2023-01-02 18:00

RHYMESTER宇多丸のマブ論、CIRGO GRINCO、名曲量産マシン過ぎるんだが……!

RHYMESTER宇多丸のマブ論
RHYMESTER宇多丸のマブ論

来月は年間ベストゆえ、今回が本年度ラスト通常運転。シレッと今月も十枠(笑)。

注目は、CIRGO GRINCOのリリースペースと、それに負けない引き出しの多さと質! まずは、作詞: 松井五郎&作編曲:山川恵津子という(近年では寺嶋由芙の名曲『みんな迷子』も手掛けた)レジェンド作家陣による、ファレルの『Happy』を歌謡テイストで解釈したかのような『Agility』。そこからほとんど間髪入れず発表された、作詞:髙橋久美子&作曲:松井寛&編曲:DEZOLVE山本真央樹というこれまた別軸のドリームチームによる、ただただゴージャスでアップリフティングなディスコ~ファンクナンバー『今日に恋しよう』。どちらかだけを取り上げるということは難しいほど、どちらも全く違う方向で、いい! 加茂啓太郎プロデュース作、総じて歌詞面のアップデートもトライを怠ってこなかったことが、ここに来て大きな実りに繋がっているようにも、個人的には感じます。

寺嶋由芙の『恋の後味』は、作詞:いしわたり淳治、作曲:ジャンクフジヤマ&神谷樹による、ミッドテンポがひたすら気持ちいい極上シティポップ……カップリング、ご存じ西寺郷太とのどこか『Never GonnaGive You Up』風味な『渋谷で5時』カバー含め、悪いわけない!

『水硝子』以降あえて「実験的で、抒情的」な路線に進んだRYUTistのひとまずの集大成と言って良かろうアルバム『(エン)』も、当然のように素晴らしい内容。一曲選ぶなら、蓮沼執太によるホーンの使い方が新鮮な四つ打ちチューン『PASSPort』を。

あのfemme fatale が今度はDÉ DÉ MOUSEをプロデューサーに迎えた『Step Into/Dang Dang Love』は、両曲ともにクリスマス感も軽く漂わせるキラキラしたエレクトロポップで、姉妹の甘い声質がストレートに映える! アトラクションのように音が飛び交う前者もワクワクさせられますが、当連載的にはやはり、フロア爆上がりの絵が浮かぶ直球の四つ打ち『Dang Dang Love』をチョイスしておきましょう。

――記事の続きは発売中の「BUBKA2月号」で

宇多丸|ヒップホップ・グループ「ライムスター」のラッパー。放送業界の最高栄誉「ギャラクシー賞」を受賞するなど、メディアでの活躍もめざましい。

BUBKA(ブブカ) コラムパック 2023年2月号 [雑誌] Kindle版
Amazonで購入

BUBKA(ブブカ) コラムパック 2023年2月号 [雑誌] Kindle版

Amazon Kindle

楽天Kobo

Apple Books

紀伊国屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

BUBKA (ブブカ) 2023年 2月号
Amazonで購入

「BUBKA2月号」表紙を飾る日向坂46三期生・上村ひなの

Twitterでシェア

関連記事

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING5:30更新

  1. 「努力の天才」日向坂46松田好花、26歳の現在地━━今や年間テレビ出演回数100本超え、聴取率首位キープの“売れっ子”の8年間の軌跡
  2. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#13「プロにおまかせしてきました」
  3. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  4. 「ひなた坂46」が横アリ2日間で起こした奇跡!山口陽世の「ひらがな、ぶちかませ!」でこじ開けられたグループの新たな扉
  5. 「ZOZOマリン、まとめてかかってこい!」櫻坂46 山下瞳月の魂の叫び!5年目の勝利にBuddiesたちは態度で示せるか!?
  6. 乃木坂46ドームツアー考察”2年連続座長”のエース・井上和の涙から感じた「乃木坂46らしさ」とは?
  7. 日向坂46・四期生が誰よりも高く跳んだ日━━武道館3Daysで見せつけた実力と一体感、そしてハッピーオーラ!
  8. 選抜の噛ませ犬じゃない!乃木坂46最新アンダーライブ極私的過剰考察「私、アンダーメンバーの味方です」
  9. 坂元誉梨の『初心者バイク女子の奮闘日記』#16「西日本編」
  10. 【BUBKA2月号】栗栖正伸、イス大王が語る遅咲きヒールとしての苦節50年
  1. 「代打は“ちゃんとボールを打てる人”しか務められへんからね」TOKIO城島茂からの言葉を胸に、日向坂46ラスト一期生 高瀬愛奈が旅立つ日
  2. 井桁弘恵、髪ばっさりボブにイメチェン&ヘアドネーション報告「全世界が待っていた」「ショートカットで美人さんがさらに際立つ」と反響続々
  3. STU48中村舞、美しすぎる“鬼女”姿解禁
  4. 櫻坂46 2ndアルバム『Addiction』本日発売!「最もプリミティブ」な方法でテレビ出演した守屋麗奈が「ハリソン守屋」呼ばわりされ、後輩の小島凪紗を巻き添えに
  5. 元乃木坂46中田花奈、ポーカーと真剣に向き合う姿に「オーラを抑えきれていない」「美しさに圧倒されてミスしちゃう」
  6. 櫻坂46四期生の撮り下ろし写真&手書きプロフィール公開!第一弾は松本和子&稲熊ひな
  7. 櫻坂46 藤吉夏鈴の金髪ロング姿に「何回見ても衝撃!」「中毒性が高すぎて、ハマってしまう」の声
  8. 日向坂46東京ドーム公演2days!スペシャルゲストのサプライズ登場に、2025年に向けての覚悟と誓いのステージ
  9. 「努力の天才」日向坂46松田好花、26歳の現在地━━今や年間テレビ出演回数100本超え、聴取率首位キープの“売れっ子”の8年間の軌跡
  10. 日向坂46の「この先ないぐらいの奇跡」が起きた日━━藤嶌果歩が巻き起こした「聞いたことない歓声」と伝説のOGが集結した「6回目のひな誕祭」