2023-03-02 11:00

AKB48武藤十夢、憧れの先輩を目指してその先に見つけたオリジナリティ「優魂継承」で得たもの

「BUBKA4月号」に登場している武藤十夢
「BUBKA4月号」に登場している武藤十夢
撮影/幸田昌之

2月28日の卒業コンサートをもって、12年間のアイドル人生にピリオドを打つ武藤十夢。活動の傍らで、大学院修了や気象予報士をはじめとする資格取得など、地道な努力を積み重ねてきた。今回、卒業を直前に控える彼女が、晴れ晴れした表情で自らの「これまで」、そして「これから」を語ってくれた。

計画的卒業

――卒業を決意するまでにはどんな経緯がありましたか?

武藤十夢 気象予報士の資格を取らないと卒業できないなとは思っていました。取ってからは、事務所の人と相談しつつかなと。事務所入りする時点で「そんなに長くはないと思います」と話していました。でも、「いつ辞めたいと決めているわけではないので、状況に応じてですね」って。それが1年半くらい前です。

――家族にはいつ伝えましたか?

武藤十夢 まず父親に伝えたんです。そしたら、家族での食事中に、「いつ卒業発表するの?」って父親が言い出して。それを聞いた小麟が、「えっ……卒業するの……? 聞いてない!」って隣で反応してて。

――それはそうなりますよ(笑)。

武藤十夢 私が卒業発表をした(昨年10月の)日本武道館コンサートのリハーサルで、小麟は「武藤姉妹最強説」って書いてあるTシャツを着てて。楽しんでんじゃんって思いましたけど(笑)。まあ、思うところはあるみたいですけど、私には言ってこないです。

――親御さんの反応は?

武藤十夢 辞めてほしくはなさそうですね。ステージに立つ娘を観たいんだと思います。でも、こっちとしては「充分やったでしょ!」と思って。うちわとか何個持ってるんだよっていう(笑)。もう充分楽しんだはずですから。妹がいるんだからいいじゃんとも思いますし。

――秋元康さんへの報告は?

武藤十夢 いつ頃までの活動になりますって報告をしたら、「お疲れ様でした。頑張れ。卒業してからが本番だ」って。

――そういう感覚はありますか?

武藤十夢 私の場合は、ここからが本番というか、延長という感じですね。もちろん楽しみではあります。ここから先にどんなことができるかなって。

――楽しみと言えるのはすごいですね。

武藤十夢 気質としては心配性だし、すぐ自信をなくすので、そういうマインドにならないように気をつけています。

――1年前に取材した時、「今後のライフプランを考えていない」と言っていましたが、この1年で考えに変化はありましたか?

武藤十夢 今のほうが明確になりました。これをしたいって考えると方向性を狭めちゃうんです。「今後は女優になりたいです!」と言えばカッコよく見出しになるななんてたまに考えるけど、私ってコツコツやってきて、気づいたら今の位置にいたというパターンが多いので。だから、なんでもチャレンジをしていけたらいいのかなって思います。それでも目標はあるんですけどね。朝ドラに出演したいとか。

――朝ドラ!

武藤十夢 いつかですよ? でも、資格を活かしたお仕事だったら、帯でお天気をやってみたいですし、講演会を開きたいとか。いろいろやりたいことはあります。頑張っている人を応援するような人になりたいとも思います。

――夢は広がりますねぇ。いい卒業です。

武藤十夢 昔は「自分はどうなっちゃうんだろう。何もできないし」と思ってたんですけどね。「女優さんになりたいです」と答えても、「本当にそう思っているのか?」と自分に問いかけた時に、迷ってしまう自分がいましたから。今はあれもやりたい、これもやりたいと思えるようになっていて、年齢を重ねれば重ねるほど夢が広がるんですよね。不思議なもので。

――アイドルになるのが夢というメンバーも大勢いる中で。

武藤十夢 私より後輩の期はそういう子もいますけど、私の同期は芸能やってる子が多いし、AKB48のその先を見ていましたよね。で、私も加入当初からいろんな先輩を見てきて、その先の将来も見てきて、「じゃあ、自分はどうしようかな」って考える機会がたくさんあったので。それがよかったのかな。

――それが気象予報士だった。

武藤十夢 取らないとどうにもならないと思っていましたから。取れなきゃ死ぬくらいの(笑)。

――その上、防災士の資格も取るわけですから、どんだけ勉強が好きなんですか(笑)。

武藤十夢 でも、卒業して落ち着いてから、また何か取ろうと思いますよ。資格マニアってわけじゃないけど、興味があることは勉強したいので。今はしてないですよ。卒業発表してからは一旦勉強はお休みしていて。ポケモンをめっちゃやってます(笑)。

――資格の取得によって道が広がります。

武藤十夢 そうですね。広がったほうが楽しいですから。ちゃんと自分の将来に紐づけて、この先にこれがあるから、この勉強をしてみるとか。そういうつなげ方をしていきたいです。

――インタビューの続きは発売中の「BUBKA4月号」で!

