2021-11-04 11:00

【BUBKA12月号】短期集中連載「DIVE INTO EBICHU MUSIC」#2 児玉雨子

10月29日に発売された「BUBKA12月号」より、注目の記事を抜粋して、その一部を紹介する。

作詞家・児玉雨子
作詞家・児玉雨子

私立恵比寿中学のあの名曲は、どのように誕生したのか? 不安定な歌唱力を自称していたエビ中は、なぜ実力派ボーカリスト集団に成長したのか? 作詞・作曲・編曲家陣に話をきくことで、その正体を言語化するために始まった当連載。今回は、初の9人体制の楽曲『イヤフォン・ライオット』などを作詞した児玉雨子に語ってもらった。

「『ハロプロっぽい曲じゃなくて、児玉さんが書くエビ中の歌詞を』って言われてめっちゃうれしかったです」

――最初にエビ中の歌詞を手掛けたのは、最新アルバム『playlist』(’19年12月リリース)収録の『オメカシ・フィーバー』ですよね。

児玉 そうです。アーティスト路線というより、昔のエビ中のイメージを切り捨てすぎず、『ハイタテキ!』(’14年11月リリース)のような面白さもありつつ、でもあんまり昔の曲を参考にしないでほしい、みたいなことは言われていて。エビ中の過去曲の下調べをしてもいいけど、あんまりそれを引きずらないようにとも言われていました。

――なかなか複雑なオーダーですね。

児玉 そんなことないですよ。職業作家は、そんな感じのオーダーは割と普通なんですよね。

――そこからどう発想していったんでしょうか?

児玉 『ハイタテキ!』とかは’10年代の感じだけど、『オメカシ・フィーバー』を書いていたのは2019年だからもう2020年代が見えていて、メンバーも『ハイタテキ!』のころから成長しているけど、でもあのノリは変えたくないなという気持ちがまずありました。あと、古いアイドルソングみたいな歌詞も避けていました。’80年代オマージュというか、例えば「自転車に乗っている君が好きだ」みたいな歌詞というか(笑)。それは、その後にオファーをいただいたときも一貫していましたね。

――そういったリクエストもされるんですね。

児玉 でも、「まぁ、児玉さんがやりたいようにやってください」という感じもあったので。私はハロプロの曲をよく書かせてもらっていて、「ハロプロみたいな曲」という発注がすごくあるんですね。でも、このときは「ハロプロっぽい曲じゃなくて、児玉さんが書くエビ中の歌詞」って言われてめっちゃうれしかったです。オーダーは色々ありつつ、すごく自由に書かせてもらった印象があります。それが、『オメカシ・フィーバー』という曲です。

【電子版のご購入はこちら】

「BUBKA12月号コラムパック」

Amazon

楽天Kobo

Apple Books(Mac または iOS デバイスのみ)

Google Play

紀伊国屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING17:30更新

  1. 「努力の天才」日向坂46松田好花、26歳の現在地━━今や年間テレビ出演回数100本超え、聴取率首位キープの“売れっ子”の8年間の軌跡
  2. クリープハイプ尾崎世界観、「生きづらさ」ゆえに感じる「生きやすさ」…吉田豪による新連載スタート
  3. 吉田豪新連載「what’s 豪ing on」Vol.2 向井秀徳
  4. 【吉田豪インタビュー】中村弘二、気合いがあったから今がある
  5. 吉田豪「what’s 豪ing on」Vol.3 マヒトゥ・ザ・ピーポー
  6. 【吉田豪インタビュー】渡辺俊美、頑張らないこそ築けたキャリア
  7. 吉田豪「what’s 豪ing on」Vol.5 崎山蒼志、愛情で磨かれた屈折率ゼロの才能
  8. 【吉田豪インタビュー】井上富雄、過去のものはそんなに引っ張らないでいきたい
  9. 吉田豪「what’s 豪ing on」Vol.4 澤部渡、「呪い」をどう楽しむかと思ってた
  10. R-指定&KennyDoesが語る、それぞれのRIP SLYME「感」
  1. 日向坂46からは2人・櫻坂46からは4人…ハタチのアイドルを追ったグラビア誌 発売決定
  2. 「日向坂のメンバーとしてやり残したことはない」松田好花が自らの成長の先に辿り着いたグループの未来のための「行動力」と、残り3ヶ月にかける思い
  3. 「乃木坂46で一番 幸せなLovers」卒業直前の矢久保美緒がひたむきに愛を伝え続けた同期・遠藤さくらと念願の相思相愛!?
  4. Snow Man目黒蓮、クリスマスプレゼントに“箱で”欲しいものを告白「いくらあってもうれしいので」
  5. AKB48、6年ぶり13回目『NHK紅白歌合戦』出場決定!倉野尾成美「どう次の21年目につなげていくか」
  6. 「努力の天才」日向坂46松田好花、26歳の現在地━━今や年間テレビ出演回数100本超え、聴取率首位キープの“売れっ子”の8年間の軌跡
  7. 乃木坂46新アーティスト写真公開!アルバム収録特典映像の内容も発表
  8. 乃木坂46梅澤美波2nd写真集発売記念YouTube生配信決定「初日からほろ酔いになっちゃいました(笑)」予約特典公開に
  9. クリープハイプ尾崎世界観、「生きづらさ」ゆえに感じる「生きやすさ」…吉田豪による新連載スタート
  10. 「仲間じゃないです」乃木坂46 松尾美佑がかつて拒否したアンダーの絆━━アンダー楽曲センター、座長経験を経て立つ最後のステージ

関連記事