2023-02-01 18:00

SKE48 TeamKⅡ「時間がない」公演を振付師CRE8BOYが解説

12月11日に幕を開けたSKE48 TeamKⅡ「時間がない」公演は、全曲の振り付けをCRE8BOYが担当
12月11日に幕を開けたSKE48 TeamKⅡ「時間がない」公演は、全曲の振り付けをCRE8BOYが担当
©2022 Zest,Inc./AEI

アイドルファンなら一度は名前を聞いたことがある大人気振付師・CRE8BOY。12月に始まったSKE48 TeamKⅡの新公演「時間がない」は彼らが全曲振り付けを担当し、大きな話題を呼んだ。そこで今回は特別に彼らに話を伺い、公演の振り付けの解説や裏話を教えてもらった。

16曲×16人=∞

――「時間がない」公演はどうやって振り付けのイメージを広げていきましたか?

山川雄紀 今回の1曲目は『異形のダンス』ですよね。幕が開いて、見た目が仰々しいものをイメージしました。帽子を使った演出も匿名性を出したかったからです。だから、歌詞はあまり意識せず、見た目の規則性や都会的でシャープなものを持ってこようと思いました。Night Tempoさんの曲がそうさせるのかな。グルーヴを気持ちよく感じてもらいたかったです。同じように、『時間がない』もアートの世界で魅せていきたかったです。『ドント・ストップ・ミュージック』はディスコ・ミュージックですから、やっとテンションが上がる曲ですよね。メンバーが笑顔になって、アイドルらしくなります。『君は未来に試されている』は、もう江籠(裕奈)ちゃんの持っているアイドルらしさ、キラキラを感じていただきたい。

村田玲奈 アイドルが共感するような歌詞ですし、ここで江籠ちゃんが爆発します。

山川雄紀 特に江籠ちゃんを意識して作ったわけではないですけど、レッスンではこの曲に江籠ちゃんがどんどん没入していったんです。

村田玲奈 本人も「この曲が好き」と話していました。お人形っぽい感じなんだけど、気持ちがこもった表情をしていて、すごく目を引きました。

山川雄紀 修正が一度あって、彼女がセンターではなくなった瞬間がありました。見てみると、全体の印象が変わりすぎてしまいました。そこで元に戻したら、やっぱり江籠ちゃんがこの曲を引っ張っているんだなと感じました。お客さんともアイコンタクトを取れるように作りました。

村田玲奈 ユニット1曲目の『転生しても好きでした』は、これはもう、かわいい(笑)。お客さんがようやく安心する1曲だと思います。3人ともお人形さんみたいなスタイルですし、ザ・アイドルを意識して振りを作りました。

山川雄紀 中野(愛理)さんがレッスンの途中から覚醒してきました。初めのうちは淡々としていたんですけど、振りが固まってきてからは、僕が(レッスン場の)鏡を遮ってメンバーの視界に入っても視線を逸らさなくなりました。シャイな子は逸らしてしまうんですけど、「もっと私を見て!」みたいな。この曲をもらったことが覚醒のきっかけになったのかもしれません。鈴木(愛菜)さんは、江籠ちゃんと中野さんを間近に感じているから、2人に引っ張られるように気持ちを作れたように見えました。

村田玲奈 私にもそう見えましたね。『Go for the Dream!!』は荒井(優希)さんの印象(笑)。歌詞も彼女のために書かれたでしょうし、演出家の方もこの曲を聴いて、「セリでリングを作って、それを活かした振り付けにしよう」と仰いました。この3人(荒井、北野瑠華、伊藤実希)は本当にお出来になるので、振り入れもすぐ終わりました。こちらの話をすぐ理解して、表現できるので。

山川雄紀 伊藤さんは、振り覚えは2人と比べたら若干遅いんですけど、自主練の鬼なんですね。本当に真面目。グイグイと印象が強くなっていきました。なんなら伊藤さんに目が持っていかれる瞬間もあるくらいでした。北野さんはスンとしている子だなという印象でした。でも、今回はめちゃめちゃ熱くて。今までとは印象が違いましたね。この熱量はどこからきているんだろうって疑問だったんですけど、ゲネの時かな、「今回の私はスレない」と話していて。

村田玲奈 「今回の公演に関して頑張ろうと思ったこと」みたいなお題に対して。

山川雄紀 それが実行できていたし、上手かったものが、さらに上手くなって、みんなを安心させてくれるメンバーになったんじゃないかな。みんなのこともフォローするし、チームとして考えた場合、とても大きな存在でした。

村田玲奈 『瞳の中にアップル』はあざとい曲です。『転生~』が清純なかわいさなら、『アップル』は小悪魔的。みんなちっちゃくて、小動物みたいなんです。そういえば、それぞれのユニットに、「何が自分たちの一番だと思う?」と聞いたら、このユニットは「かわいい」と言っていて。

山川雄紀 「かわいいにもいろいろあるよね?」ってさらに聞いたら、「じゃあ、あざとかわいいで」ってなりました。「愛おしく思われたい」とも話していました。

村田玲奈 ただ、この曲は一番時間がかかりました。ダンスが苦手な子もいるので。

山川雄紀 この曲はころころ変わる表情が大事な曲なので、レッスン後半になるとマスクを取って練習したんですね。藤本(冬香)さんは上手にできていました。入内嶋(涼)さんは目を合わせるのも恥ずかしいくらいシャイで、こういうのはちょっと苦手なんだな、と。川嶋(美晴)さんは早い段階で愛おしさを理解していました。

村田玲奈 『プレシャス』は、日高(優月)さんですね。『Go for~』が熱量を込めるカッコよさなら、この曲はクールに見せる。色で言うと、シルバーとかブルーみたいな印象です。

山川雄紀 K-POPな曲調ですから、そこは意識しました。

村田玲奈 この曲は雰囲気で魅せるのが大事で、日高さんは得意分野なんですけど、西井(美桜)さんはレッスンで顔に出なかった。でも、後半になってから爆発してきましたね。岡本(彩夏)さんはそもそも上手ですし、どんどんセクシーになっていきました。デコルテの使い方が上手で、髪の毛をかき上げる動作も上手です。

――『空の青さに理由(わけ)はない』は、振り付けらしい振り付けはないですね。

山川雄紀 水野(愛理)さんの歌と青木(莉樺)さんのギターが前面に出た曲ですが、実は振り付けがあります。いつか披露してほしいですね。

――まだまだ続く興味深いインタビューは発売中の「BUBKA3月号」で

取材・文/犬飼華

CRE8BOY=クリエイトボーイ|2012年結成の振り付けユニット。2019年、振り付けを担当した日向坂46の『キュン』が、MTV VMAJ2019にて最優秀振付賞受賞。CMやMVの振り付け・ポージングなど、ジャンル問わず活躍している。

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