2022-05-03 18:00

みうらじゅん「アブノーマルもラブさえあればラブノーマルだと思うんですよね」<永いおあずけ>

――みうらさんは、松本清張好きを公言されていますもんね。

みうらじゅん そうなんですよ。『永いおあずけ』に収録されている5編の世界観って、完璧に松本清張と『ニャン2倶楽部』編集長だった夏岡(彰)さんの文体にインスパイアされてます(笑)。『ニャン2倶楽部』が、他の投稿雑誌と大きく違うのは、夏岡文体によるところが大きいと思うんですよ。『ニャン2倶楽部』で仕事をしていた際に、いろいろと裏側を教えてもらったんですけど、投稿者が書いている文章を、夏岡さんがさらに広げていた。投稿者は、調教の様子を淡々と書いているのに、夏岡さんが小説っぽいストーリー仕立てにしていく、その夏岡文体が忘れられなくて。そこに松本清張的な事件性を加えていく感じですよね。あのドロドロした世界って、僕は性格上無理だとわかっていた。『Slave of Love』を書いたとき、自分には官能小説が書けないって思いました。それに代わる何かを模索していたときに、青春モノや松本清張、怪獣モノを合体させたらいいんじゃないかって思ったんですよね。

――なるほど。最後に収録されている『話題にもならなかった映画』は、まさにその要素が入り乱れています。

みうらじゅん 僕は、暗い怪獣モノが好きなんですね。人間側に付くようになってからのゴジラじゃなくて、もっと暗くて、土着的な匂いのするものが好き。怪獣の出現を旅先で目撃するんだけど、目撃した人は不倫旅行をしている二人。目撃したことを話すと関係がバレる……だから必死に隠さなきゃいけないような話が好きなんです(笑)。怪獣モノでもない、松本清張でもない、その中間にあるようなね。小説だけど、書いているテイストは、コントみたいな。

取材・文=我妻弘崇

――インタビューの続きは発売中の「BUBKA6月号」で!

みうらじゅん|1958年京都市生まれ、京都市育ち。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。在学中に漫画家デビュー。1997年、造語「マイブーム」が新語・流行語大賞に。2018年、仏教伝道文化賞沼田奨励賞を受賞。2021年、『「ない仕事」の作り方』が本屋大賞「発掘部門/超発掘本! 」部門を受賞。著書に『マイ遺品セレクション』『人生エロエロ』『見仏記』シリーズ(いとうせいこうとの共著)など多数。

「BUBKA6月号」コラムパック
「BUBKA6月号」コラムパック

Amazon Kindle

楽天Kobo

Apple Books(Mac または iOS デバイスのみ)

Google Play

紀伊國屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

Twitterでシェア

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING17:30更新

  1. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  2. 「ZOZOマリン、まとめてかかってこい!」櫻坂46 山下瞳月の魂の叫び!5年目の勝利にBuddiesたちは態度で示せるか!?
  3. 日向坂46・四期生が誰よりも高く跳んだ日━━武道館3Daysで見せつけた実力と一体感、そしてハッピーオーラ!
  4. 櫻坂46 藤吉夏鈴の「一番好きな輝き方」新エース山下瞳月が20歳に━━振付師 TAKAHIROも絶賛の魅力とは?
  5. 東洋一の美少女、ユーモアと優しさ・親しみやすさにあふれている究極かつ至高のパーフェクトアイドル、=LOVE佐々木舞香ちゃんを推したくなる理由
  6. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#52「冬のバイク、不得意です」
  7. 「努力の天才」日向坂46松田好花、26歳の現在地━━今や年間テレビ出演回数100本超え、聴取率首位キープの“売れっ子”の8年間の軌跡
  8. 齋藤樹愛羅さん、20歳の奇跡~=LOVEの“永遠の妹”が大人になる日~
  9. イコラブファンに聞いてみた vol.1 ~誰もが一度は読んでいる、あのブログを書いてる方は…?~
  10. 「ノイミー」櫻井ももの歌から読み取る飽くなき探求心
  1. 「何時までやっていいですか?」乃木坂46 五百城茉央が居残り練習を重ねた日々━━アンダーライブの座長経験から芽生えた“センター”への思い
  2. 乃木坂46金川紗耶「マジ感謝」冨里奈央に示した独特な謝意にメンバー爆笑
  3. グループを引っ張り続けるエース・小坂菜緒が“新生 日向坂46”への思いを告白
  4. 櫻坂46大沼晶保の珍解答にスタジオ“笑撃”「『convey』を『勘弁』?」
  5. 日向坂46五期生、メンバーに宛てた手紙で感動的な展開も意外な事実が発覚
  6. Rain Tree新野楓果「もっと多くの人に知ってもらう必要がある」【1st Anniversary Concert開催記念インタビュー】
  7. 乃木坂46「40thSGアンダーライブ」座長・五百城茉央「2026年の乃木坂46にも期待していてください!」
  8. 「アイドルに向いていると思ったことはありません」乃木坂46卒業の松尾美佑、五百城茉央に贈った言葉がきっかけでアンダーの心が一つに
  9. 「年間260食以上の蕎麦ドル」日向坂46松田好花、身を削って会いに来たファンを「なかなかクレイジー」と最大級の褒め言葉
  10. 日向坂46金村美玖が表紙を飾る!小坂菜緒と藤嶌果歩の対談をはじめ“日向坂46特集”号

関連記事