTO EBICHU MUSIC」#2 児玉雨子

『23回目』の意味

――続いて手掛けられたのは、『23回目のサマーナイト』(’20年8月リリース)です。『オメカシ・フィーバー』とは異なるアプローチで、ストーリー性がある大人な世界観の歌詞ですよね。

児玉 書いていたのは去年の春なんですけど、その時期ってコロナ禍が始まったときで、「こういう不安なときだけど、みんなで頑張ろう! みんなで乗り切ろう!」みたいな歌を歌っている人たちもいたんです。でも、そういうことを考えない、「能天気すぎるんじゃない?」って思われるぐらいの楽しい歌、恋愛中の「何も考えてないでしょ!」ってくらい、浮かれちゃってる状態の歌詞を書いてほしいというリクエストを、制作サイドからいただきました。

――恋をしている純粋な楽しさが、すごく伝わってくる歌詞になっていますもんね。

児玉 エビ中のメンバーが、ずっと聴いてる人たちからすると切なくなっちゃうぐらい大人になってるな、みたいな。「あぁ……大人になっちゃった」って思わせるような歌詞ですよね。でも、それが悲しかったり喪失感を生むのではなくて、「そっか、今が楽しいんだね!」ぐらいの雰囲気。「今が楽しくてたまらん!」っていう歌詞を書いてほしいと言われていたし、私も書いていて楽しかったですね。

――ほかにもリクエストはあったんでしょうか?

児玉 「’90年代のトレンディドラマ感がほしい」とも言われていました。あの、「マジで恋愛のことしか考えてないだろ!」みたいなドラマの(笑)。将来のことよりも明後日のデートのこと気にしてるみたいな、いつもいつもちょっと先のことしか考えてない感じというか、「このあと、どうしよう?」しか考えてない感じの(笑)。

Twitterでシェア

関連記事

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING5:30更新

  1. 「努力の天才」日向坂46松田好花、26歳の現在地━━今や年間テレビ出演回数100本超え、聴取率首位キープの“売れっ子”の8年間の軌跡
  2. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#13「プロにおまかせしてきました」
  3. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  4. 「ひなた坂46」が横アリ2日間で起こした奇跡!山口陽世の「ひらがな、ぶちかませ!」でこじ開けられたグループの新たな扉
  5. 「ZOZOマリン、まとめてかかってこい!」櫻坂46 山下瞳月の魂の叫び!5年目の勝利にBuddiesたちは態度で示せるか!?
  6. 乃木坂46ドームツアー考察”2年連続座長”のエース・井上和の涙から感じた「乃木坂46らしさ」とは?
  7. 日向坂46・四期生が誰よりも高く跳んだ日━━武道館3Daysで見せつけた実力と一体感、そしてハッピーオーラ!
  8. 選抜の噛ませ犬じゃない!乃木坂46最新アンダーライブ極私的過剰考察「私、アンダーメンバーの味方です」
  9. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#16「西日本編」
  10. 【BUBKA2月号】栗栖正伸、イス大王が語る遅咲きヒールとしての苦節50年
  1. 「代打は“ちゃんとボールを打てる人”しか務められへんからね」TOKIO城島茂からの言葉を胸に、日向坂46ラスト一期生 高瀬愛奈が旅立つ日
  2. 井桁弘恵、髪ばっさりボブにイメチェン&ヘアドネーション報告「全世界が待っていた」「ショートカットで美人さんがさらに際立つ」と反響続々
  3. STU48中村舞、美しすぎる“鬼女”姿解禁
  4. 櫻坂46 2ndアルバム『Addiction』本日発売!「最もプリミティブ」な方法でテレビ出演した守屋麗奈が「ハリソン守屋」呼ばわりされ、後輩の小島凪紗を巻き添えに
  5. 元乃木坂46中田花奈、ポーカーと真剣に向き合う姿に「オーラを抑えきれていない」「美しさに圧倒されてミスしちゃう」
  6. 櫻坂46四期生の撮り下ろし写真&手書きプロフィール公開!第一弾は松本和子&稲熊ひな
  7. 櫻坂46 藤吉夏鈴の金髪ロング姿に「何回見ても衝撃!」「中毒性が高すぎて、ハマってしまう」の声
  8. 日向坂46東京ドーム公演2days!スペシャルゲストのサプライズ登場に、2025年に向けての覚悟と誓いのステージ
  9. 「努力の天才」日向坂46松田好花、26歳の現在地━━今や年間テレビ出演回数100本超え、聴取率首位キープの“売れっ子”の8年間の軌跡
  10. 日向坂46の「この先ないぐらいの奇跡」が起きた日━━藤嶌果歩が巻き起こした「聞いたことない歓声」と伝説のOGが集結した「6回目のひな誕祭」