文/犬飼華

武藤十夢=むとう・とむ|1994年11月25日生まれ、東京都出身。AKB48チームK所属。愛称は「とむ」。

【えなこ表紙:BUBKA(ブブカ) 2023年4月号 [雑誌] Kindle版】

Amazon Kindle

楽天Kobo

Apple Books

紀伊國屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

【えなこ表紙:BUBKA(ブブカ) 2023年4月号 [雑誌] Kindle版】
セブンネットショッピングで購入(ポストカード 3種からランダムで1枚)

NMB48上西怜表紙:BUBKA(ブブカ)2023年4月号増刊「NMB48 上西怜ver.」 [雑誌] Kindle版
Amazonで購入

【BUBKA 2023年4月号 セブンネット限定表紙版「菊地姫奈ver.」セブンネット限定特典:菊地姫奈ポストカード1枚付き(3種からランダム1枚)】
セブンネットショッピングで購入

BUBKA(ブブカ)2023年4月号電子書籍限定版「シャチフレ ver.」 [雑誌] Kindle版
Amazonで購入

Twitterでシェア

関連記事

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING17:30更新

  1. 乃木坂46賀喜遥香&筒井あやめダブル主演ドラマ、トレーラー映像&第1話場面カット解禁!オープニングテーマも決定
  2. 乃木坂46 6期生・瀬戸口心月、愛らしいルックスで表紙を飾る
  3. 「誰かに慰めて貰うためにアイドルになりたかった訳じゃない」乃木坂46 岡本姫奈が選抜発表で芽生えた「悔しさ」の理由
  4. ≒JOY・江角怜音、強さと美しさを表現
  5. 私立恵比寿中学・真山りか×AMEFURASSHI・愛来 対談インタビュー|独自の音楽性を追求してきた2グループが、今お互いに伝え合いたいこと
  6. 乃木坂46 賀喜遥香、39thシングル『Same numbers』のセンターに決定「全員に感謝を届けられる作品に」
  7. SKE48長谷川雅「みんなで精いっぱい頑張っていきます」若手メンバーによる新公演スタート
  8. 乃木坂46 矢田萌華インタビュー|高校の文化祭で『ガールズルール』を踊っていた少女が、オーディションに合格し、憧れのステージに立つまで
  9. STU48中村舞ら大勢のファンに感謝!映画『鬼ベラシ』“舞台あいさつツアー”無事終了
  10. 「乃木坂46の流儀」に日向坂46 松田好花が信じられないと驚嘆! 理想の先輩・久保史緒里の「グループアイドル論」
  1. 乃木坂46賀喜遥香&筒井あやめダブル主演ドラマ、トレーラー映像&第1話場面カット解禁!オープニングテーマも決定
  2. 乃木坂46 6期生・瀬戸口心月、愛らしいルックスで表紙を飾る
  3. 「誰かに慰めて貰うためにアイドルになりたかった訳じゃない」乃木坂46 岡本姫奈が選抜発表で芽生えた「悔しさ」の理由
  4. ≒JOY・江角怜音、強さと美しさを表現
  5. 私立恵比寿中学・真山りか×AMEFURASSHI・愛来 対談インタビュー|独自の音楽性を追求してきた2グループが、今お互いに伝え合いたいこと
  6. 乃木坂46 賀喜遥香、39thシングル『Same numbers』のセンターに決定「全員に感謝を届けられる作品に」
  7. SKE48長谷川雅「みんなで精いっぱい頑張っていきます」若手メンバーによる新公演スタート
  8. 乃木坂46 矢田萌華インタビュー|高校の文化祭で『ガールズルール』を踊っていた少女が、オーディションに合格し、憧れのステージに立つまで
  9. STU48中村舞ら大勢のファンに感謝!映画『鬼ベラシ』“舞台あいさつツアー”無事終了
  10. 「乃木坂46の流儀」に日向坂46 松田好花が信じられないと驚嘆! 理想の先輩・久保史緒里の「グループアイドル論」