2022-09-01 06:00

SKE48須田亜香里、アイドルとしての13年間の活動に終止符「アイドルをすごく楽しんできましたし、やり尽くしました」

SKE48須田亜香里が「BUBKA10月号」に登場
SKE48須田亜香里が「BUBKA10月号」に登場
撮影/中山雅文

この9月にアイドルとしての13年間の活動に終止符を打つ須田亜香里。これまで彼女は誰かに用意された道を歩むことなく、常に未来を切り拓いてきた。彼女と一緒に喜びを共有してきたことに感謝して、有終の美そしてこれからの幸せを見届けよう。

後輩に伝えたいこと

――須田さんにはやはり卒業前に、ブブカに出ていただかないといけませんよね。

須田亜香里 本当にありがたいです。

――『100%SKE48』を含めると7回も表紙になってもらいました。

須田亜香里 須田を何度も表紙に使ってくれるのはブブカさんしかいませんから。

――それにしても最近は特に忙しそうだから、スケジュールが出るかどうか、ヒヤヒヤしましたよ。

須田亜香里 昨日は札幌から帰って来て、夜まで生放送やってました(笑)。

――Zepp SapporoでのチームEのツアーでは、夜の部のラストに泣いちゃいましたね。

須田亜香里 熊崎晴香ちゃんが「チームE最高!」ってアドリブで言ったんです。それを聞いて、「あー、私もチームEでずっとやってきたんだな。これがチームEとして最後のライブだったな」と思って。そしたら、ワーってなっちゃいました。でも、泣いてしまうと、「泣いたね」って言われるじゃないですか。泣くことが大事なんじゃなくて、チームEへの思いが大事なのであって。泣いてしまうと、思いがブレて伝わってしまうんです。それもあって、最近はメイキングとかでも泣かないようにしてきたんです。

――ツアーの本番が終わって、バックヤードはどんな雰囲気でしたか?

須田亜香里 林美澪ちゃんが、「須田さんのチームEでいられる時間は短かったけど、チームEでよかったです」って泣きながら話してくれました。かわいかったです(笑)。彼女とはわりと深い話をする仲なので、わざわざ呼び止めてくれたんでしょうね。

――ツアーは東京と北海道でありましたが、どんな気持ちで臨みましたか?

須田亜香里 札幌は去年に続いて行かせていただきました。北海道で応援してくださっているファンの方も多いから、最後の挨拶のつもりで臨みました。東京もそういう感情はありましたね。本当は卒業コンサートを東京と名古屋、1回ずつやりたかったんです。その2か所を拠点に活動しているので、お世話になった方々にアイドルとして最後の姿を観ていただきたいと思っていました。名古屋での卒コン(9月24日@日本ガイシホール)は、私の今までの道のりが試されると思います。私の最後を見届けたいとどれくらいの方が思ってくださるかなって。

――メンバーに対してはどんな気持ちでツアーに臨みましたか?

須田亜香里 アイドルを楽しもうねって。それは、私が後輩に伝えたい永遠の課題です。私の場合、大変なこともあったけど、アイドルをすごく楽しんできましたし、アイドルをやり尽くしました。悩んでいる後輩もいると思うけど、自分を肯定できたらアイドルって楽しいですから。そんな気づきがある空間にしたかったです。セットリストもそうだけど、今回は特に衣装へのこだわりを強くしました。かわいい衣装を着るのが楽しくてアイドルやってるといっても過言ではないくらい、特別なことだと思っているので。かわいくて、スタイルがよく見えて、振り付けもきれいに見せてくれて、ステージで映える。それがアイドルの衣装なんです。

――そこまで考えていたとは知りませんでした。

須田亜香里 去年のツアーもそうだったけど、衣装に関してはかなり緻密に選びました。以前、衣装本(『SKE48衣装図鑑全力制服』)が出たじゃないですか。あれを見ながら副リーダーのどんちゃん(福士奈央)と選びました。メンバーもかわいい衣装を着るとなると、メイクや髪型にこだわるようになるから相乗効果が生まれるんです。メンバーが楽しそうに準備している姿を見ながら、「楽しんでくれてよかったな」と思いました。

意識していたガツガツ感

――札幌のツアーは配信で観ていましたが、『ここで一発』でいろいろ思い出しちゃいましたね。ガツガツいこうぜっていう曲だと思いますけど、須田さんはそのガツガツ感を武器に伸びてきました。それってどこまで意識していましたか?

須田亜香里 血がにじむくらいアピールしようと思ってました。

――血がにじむくらい!

須田亜香里 はい(笑)。自分を無理して偽ってでも目立つ。そのためにはどうすればいいかを考えて、逆算して行動していました。目立つだけじゃなくて、どうやって名前を印象に残すか。お話しする時も「須田です」と名乗ってみたり、アメブロのタイトルも「#」を付けて、検索に引っ掛かるようにしたり。それも計算です。

――「ありのままの自分」を見せるという考え方も世の中にはありますよね。

須田亜香里 そうですね。今の考え方は、「無理はするけど、嘘はつかない」かな?もし失敗したとしても、自分が納得できる行動しかしないようにしています。何かのせいにするのは辛いから。

――須田さんの努力は比較的近くで見てきましたけど、3期生で加入した時にはすでに先輩にはファンがついていました。でも、後輩で入ってきた自分に振り向いてもらわなくてはいけない。それって大変だったんじゃないですか?

須田亜香里 そうですね。だけど、後輩って楽だと思います。グループにファンがいてくれるから、それだけでもう先輩には感謝していました。もし自分が1期生だったら、ファンの方を引っ張ってくるところから始めないといけないですよね。それを考えると、3期生というだけで楽だったんじゃないかな。私って0を1にできない人なんです。すでにあるものを増やす努力はできるんですけど。最近、そんなことを感じています。私は後輩として入ってきたから、このグループでやれたんだろうなって。

――もし15歳の須田亜香里が11期生として加入したら、どうやって攻めます?

須田亜香里 どう攻めようかな?とりあえず先輩と絡んだほうがいいですね。そういう後輩はファンの方からも先輩からも愛されるから。私はそれができなくて、嫌な思いをさせてしまったこともあったから。

――インタビューの続き、アザーカットは発売中の「BUBKA10月号」で!

取材・文/犬飼華

須田亜香里=すだ・あかり|1991年10月31日生まれ、愛知県出身。SKE48・チームEリーダー。有史以来、笑顔・努力・コミュ力でファンの心を掌握してきたアイドル界唯一無二の「握手会の女王」。後輩たち、そして自らの未来に明かりを灯し、新しい39 世界に巣立っていく。愛称は「あかりん」「だーすー」。

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