NMB48川上千尋、“最後の夢”…1st写真集発売「サヨナラホームランを打ったぐらいの本」

ファースト写真集『永遠未遂』(徳間書店)発売記念取材会に出席したNMB48川上千尋

アイドルグループ「NMB48」メンバー・川上千尋のファースト写真集『永遠未遂(えいえんみすい)』(徳間書店)が、10月29日(水)に発売された。11月1日(土)、都内で出版記念取材会が開催され、川上が出席した。

2012年12月に4期生としてNMB48に加入。これまでシングル表題曲メンバーを13回務め、2022年3月に行われた投票企画「NAMBATTLE2～愛～」では第1位に選ばれ、シングル『好きだ虫』でセンターの座を射止めるなど、NMB48の中心メンバーとして活躍してきた川上。本作は、2025年末でグループ卒業が決定している川上にとって、13年間のアイドル活動の集大成の1冊となる。

8年の競技経験があるフィギュアスケートで培った身体能力の高さ、表現力の豊かさで、NMB48のパフォーマンスを牽引するメンバーとなり、また阪神タイガースの熱烈なファンで、タイガース女子を応援する「TORACO」応援隊長としても活動してきた。13年間の集大成となる今回の写真集は、NMB48の活動やプロ野球の春季キャンプ応援などで訪れた思い出がある沖縄で撮影された。

“最後の夢”

出来上がりを手にした川上は「写真集を発売することは、私にとってアイドルとしての“最後の夢”だったので、本当にこうやって発売することができて、すごくうれしいですし、ファンの皆さんからも『写真集とか出さないの？』っていう声をずっと頂いていたので、こうやって形にできたことをすごく喜んでくださっている方が多いので、一生の私の中での思い出に残る作品になったなと思っています」と喜びをかみ締めた。

そんなメモリアルな作品をまずはお母様に見せたそうで「携帯で、まだ編集も全然されていない状態の中で母に見せて、『このページどう思う？』とか、『写真変えられるみたいなんやけど、ちょっと変えた方がいいかな？』とか、結構母に相談することが多くて。『この顔もうちょっといい顔あるんちゃう？』とか(笑)。母もずっとアイドル生活を支えてくれていたので、“いい顔”っていうのを私よりも知っている人なので(笑)、相談して一緒にこの写真集が出来上がったなっていう感じです」と、意外な“編集者”の存在も明かした。

個性的なタイトル

ナチュラルを意識したというコンセプトで撮影は行われた。そしてインパクトのあるタイトルについて川上は「秋元(康)先生に付けていただいたんですけど、帯のコメントが秋元先生から届いて、私のアイドル生活がこれからも続くよ…永遠になるかもしれないと思っていた時に卒業発表して、“永遠”にはならなかった…そのことを“未遂”として捉えられたんだなと思って、言葉遊びというか、そういうのがすごく面白いなって思いました」と、個性的なタイトルについても言及した。

お気に入りカット

そしてお気に入りカットには、まず裏表紙を提示し「個人的には表紙にしたかったぐらいお気に入りの緑のレース衣装なんですけど、これが一番お気に入りの衣装です。それが裏表紙になっているということがまずうれしいですし、自分で言うのもなんですけど、似合ってるなって思います(笑)」と照れ笑い。

続けて「もう1枚は、インタビュー前にあるこのカットですね。これが結構大人っぽい一面も見せられた衣装のページかなと思っています。横がめっちゃ開いているんですよ(笑)。こんな何も着てない服を初めて着て、結構撮影も緊張しながら臨んだんですけど、若いからこそ見せられる肌感になるのかなと思ってお気に入りです。結構攻めている衣装でもあるので、ここは堪能してほしいなと思います」と、ファンに呼び掛けた。

定番の質問

また、写真集会見定番の質問「自己採点するなら？」に、川上は「120点ですね。これは野球で例えると(笑)、そう、サヨナラホームランを打ったぐらいの本だと思っています。とにかく自分的には満足の1冊です」と胸を張った。

ちなみに「大好きな阪神タイガースの選手に例えるとしたら？」という、川上ならではの質問には、「私的に…これは自分の中で優勝を決めた本だと思っているので、ちょっとぜいたくなんですけど…バース・掛布・岡田です(笑)。3人、バックスクリーンにホームラン3連発の本です(笑)」と、伝説のシーンを引き合いに出し、取材陣を笑わせていた。

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