2022-04-03 18:30

ラストアイドルとは何だったのか?三拍子(高倉陵・久保孝真)×吉田豪、テレビには映らない少女たちの過酷な舞台裏を語る

久保孝真 長月はやっぱり大きかったですね。

吉田豪 結局、やめた王林さんが一番成功しちゃうと残った人も複雑な感情になるはずで。

久保孝真 まあまあまあまあ!! それは誰も口にしていないことですから!

高倉陵 僕らが関わる前ですからね。「彼女もラストアイドルだったんだ!」と思って。

吉田豪 あれは兼任OKで始めたプロジェクトが、「あれ、兼任は無理かも」ってなった瞬間でしたからね。母体のグループがあると土日のスケジュールがバッティングするから。

久保孝真 軒並みみんな兼任じゃなくなっていきますもんね。ラストアイドルでいろんなことがわかったんでしょうね。

吉田豪 「いまこうやって残酷な感じでメンバーを落とすとこんなに燃えるんだ!」って。「じゃあちょっと救済措置を」みたいな感じで、すべて手探りでやり続けたんですよね。

高倉陵 で、過酷なチャレンジ企画を次から次へとやらせて、団体行動とか。

吉田豪 結局、救済措置をやり続けると2期生アンダーを含めたあの人数になっちゃうから、じゃあ内部のバトルをどうやっていくか、みたいなことをずっとやり続けたわけですよ。

高倉陵 結果、そのバトルが盛り上がるからまた繰り返す。お仕事でMCさせてもらって、もともとアイドルとか好きじゃなかったのに初めて推しのアイドルができて、途中ホントにオタクみたいな感じになったとき思ったのは、「アイドルを応援するってこんなつらい顔を見なきゃいけないの?」と。もっとかわいい顔とか楽しそうにやってるところを見てこっちも頑張ろうと思える存在じゃなかったっけって考えたことはありましたね。それとまた別のところでラストアイドルが戦ってて、そのもどかしさがすごくありました。

吉田豪 10年ぐらい前はAKB48とかBiSとか、肉体的にも精神的にも追い込む系のアイドルが人気だったけど、時代が変わって、追い込まないでかわいい子を集めていい曲を歌ってたほうがいいんじゃない? みたいになってきて。だから乃木坂46とかBiSHが人気になり、トレンドが変わったなかでラストアイドルがどこまで追い込む方向にできるか、みたいなことをやってたと思うんですよね。

高倉陵 だからNetflixで乃木坂46のドキュメンタリー映画観てビックリしちゃいましたもん、「あれ、こんなにアットホームなの? なんのバトルもしてないじゃん!」って。

吉田豪 当たり前ですよ!

吉田豪の部屋の本 vol.1 -@猫舌SHOWROOM- Kindle版
Amazonで購入

証言モーヲタ ~彼らが熱く狂っていた時代~ Kindle版
Amazonで購入

Twitterでシェア

関連記事

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA2025年5月号

BUBKA 2025年5月号

BUBKA RANKING23:30更新

  1. 櫻坂46あるある!? 「藤吉夏鈴が退出しました」にキャプテン・松田里奈が注意するも、本人は「記憶にございません」
  2. 乃木坂46賀喜遥香&筒井あやめダブル主演ドラマ、トレーラー映像&第1話場面カット解禁!オープニングテーマも決定
  3. 乃木坂46一ノ瀬美空の猛攻に“全日本代表のサバサバ女”松尾美佑もたじたじ
  4. 乃木坂46 矢田萌華インタビュー|高校の文化祭で『ガールズルール』を踊っていた少女が、オーディションに合格し、憧れのステージに立つまで
  5. 私立恵比寿中学・真山りか×AMEFURASSHI・愛来 対談インタビュー|独自の音楽性を追求してきた2グループが、今お互いに伝え合いたいこと
  6. 乃木坂46に稲垣吾郎が加入?「メンバーの一員になったような気分でやらせてもらいました」
  7. 櫻坂46向井純葉、山﨑天“天くん”のイケメンぶりにパニック「こっち来ないでください!」
  8. 私立恵比寿中学 小久保柚乃2nd写真集『こくぼづかん 2』表紙カット解禁
  9. 日向坂46富田鈴花、待望のコアラとの2ショット…1st写真集より新先行カット到着
  10. 日向坂46森本茉莉、ライブのMCでスベり過ぎて「親が『恥ずかしくて友達とか呼べない』って…」
  1. 「ミス東スポ2025」が旅先で出会った見知らぬ男性と秘密のアバンチュール
  2. 長濱ねる2nd写真集のタイトルが『長濱ねる』に決定!すっぴん笑顔のカバーカットも公開に
  3. オファー殺到中の現役女子大生が『週プレ』グラビアに初登場
  4. 元AKB48大島麻衣、37歳 大人の色気を初お披露目
  5. “ショートカットグラドル”白鳥桃子、はれんち行為のオンパレードで視聴者をロックオン
  6. 櫻坂46あるある!? 「藤吉夏鈴が退出しました」にキャプテン・松田里奈が注意するも、本人は「記憶にございません」
  7. ピュアピュアな新人グラドル、ベテラン顔負けのグラビアショットで鮮烈デビュー
  8. 元NMB48横野すみれ、芸術的なパーフェクトボディー披露
  9. 「令和のグラビアクイーン」田中美久、80年代後半と現代のテイストを織り交ぜたグラビアショット
  10. 北野瑠華、美しいプロポーションが映えるグラビアショット